2010-07-20
新しい潮流7 同類圧力は、新しい認識によって生み出される
人収束に留まっていた人たちも、私権原理が完全に崩壊し、社会のガタガタ状態がますます顕在化するにつれ、仲間内の馬鹿話ではまったく充足できなくなり、マジ話を中心とした認識仲間へと転換しつつあるわけですが、今後は、そんな人たちの為に、チンケな課題を越える為に、構造認識とより本格的な社会課題が必要になりそうですね。
さて、そういう人々が構造認識や課題に向かうモチベーションはどのようにして生まれるのかを考えて見ましょう。
極限時代の人類は圧倒的な不全状況の中で、集団が生き残るためにみんなが全身全霊を懸けて「課題」に向かっていました。どうしたら突破できるか、どこに可能性があるか、全員が探索を続けたのです。
社会がガタガタになっている現在、私たちはそのようなやる気=活力を再び取り戻すことができるでしょうか?
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『ユーロ発国家財政危機の行方』6 【英米(金貸し勢)が作ったアメリカに対抗して作られたEU】
前回の「世界バブル崩壊が資本主義の総本山、欧州を襲う」で
大航海時代以来の資本主義がついに終焉を迎える可能性が見えてきた事を中間でまとめました。
■今後の動きとして特に欧州勢は破綻しつつある紙幣システムに対し金を蓄え次の金融システムを用意しているようにも見えます。中略 果たしてうまくいくのか?それとも世界の秩序崩壊へと向うのか?
と、提起されています。
今回は、EUの形成過程と金の動きから、「金貸しが作ったアメリカに対抗して作られたEU」という視点で年表を追いながら、その動きを見て行きます。
以下の金の長期推移を見てください。1980年からずっと金価格は低迷を続けて2001年で底値となり、ユーロ流通開始の2002年から一気に右肩上りで高騰してゆきます。この動きは一体何を意味しているのでしょうか? 🙄
グラフは三菱マテリアルからお借りしました
これまでの『ユーロ発国家財政危機の行方』シリーズ記事
プロローグ
1.ギリシャ問題・PIIGS問題とは?
2.小国ギリシャの危機がなぜユーロ危機につながったか?
3.地域共通通貨「ユーロ」の弱点構造
4.ギリシャ暴動とその他の国の状況から国家・市場の統合限界が見えてくる
5.『ユーロ発国家財政危機の行方』 5.世界バブル崩壊が資本主義の総本山、欧州を襲う
いつもありがとうございます。 😀
CO2排出権市場ってどうなっている??4〜排出権市場をリードするEUの試み〜
「CO2排出権市場ってどうなっている??」シリーズ
1.CO2排出権市場ってどうなっている?
2.排出権取引の仕組み
3.排出権には種類がある
に続く第4弾。
今回は、排出権取引市場を急拡大させているEUの排出権取引制度について詳しく触れて見たいと思います。
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シリーズ「市場は環境を守れない、社会を統合できない」6〜自己中と市場〜
こんにちは
シリーズ6回目の今回は、現代人の心のどこかに潜んでいる「自己中」意識と、環境破壊の関連性についてお伝えします。
このシリーズ序盤の記事でお伝えした「環境保護主義」が、支配層の企てによるものであり、「環境問題」が市場拡大のネタになっている事ともリンクしてきます。
その記事も参照していただき、読み進めていただくと有り難いです
↓ ↓ ↓
シリーズ「市場は環境を守れない、社会を統合できない」2〜環境保護主義が盛んになったのはなんで?〜
シリーズ「市場は環境を守れない、社会を統合できない」4〜市場支配のための「緑の革命」
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日本の税システムを考える−10 新時代にふさわしい税システムとは?(1)
こんにちは〜
「日本の税システムを考える」シリーズは、
>そこで、今回から「日本の税システムを考える」というシリーズで、これからの時代に求められる税制のあり方を探っていきたい。 1〜プロローグより
より始まり、これまで「税金の基礎」から押さえてきて、これからの時代(新時代)に求められる税制を考える上での基盤を学んできた。
特に、「一般取引税を導入して夢のジパングへ」(馬場英治氏)の日本の税制の抜本的転換を提言する紹介シリーズでは、新時代の税制の提言をするにあたって多くの気付きを得られた。
(まとめはこちら )
今回からは、今まで学んできたものを基盤として新時代(実現したい時代)にはどの様な税システムが必要なのか?を考える。
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BRICs徹底分析〜インド編 その5.現実肯定の思想が次代への可能性を切り開く
「インドの指導者(知性)は、決して欧米に屈服はしない」では、2回に渡って主要な人物を扱ってきました。インド編 その3、その4参照。
インドの指導者たちの多くは、欧米の大学で教育を受け学位を取得していますが、その価値観に染まることなく、インドに戻ってからは母国のために欧米と対等に渡り合っています。
60年前までイギリスの植民地であったインドが欧米と対等に闘っているのに対し、一応独立国家であるはずの日本の指導者は、いつの間にか欧米の手先となって大衆を支配しようとします。
(参考)アメリカ→官邸→マスコミの共認支配を許すな
この違いはいったいどこにあるのでしょうか?
今回はインドの思想の中に、その秘訣を探ってみようと思います。
Ⅰ.ヒンドゥー教には唯一絶対の聖典が存在しない
Ⅱ.インド社会の成立過程とヒンドゥー教による他民族の統合
Ⅲ.キリスト教という外圧を受けてのヒンドゥー教復興運動
Ⅳ.現実を肯定し、外圧の変化に応じて塗り重ねられるインド思想
参考図書として、「ヒンドゥー教 インド3000年の生き方・考え方」クシティ・モーハン・セーン著 講談社現代新書 から引用させていただきました。(引用文には、本書の頁を記載しています。)
ちなみに著者は、インド編 その3で紹介したアマルティア・セン博士の祖父です
いつも応援ありがとうございます
新しい潮流6 解脱仲間から認識仲間への逆転
前回「新しい潮流5実現派は仲間収束から社会収束へ」では、
仲間世界を健全に生きる実現派は、新しい答えさえ与えられれば、すぐにそれを吸収し、可能性収束=社会収束に向かうであろうことを扱いました。
そして、現在既に友人関係は単なる解脱仲間を越えて、日常会話でマジ話をする認識仲間に転換しつつありますが、今回は、これまでの社会収束の流れについて、単に人収束だったものが、どの様に認識仲間へ脱却し、可能性収束していくのか、その様を扱います。
このままでいいんだろうか・・・・
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シリーズ「市場は環境を守れない、社会を統合できない」5〜金銭犯罪の五つの類型〜
今回はシリーズ5回目です。
前回は、「緑の革命」の背後に潜む欺瞞性を明らかにし、善意と情熱を傾けた発展途上国での慈善活動が、根本原因の解決に一切寄与していないと同時に、慈善事業が実は金貸しの思惑の一助になっていた事実が明らかになりました。
今回は切り口を替えて、犯罪という視点から歴史的に市場拡大を捉えていこうと思います。意識潮流を幹として、市場拡大と犯罪が密接に繋がっていることが明らかになりました。
いつもありがとうございます。
『ユーロ発国家財政危機の行方』 5.世界バブル崩壊が資本主義の総本山、欧州を襲う
ユーロ発危機の行方第5回目です。今日は中間まとめとして、欧州を襲っているのはギリシャ危機やPIIGS問題だけでなく、世界バブル崩壊による深い痛手を負っていること、そして約800年続いた西欧による市場拡大の転換期にあることを検証したいと思います。
これまでの『ユーロ発国家財政危機の行方』シリーズ記事
プロローグ
1.ギリシャ問題・PIIGS問題とは?
2.小国ギリシャの危機がなぜユーロ危機につながったか?
3.地域共通通貨「ユーロ」の弱点構造
4.ギリシャ暴動とその他の国の状況から国家・市場の統合限界が見えてくる
■ユーロ危機はギリシャやPIIGSだけではない
特に危ないのがベネルクス・英・スイス等の金融立国といわれる国々だ。軒並み対外債務を急増させています。
ベネルクス三国+スイスの債務状況 (2008年データ) リンクよりお借りしました
これらの国々と同様の危機にあるのが英国です。英国の対外債務残高は、対GDP比で400%に達しており、純債務国に転落しています。 参照:リンク
さらに下のグラフを見ると、欧米には英国やベネルクス三国にまけず劣らずの国が多いことが分かります。かつ特徴的なのは、ドイツ、フランス、イギリス、アメリカなどの欧米諸国は資産も負債も山ほど抱えているということです。逆にアジア諸国は額自体がすくない。欧米諸国が他国との金融のやり取りをどれだけ活発にしているかがよく分かります。
グラフはリンクよりお借りしました。
現在、上記の資産構成はどうなっているのだろうか?上記の図は2008年末のものです。
恐らくこの資産の側には、サブプライムローンやバブル崩壊前の南欧国債やドバイへの融資などが含まれている。その額は世界バブルの崩壊に伴って今も大きく減り続けているはずです。
その「評価損」をオープンにすれば、恐らく相当資産が劣化していることは容易に想像がつきます。
日本の税システムを考える9 〜番外編☆世界のおもしろ税♪②〜
こんにちは♪
前回まで日本の税制の抜本的転換を提言する「一般取引税を導入して夢のジパングへ」(馬場英二氏)を紹介してきました☆
とても勉強になりましたね
。。。ということで。今日はちょっと一休み
番外編☆世界のおもしろ税②をご紹介いたします
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