LIBOR不正事件で世界はどうなる!?

(画像はこちらからお借りしました)
連日盛り上がりを見せているオリンピックも折り返しを過ぎ、残り5日となりました。その舞台ロンドンでは、LIBOR(ライボー)不正事件というリーマン・ショックを上回る(!?)、資本主義の終焉をもたらす(!?)ほどの事態が進行中とのウワサ。一体、どんな事件なのでしょうか?そして、世界はどうなってしまうのでしょうか!?今回は、このLIBOR事件について扱いたいと思います 
近代市場の成立過程(14)〜17世紀のイングランド、金貸しが国家に金を貸す基盤が整った!

17世紀のイングランドの紋章
フランス、イングランド、スコットランド、アイルランドの
紋章を融合し出自・関係や支配を表している
●「近代市場の成立過程」シリーズ
(1)プロローグ
(2)近代市場の誕生前夜・富豪の台頭⇒現代通貨制度の原型が形成される〜
(3)ルネサンスの先駆者ダンテが金貸したちにもたらしたものは…
(4)メディチ家はなぜ栄えたか?
(5)ルネサンス:金貸しによる恋愛観念の布教
(6)マキアヴェリの思想とその影響
(7)大航海時代を実現した金貸したち〜
(8)近代思想の原点となった宗教改革→新たな金貸し勢力の台頭
(9)中間まとめ 金貸しの台頭と教会支配の衰退〜
(10)16世紀、小国から大国に大化けしたイングランド、その背景を読む。
(11)現代金融システムの原型とデカルトの思想を生み出した商業国家オランダ〜
(12)絶対王政と重商主義にみるフランスの発展〜
(13)〜ヴァイキングと欧州商人によって形成→台頭したロシア帝国〜
近代市場の成立過程シリーズ第14回は17世紀のイギリスがテーマです。
ロンドンオリンピック開会式ではイギリスの歴史を表現したようですが、本当の歴史は戦争や騙しのオンパレードです。今回扱う17世紀は金貸し支配の確固たる基盤を築いた時代。商人たちが国王から権力を奪い取っていく過程を明らかにします。
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米国はどのように衰退してゆくのか?(11)金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その6.縮小する投機市場
これまで、ドルの覇権通貨確立から近年のドル離れまでの事象を押さえてきました。
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その1.ドルはどのようにして覇権通貨となったか(リンク)
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道〜ニクソンショック(金兌換停止)後の金融覇権を維持した手練手管〜(リンク)
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その3.世界をマネー経済に巻き込んでいった’80〜’90年代(リンク)
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その4.リーマン・ショックとその後の世界(リンク)
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その5.加速する世界のドル離れ(リンク)
今回は、近年の投機市場から、金貸しの資本力がどれほど衰退しているのかを見ていきたいと思います。
●金貸し勢力の弱点と自滅の構造より引用

中銀にとって、最も警戒すべきは、過剰供給による紙幣価値の暴落。従って、投機市場が回り続けるのに必要な資金以下≒金融勢力の塩漬けetcで減少した資金量以下しか供給できない。
従って、投機市場の総資金量はジリジリと減り続ける。従って、金融商品の価格を維持するために、最終的には国家が買い手となって買い支えに回り、その結果、国家財政に更なる大穴を空けることになる。
従って、このままでは、国家財政の破綻と紙幣の大増刷の必然的な帰結として、国債の暴落は不可避である。
それでは、総投機資金量が減少しているのかどうかをデータベースで検証していきたいと思います。
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米国はどのように衰退してゆくのか?(10) 金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その5.加速する世界のドル離れ
前回の投稿では、国際通貨である米ドルが崩壊寸前にまで至った過程に触れました。
70年代を境に、先進国を中心に貧困が克服されたにも関わらず、金融経済界が博打経済へと舵をきった結果、08年にリーマンショックが起こり、世界中が金融危機に陥りました。ドルの巨額の損失を埋め合わせるべく、更にドル・米国債を大量に刷ったことも相まってか、ドルの価値と信用は著しく低下してしまいました。
今回は、世界金融危機以降加速して止まない、世界のドル離れの具体的な現象 を整理していきたいと思います。

(写真はコチラよりお借りしました。)
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米国はどのように衰退してゆくのか?(9)金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その4.リーマン・ショックとその後の世界
前回記事では、不換紙幣となった基軸通貨ドルを維持する代償に生産力を失っていった米国が、’80〜’90年代に金融立国へと舵を切り、その結果、世界中がデリバティブ商品にまみれ、ヘッジファンドに翻弄されるバクチ経済に巻き込まれてゆく過程を扱いました。
膨れ上がったマネーは、2001年にアメリカ自身のITバブルを崩壊させますが、それに懲りずに住宅バブルが膨らんでいきます。MBSやCDSなどの金融商品によって世界中にばら撒かれたクズ債券=サブプライムローンは、2007年7月の欧州BNPパリバ傘下のファンド凍結などを契機に、次第に世界中に金融不安を拡げてゆき、遂に2008年、巨大金融機関のドミノ倒しが起こります。

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近代市場の成立過程(13)〜ヴァイキングと欧州商人によって形成→台頭したロシア帝国〜

●「近代市場の成立過程」シリーズ
(1)プロローグ
(2)近代市場の誕生前夜・富豪の台頭⇒現代通貨制度の原型が形成される〜
(3)ルネサンスの先駆者ダンテが金貸したちにもたらしたものは…
(4)メディチ家はなぜ栄えたか?
(5)ルネサンス:金貸しによる恋愛観念の布教
(6)マキアヴェリの思想とその影響
(7)大航海時代を実現した金貸したち〜
(8)近代思想の原点となった宗教改革→新たな金貸し勢力の台頭
(9)中間まとめ 金貸しの台頭と教会支配の衰退〜
(10)16世紀、小国から大国に大化けしたイングランド、その背景を読む。
(11)現代金融システムの原型とデカルトの思想を生み出した商業国家オランダ〜
(12)絶対王政と重商主義にみるフランスの発展〜
シリーズ第13弾です。
今回は、辺境の地から今や世界の大国にまでのし上がったロシアについて、その建国の起源から18世紀前半に東欧で台頭していくに至るまでを扱ってみたいと思います。
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『日本国債暴落の可能性は?』【12】コラム②:国債暴落したらどうなる?事例に学ぶ
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前々回は国債暴落説の紹介、前回は国債暴落しない説の紹介をしました。今回は国債が暴落するとどうなるのか?さらに、国民の生活はどうなってしまうのか?を過去の事例に学び整理しました。
【1】プロローグ
【2】国債って何?:基礎知識の整理①
【3】国債発行と流通の仕組み:基礎知識の整理②
【4】国債発行の歴史と直近の発行残高(国の借金1000兆の実態)
【5】国債って誰が持ってる?(保有者の実態)
【6】コラム①:格付け会社って何?
【7】国債市場の動き?
【8】日銀の金融政策って何?:基礎知識の整理③
【9】日銀の金融政策の変化
【10】国債暴落説の紹介
【11】国債暴落しない説の紹介
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米国はどのように衰退してゆくのか?(8) 金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その3.世界をマネー経済に巻き込んでいった’80〜’90年代
前回記事では、ドルの金兌換を放棄したニクソン・ショック以降、米国がどのようにドルの基軸通貨を延命させ、通貨覇権を維持しようとしてきたかを扱いました。
ドルを世界中にばらまき、石油や国債を通じて米国に還流させる仕組みにより、世界中がドルを手放せないようにする仕組みで米国はドル基軸通貨体制を安定させてきました。しかし、このやり方は、20世紀を通じて米国自身の生産力を弱体化させ、さらには崩壊不可避の金融バブルに世界中を巻き込んでゆくことになります。
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【戦国時代の権力需要と市場】シリーズ第6回 〜信長と他の武将との違いは「寺」「港」「城」
「信長は多量の金銀を持っていたほか、日本にきたインドの高価な品や中国の珍しいもの、朝鮮やそのほかの遠方の立派なものは皆、彼が手中にした」・・・(イエズス会宣教師フロイス)
「安土城には黄金一万枚が保管されていた」・・・(津田宗久)
当時の信長は上記のように相当の経済力を持っていたようです。
信長はどうやってこの経済力を持つことができたのか?時は戦国時代。他の武将と同じことをやっていれば、同じ程度の経済力しか持ち得なかったはず。よって他の武将と信長では何が違っていたのか?今回はここに着目してみたいと思います。
前回までの記事
金貸しの起源は堺にヒントがある!
鉄砲伝来の背後にいた勢力
巧妙な観念力で勢力拡大してきた寺社〜
既得権益層を打砕いた信長の経済政策〜
信長の天下取りに貢献した「堺」の歴史
もあわせてお読みください。
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近代市場の成立過程(12)〜絶対王政と重商主義にみるフランスの発展〜
前回までの記事では、イギリスやオランダの市場の発展について見てきました。今回は周りの国と一転して経済発展の点で遅れをとっていたフランスの事情、特に王権を急速に強化させたことで有名な絶対主義と、ヴェルサイユを中心に華やかさをもたらしたことで有名な重商主義についてみていきます。


