【13】『世界経済の現状分析』ロシア経済の現状(ファンダメンタルズ)
前回まではEU経済全体を見てきましたが、今回からは2回に渡り、ロシアに焦点を当てていきたいと思います。そこで、まず今回は【13】ロシア経済の現状(ファンダメンタルズ)と題し、最近のロシアの経済状況やプーチン大統領の公約について調べてみたいと思います。
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『世界経済の現状分析』シリーズ過去記事は以下をご覧ください。
『世界経済の現状分析』【1】プロローグ
『世界経済の現状分析』【2】米国経済の現状(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【3】米大統領選の分析その1(両候補の政策の違い)
『世界経済の現状分析』【4】米大統領選の分析その2(両候補の支持層の違い)
『世界経済の現状分析』【5】米大統領選の分析その3(米大統領選の行方?)
『世界経済の現状分析』【6】中国経済の基礎知識
『世界経済の現状分析』【7】中国経済の現状(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【8】中国、新体制・習近平でどうなる?
『世界経済の現状分析』【9】中国経済のまとめ
『世界経済の現状分析』【10】欧州経済の現状①(ファンダメンタルズ)
『世界経済の現状分析』【11】欧州経済の現状②(独・仏 VS PIIGS 格差問題の分析)
『世界経済の現状分析』【12】EU経済の現状③(EUの政治状況、右翼化?)
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日本史から探る脱市場の経済原理(11)〜鎌倉時代にみる武士の成り立ち〜
西洋で中世といえば、奴隷制から貴族(騎士)が支配する農奴制への移行をもって始まるとされています。日本でも武士が支配する封建制(農奴制)があったとみて西欧型中世としているようですがその成り立ちは大きく違うようです。
(男衾三郎絵巻より)
今回は鎌倉時代の武士、特に武士の多数を占める御家人層の成り立ちに注目してみたいと思います。まずは古代末期の農民形態から見ていきたいと思います。
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大恐慌の足音・企業は生き残れるか? 第8回 〜イオンホールディングス〜
政権交代後、安倍政権下で緩和政策、いわゆるアベノミクスが行われています。アベノミクスで円安が進めば、輸入商品を多く扱う小売業は確実に影響を受けるでしょう。安倍政権の狙い通り、これで景気がよくなれば後に回復することも考えられますが、長期的に見てそううまくいくとも思えません。
今回は、前回に引き続き多角化する小売業のイオングループを見ていきたいと思います。
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『お金はどこから生まれてきたのか?』〜第3回 中国、殷の時代に宝貝はどのように用いられたか?
(パプアニューギニア政府観光局より)
前回は「パプアニューギニアでの貝貨の使われ方」を紹介し、大変ご好評いただきました。
ここに登場する宝貝は、暖かい海に生息する巻貝で、古くから装飾品や贈与品、あるいは呪物として用いられてきました。古代中国においても同様で、とくに殷代(紀元前1,600年〜1,046年)の墳墓からたくさん出土しています。また、甲骨や青銅器には宝貝を意味する文字が見られることから、その時代にとても珍重されていたことが窺えます。
殷の時代に、
「なぜ宝貝は貴重なものとされたのでしょうか?」
「どのような機能を果たしていたのでしょうか?」
このあたりに注目することで貨幣の原型が見えてきそうです。
そこでまず時代背景から押さえようと思ったのですが・・・
実は、中国の歴史書「史記」にも登場する殷王朝。20世紀初頭までは伝説上の王朝とされていました。その後、遺跡の発掘や甲骨文の解読作業の進展によって実在は確認されましたが、今なお謎だらけです。
(奈津子の徒然雑記帳より)
ついつい歴史について疑い深くなってしまうのは、情報の出所も明らかにされないまま、あまりにも多くのことが周知の事実として語られているからです。これは史記も同様です。歴史記述は後の権力者の妄想や陰謀で歴史が書き換えられているケースが多く、そこに現代人の偏った解釈が加わるので、当たり前と思われていることでも事実の信憑性はほとんどありません。
こうした実情を踏まえて、今回は“金文”を頼りに貨幣誕生に至る歴史の歩みを辿ってみたいと思います。ちなみに金文とは、青銅器などの表面に刻まれた文字のこと。なぜその青銅器が作られたのか、誰がその青銅器を祭ったのかが記されているため、その当時の客観的事実(記録)として信憑性が高いのです。
※金文とは? ⇒ウィキペディアへ)
前置きが少し長くなってしまいましたが、それでは貨幣の起源、殷の時代に栄えた宝貝文化を見ていきたいと思います。
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【続新春企画】新政権で日本の外交どうなる?(4)今後、米中はどうなる?日本の動きは?
日本での安倍新政権、米国でのオバマ2期目政権、中国での習近平新政権と、日米中でほぼ同時期に新体制が発足しました。【続新春企画】として、各々の新政権の動きを見てきましたが、今回はそのまとめとして情勢を整理し、今後、米中はどうなるか?その中で、日本の動きはどうなるか?を見て行きます。
<2/22日米首脳会談:ホワイトハウスの大統領執務室で握手を交わす安倍首相とオバマ大統領>
過去記事は以下をごらんください。
【続新春企画】新政権で日本の外交どうなる?(1)安倍政権就任後の動き
【続新春企画】(2)米国大統領選挙後のアメリカの動きはどうなっているか?
【続新春企画】(3)中国・習近平後の中国はどうなっているか?
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大恐慌の足音・企業は生き残れるか? 第7回 〜セブン&アイ・ホールディングス〜
昨年の春以降、パナソニック・シャープ・ソニーの三大家電企業の経営危機、日本通販の民事再生法申請、スズキ米国法人の連邦破産法申請など、日本企業経営 不振や倒産のニュースが再び目立ち始めています。リーマン・ショック以来進んできた急激な市場縮小が、実体経済を遂に崩壊させ始めたと考えられます。
一方、経済政策「アベノミクス」で、一時的に景気回復へと向かうでしょうが、その後は再び悪化することが予想されます。
このような状況下で本当に企業は生き残れるのでしょうか?今回のシリーズではこれまで、
家電製造業(パナソニック・シャープ その1/その2・ソニー)
自動車・化学・機械製造業(三菱自動車・トヨタ自動車 その1/その2・東レ・オムロン・ファナック)
を見てきました。
今回からは、小売業を見ていきたいと思います。小売業の第1回目は、街でよく見かけるセブン&アイ・ホールディングスです。
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【続新春企画】(3)中国・習近平後の中国はどうなっているか?
胡錦濤・共青団 vs 江沢民・上海閥 + 習近平・太子党の権力闘争の末、今年3月に中国国家主席に就任する習近平は、今後中国をどのように導こうとしているのか?現在の中国の状況を把握した上で調査分析を行います。
『続新春企画』シリーズ過去記事は以下をご覧ください。
【第1回】新政権で日本の外交どうなる?(1)安倍政権就任後の動き
【第2回】(2)米国大統領選挙後のアメリカの動きはどうなっているか?
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■日本史から探る脱市場の経済原理(10)〜日本で宋銭が流通したのはなぜか〜
7世紀後半から富本銭や和同開珎〜そして皇朝十二銭など国内で貨幣は鋳造されましたが、500年もの間なかなか浸透しませんでした。(4)〜日本で貨幣が浸透しなかったのは〜
それは、そもそも余剰生産物が乏しく、したがって流通も納税中心で市場が発達せず貨幣を必要としなかったからです。
しかし、平安後期に中国から宋銭が大量に流入し、急速に浸透していきました。
今回のテーマはなぜ、宋銭が日本で初めて本格的に流通した貨幣となったのかです。
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大恐慌の足音・企業は生き残れるか? 第6回〜大不況の中、躍進する製造業3社〜
アベノミクスが束の間の景気回復を演出しているが、いつものミニバブルであり、長続きはしないだろう。本格的に始まった市場縮小の流れは変わらない。一方、アベノミクスに頼らずとも、リーマン・ショック以降、製造業が軒並み苦境に陥る中、好調に業績を上げ続けている企業もある。
今回は、そのような企業の中から東レ、ファナック、オムロンの3社を取り上げ、その強さの理由を考察してみる。
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【続新春企画】(2)米国大統領選挙後のアメリカの動きはどうなっているか?
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オバマ政権2期目となり、1月21日に就任式に臨んだオバマ大統領が演説した内容は「経済政策運営の焦点は、この4年で悪化した財政問題だ」ということだった。与野党は財政改革で対立し、膨張した連邦債務をめぐるデフォルト(債務不履行)危機、回復ペースが鈍い景気や雇用問題等、財政再建への課題が盛りだくさんである。
今回は、大統領選挙後のアメリカの動き、状況を掘り下げてみたいと思います。
『続新春企画』シリーズ過去記事は以下をご覧ください。
【第1回】新政権で日本の外交どうなる?(1)安倍政権就任後の動き