2010-01-21

『商品市場の背後に性市場あり』 最終編 ・・・ 市場の歴史とその本質

 
本シリーズで、①市場の真の支配者は『性権力者』であり、②近代思想は性権力を正当化する詐欺的思想であること、③自由な性市場の拡大を背景に資本階級が冨を集積してきたこと、④彼らの元で生産階級(われわれ)はあたかも主人公であるかのように思い込まされ、盲目的に市場の住人・市場の囚人と化したこと、を明らかにしてきました。
 
一般には語られたことの無い内容ですので、図解にしてまとめて見ましょう。
 
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以上は、商品市場の基本構造を示すものですが、実際の市場拡大の歴史、すなわち性市場(性権力)の拡大の歴史はどうだったのか、今までの総まとめを兼ねて市場の歴史を振り返っておきましょう。真の文明の歴史は、市場構造(≒性を背景とした欠乏の歴史)を読み解くことで明らかになっていくと思います。
 
 
 
市場に着目して長い歴史の幹をお浚いする一助として、昨年12月29日の「なんでや劇場〜学者・官僚・マスコミは骨の髄まで金貸しの手先である〜」なんでや劇場レポート① なんでや劇場レポート② を引用しながら要点をまとめます。先のなんでや劇場では、今の官僚や検察の暴走構造にも触れながら、市場が国家を超えて人々を市場の囚人に戒めてきた歴史とその構造を展開していますので、そのレポート全文も是非御一読下さい。
 
では、古代から近代の市場の歴史を(駆け足になりますが)みてみましょう。
 
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  投稿者 cosmos | 2010-01-21 | Posted in 07.新・世界秩序とは?No Comments » 

世界経済破局への長い序章? 6.天然ガスのアジア(中国)売り込みに追詰められたロシア

このシリーズでは以下のようなテーマを扱ってきました。 
 
1.ドバイ破綻の背後にある暗闘
2.次の弱い環はFDIC(連邦預金保険公社)か
3.ギリシャ危機=欧州通貨ユーロの危機
4.米国連邦政府、毎月法案審議で自転車操業中
5.中国2010年経済予測〜資産バブルの行方は? 
 
今回はロシアの’09年天然ガス事情を紹介します。

通貨危機の1998年より辛かった2009年
 
 
ロシアで世論調査を実施している大手民間調査会社のレワダ・センターはロシア国民が2009年をどのように見ているかという調査結果を12月末に公表しました。
最近の12年間では2009年が「一番大変な年」と答えた人の割合が最も多く、20%にも達したそうです。これに対して、ルーブル危機が起きた1998年を「一番大変な年」として位置づけた人の割合は12%にとどまり、調査関係者を驚かす結果となったようです。確かに、2009年はウクライナとの天然ガス紛争で東ヨーロッパ中が震え上がったことに始まり、シベリアでの大きな水力発電所事故、モスクワ〜サンクトペテルブルグ間の幹線鉄道のテロ爆破事件など大変な事件がいくつも起こった年でした。 
 
ロシア経済の復興でいったんは所得が10倍にも膨らんでいました。中流階級の層が急速に拡大、1バレル147ドルにまで高騰した石油価格のバブルに沸いていた2008年7月までの「豊かな生活」の記憶があまりに鮮明でした。それが一転、経済が大きく落ち込みました。その落差に愕然としているロシア人の姿が目に浮かびます。

以上、JB PRESSより抜粋引用させていただきました。リンク 
 
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’09年1月5日、ウクライナの首都キエフ近くの村にあるガス輸送施設で、圧力がゼロになっていることを示す計器(ロイター=共同)
この写真は天然ガスの買手が着かないただのパイプ、ロシアの天然ガス政策の将来を暗示しているようにも見えます。
 
憂さ晴らしにウォッカを一杯グイッとあおりたいロシア市民の気持ちも良くわかります。 
 
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  投稿者 unkei | 2010-01-20 | Posted in 10.経済NEWS・その他3 Comments » 

【需要発から供給発へ】 8.本来はみんな“供給者”

【需要発から供給発へ】シリーズバックナンバー
1.働かない人に支援金を払って、活力が上がるわけがない
2.「役に立つ答えを探す事」が、社会活力の基礎構造
3.活力再生需要に対しては、『供給者不足』
4.「需要発から供給発へ」
5.新概念を使いこなせて、はじめて供給者になれる
6.供給発のカギは、ゼロから新しい供給者を育成してゆく仕組み
7.市場社会を突き抜ける
 前回は「需要発から供給発へ」という認識を持って、市場の枠組みを超え、新しい社会作りの当事者となることの必要性を扱いました。
 シリーズ最後にご紹介する「るいネット」の投稿は、誰もが供給者になれる可能性があることを示した投稿です。
 そのタイトルはずばり、「本来はみんな“供給者”」です。
↓続きを読む前に押して行って下さい。
   

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  投稿者 minezo | 2010-01-19 | Posted in 03.国の借金どうなる?4 Comments » 

宇宙船地球号パイロットのマニフェスト(8)                 金融崩壊の今こそ、金融再生を担う新しい人材が必要

「金融のしくみは全てロスチャイルドが作った」(安部芳裕著、徳間書店)というのは、疑いようのない事実でしょう。そして今、人類は金融崩壊に呻吟しています。一方で、マイクロファイナス(マイクロクレジット)において先駆けたBRACやグラミン銀行の創始者は、日本の伝統的な金融経済文化をしっかりと研究したといわれています。
奥さんのことをうちの「大蔵省」と称する「奥」、向う三軒両隣の連帯である「連」、共存共栄共同のコミュニティである「結」、相互銀行金融の原型としての頼母子「講」、……。こうした「奥」、「連」、「結」、「講」という日本の伝統的な金融経済文化こそ、バングラデシュ発、世界を席巻しつつある新しい金融の形としてのマイクロファイナンス(マイクロクレジット)の仕組みを生み出した理念となって結晶しています。
ロスチャイルドが全てつくった金融システムが崩壊した今、金融再生を担う新しい人材を日本から育てていくべき必然の理がここにあるのです。
ということで、8回目をお届けしますが、例によって今後の進捗を一覧にしておきます。バックナンバーについては、リンクになっています。
 1.「石油・ドル本位制」に代わる世界システムをつくる
 2.石油に代わる代替エネルギー資源としてのトリウム
 3.人類が必要とする8万kWe、84万基のトリウム原子炉
 4.トリウム原発によるBOP優先の安価な電力供給計画」
 5.トリウム・エネルギーが生むポスト・ドルの準備通貨「UNI」
 6.地域通貨「アトム」から国際準備通貨「UNI」への出世街道
 7.「見えざるカミの手」による布石か? シーランド要塞跡
 8.金融崩壊の今こそ、金融再生を担う新しい人材が必要(本稿)
 9.工程表に従い、エンジニアリング企業とシーランドを確保
10.2050年の人口を基に策定したマーケティング・エリア
11.総額1680兆円の建設費を要するトリウム・エネルギー
12.トリフィン・ジレンマのない「アトム」だから「UNI」に出世できる
13.ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(上)
14.ケース・スタディとしての「朝鮮半島エリア」(下)

では始めましょう。その前に、クリックをお願いします。
 

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  投稿者 Dr. Done | 2010-01-18 | Posted in 07.新・世界秩序とは?1 Comment » 

GDP信仰からの脱却6〜現在のGDPの構成

前回記事では、GDPが日本に従来あった共同体を解体し、消費主体を孤立化していくことで成長してきたこと、今後、日本で健全な共同体の再生が起こるとすれば、市場=GDPが必然的に縮小してくことを、内田樹氏のブログも参照しながら書いた。
もとより、既に’70年に貧困が消滅した日本では、実質的に市場は縮小しており、国債に依存した政府支出が無ければGDPが維持できなくなっている。現に、昨年12月25日に発表された平成20年度国民経済計算確報では、名目GDPは前年度比−4.2%と6年ぶりのマイナス、実質GDPは前年度比−3.7%と7年ぶりのマイナスとなった。直接原因は言うまでもなく世界金融危機だが、これは決して一時的なものとはいえないだろう。
では、今後(あるいは本来)、GDPはどの部分が縮小し、どの部分が上がっていく可能性を持っているのか?これを明らかにしていくために、今回は日本のGDPが何によって構成されているのか、近年のデータから押さえてみる。
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 s.tanaka | 2010-01-17 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?5 Comments » 

『国家と市場の力関係の逆転』 プロローグ 〜何故近代ヨーロッパから市場拡大が始まったのか?〜 

昨年の金融危機etc繰り返されるバブル崩壊、社会を動かす特権階級の暴走(日本のマスコミ・司法etc)、至るところで近代市場社会600年の枠組みが崩れ始めています。
この近代社会の枠組み;民主主義・三権分立やその元になる思想・制度を作ってきたのは、ヨーロッパの思想家や知識人たちですが、その背後に金貸し達がいるのは明らか。
市場が繁殖する以前には社会を統合するものは国家しかなかった、国家は身分・序列を制度化させることで社会を統合してきた。それに対して、市場(金貸し)が力関係で上回り、序列規範を解体し、自に都合の良い制度・システムを作り変えてきました。
・・・それが可能になったのは何故なのでしょうか?

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  投稿者 Hiroshi | 2010-01-16 | Posted in 未分類 | 1 Comment » 

新シリーズ「お金の本質に迫る!」1〜お金が生まれてきた背景〜

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みなさん、お金って何なのか、分かりますか
商品交換のためのツール、物の価値を決めるもの、あぶく銭・・
等々、いろんなイメージがあると思いますが、実のところ、その本質はよく分からない。。
そして、金貸しの存在理由である、お金について見えてくれば、金貸し、市場の本質も見えるかも。
ということで、新シリーズ「お金の本質に迫る!」
では、お金の意味、真実、からくりを暴いていきます。
第1回は、これまでどのようなお金(貨幣)があったのか、その背景には何があったのか、分析していきます。
本文に入る前に、まずはクリックをどうぞ

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  投稿者 vaio | 2010-01-15 | Posted in 08.金融資本家の戦略4 Comments » 

『商品市場の背後に性市場あり』 その6 ・・・ 市場社会の真の支配者は誰なのか?

これまで5回にわたって性と市場の関係を見てきました。
今回はその最終回です。
世界を操っているのは誰なのか?
市場社会の真の支配者は誰なのか?
新秩序はどう作ってゆけばいいのか?
を解明していきます。
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ちなみに真の支配者はイルミナティではありません。さらにその背後にいてイルミナティをも操っているようです。
知りたい!と思った方、まずはポチッと応援お願いします。

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  投稿者 ohmori | 2010-01-14 | Posted in 07.新・世界秩序とは?2 Comments » 

世界経済破局への長い序章? 5.中国2010年経済予測〜資産バブルの行方は?

 2009年世界経済が金融危機に見舞われる中、(主要国では)中国とインドのみ実質GDP成長率がプラス成長となりました。特に中国は、2008年名目GDP(国内総生産額)も43,262億ドルとなり、米国、日本に次いで世界第3位となったのです。(現在の成長率を考慮すれば)2010年中には、日本を抜いて世界第2位となると予測されています。 
 
注目すべき中国、2010年の経済予測はどうなるか? 
 
 今回は、中国経済の動向に焦点を当てます。中国経済論を専門としている柯隆(かりゅう)(富士通総研経済研究所上席主任研究員)さんの意見を参考に進めたいと思います。 
 
 
 

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  投稿者 hassii | 2010-01-13 | Posted in 10.経済NEWS・その他3 Comments » 

【需要発から供給発へ】 7.市場社会を突き抜ける

【需要発から供給発へ】シリーズバックナンバー
1.働かない人に支援金を払って、活力が上がるわけがない
2.「役に立つ答えを探す事」が、社会活力の基礎構造
3.活力再生需要に対しては、『供給者不足』
4.「需要発から供給発へ」
5.新概念を使いこなせて、はじめて供給者になれる
6.供給発のカギは、ゼロから新しい供給者を育成してゆく仕組み

前回・前々回お送りした
5.新概念を使いこなせて、はじめて供給者になれる
6.供給発のカギは、ゼロから新しい供給者を育成してゆく仕組み
では、本シリーズの中核内容である、4.「需要発から供給発へ」 のエントリーから「供給発」で考えるための新概念の必要性と、具体的にこの社会の中で供給者を育成してゆく仕組み(認識が塗り替えられていくプロセス)について述べました
今回ご紹介する、るいネット の投稿は、同様に4.「需要発から供給発へ」 の認識内容を起点とし、“市場社会を突き抜ける”という認識(着眼点)が持つ普遍性と構造について、同じくるいネットよりいくつかの注目投稿群を参照しながら、お送りします(各統合群は下記のような連鎖イメージです)。
    
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     ※今回
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     ※次回

(さらに…)

  投稿者 pipi38 | 2010-01-12 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?, 03.国の借金どうなる?12 Comments »