2008-09-13

エネルギー経済 5 いまどきの発電事情

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エネルギーを得るのに一番効率の良い燃料は何か?
原子力発電ってホントに安いのか?  を調べてみました。
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■エネルギーを得るのに一番効率の良い燃料は何か?
経済産業省の資源エネルギー庁より平成20年5月27日に「 平成19年度 エネルギーに関する年次報告書 」(エネルギー白書2008)が閣議決定・国会報告されました。(上記の 表1 参照 )
さらに下記の資料も見つかりました。
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    図 1発電方式別の発電コストの比較 (1kWh当たりの発電コスト)

提供: (財)日本原子力文化振興財団(2004.12)  (財)エネルギー総合工学研究所
解説:一定の前提のもとで、発電方式別の発電コストを比較すると、水力発電はコストが
   高く、石炭火力発電、LNG火力発電、原子力発電は比較的コストが低くなっています。
   発電コストの中で、燃料費の占める割合の低い石炭火力発電や原子力発電は、燃料
   価格の変動に対して発電コストにあまり影響がないので、安定的なコストを維持しやす
   い発電方法といえます。

これらを見ると原子力発電が約 5円/kWhとかなり安く上がるのが分ります。
これって本当だろうか? さらに調べてみました。
■原子力発電所の実態
現在、世界中で425の原子炉があります。日本では53の原子炉と12箇所の核燃料再処理施設があります。水を大量に使うため、海辺によく建てられます。
 原子力発電は、火力電力に比べて、窒素酸化物などの大気汚染物質や、二酸化炭素の排出を少なく抑えることができます。 そのため、地球温暖化対策の切り札とも考えられていますが、発電の後に、高レベルの放射能を持った核廃棄物が出てしまい、この処理が難しい問題となっています。
 放射能は、体に有害な物質を含み、放射線に当たると、高い確率で白血病などの病気にかかります。 この放射性廃棄物が安全なものになるには、数百年、数千年という長い時間がかかるため、どこかに埋めるなどをして処分をしなければなりません。
 
 また、原子力発電所で事故が起きた場合、放射能による汚染が心配されています。
1986年のチェルノブイリ原子力発電所の事故は、原子炉が壊れ、放射能が上空に上がり、他の国々に流れました。
そして発電所周辺約30kmの範囲は人が住めない地域になり、約14万人の人が避難しました。
数年の歳月が流れてから病気にかかる人もいます。
 資源エネルギー庁や(財)日本原子力文化振興財団、(財)エネルギー総合工学研究所はどちらか
言うと原子力発電推進派といえます。
反対派と言ってしまうのも問題ですが、環境NGOの「地球環境と大気汚染を考える全国市民会議」が
試算した、発電コストが2000年5月31日に発表されています。
これは、国が出すような、モデルケースでシミュレーションするような方式では無く「過去10年間(1989年度から98年度)の全国9電力会社の有価証券報告書にある人件費、原価償却費、燃料費などを基に、水力、火力、原子力それぞれの発電単価(10年間の1キロワット時当たりの平均単価)を計算」したものです。《市民会議の委託で高崎経済大学の大島堅一助教授(環境経済学)が算出》
それによると、1KWh当たりのコストは
    水力    9.62円
    火力    9.31円
    原子力   8.71円
と原子力が安いのですが、原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物の処理や
原発解体など国が算出している将来コストを加えてると原子力は「10.26〜
10.55円」になると算出しています。

上記の資料で分るように高レベルの放射能を持った核廃棄物の処理に関してお金では計れない難し
い問題といえます。また、環境負荷に対するコストが含まれていないことも問題です。この要素を入れると「LNG」が一番有利であると言えそうです。
福田総理も今年の春に

第41回原産年次大会(4月15日)における福田総理大臣のスピーチのポイント
◆エネルギー安全保障と地球温暖化対策の観点から世界的に原子力回帰の動き(「原子力
 ルネサンス」)。日本が一貫して原子力開発を進めてきたことが間違いではなかったことの
 証左。
◆資源エネルギーのほとんどを海外に依存している我が国として、省エネ・新エネのみなら
 ず、将来的な技術開発も含め、基幹電源である原子力発電を着実に推進していくことが
 極めて重要。
◆発電過程で二酸化炭素を排出しない原子力発電は、地球温暖化対策の切り札。我が国の
 優れた原子力技術で、世界の安全で平和的な原子力の拡大に貢献。

と言って、「原子力発電が地球温暖化対策の切り札」と言い切っています。
エネルギー問題を考えるとき、大きな課題の1つが、原子力。
賛否ありますが、現実に原子力発電所は今日も動いていて、国策として進められてます。
この原子力発電所をどのように考えて行けばよいのでしょうか??

List    投稿者 mukai | 2008-09-13 | Posted in 06.現物市場の舞台裏5 Comments » 

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コメント5件

 二階堂定晴 | 2009.01.17 23:11

「明日は明日の風が吹く」的な
楽天的なイメージ、ですかね。メキシコ。
あとは移民流入源となり、
今後もしかするとアメロに取り込まれたりして、
知らぬ間にアメリカを下支えするお人よしってゆう
印象もあります。
そういう意味では日本とパートナーになって
可能性を追求していくって手はあり、かもですね。

 ななし | 2009.01.18 10:47

コメントを入力してください
メキシコ五輪当時の記事なんかを読んでみますと非常に親日的なようですね。
今はどうか知りませんが。
産業的にもお互いを補完しあえるような気もします。

 ざしきわらし | 2009.02.07 19:47

二階堂定晴様、コメントありがとうございます。
このブログの原案を作成したざしきわらしと申します。
メキシコはアメリカとの国境がある上、軍事上、輸出もアメリカだよりであるため、アメリカの圧力にどのくらい反発できるかは難しいところではあります。
同じような境遇である日本に似ているので、日本との協力が重要なのかも知れません。
アメロ(北米共通通貨)に関しては、アメリカが進めようとしているのですが、カナダの反発もあり、現実的に実行されるかは相当難しいとも考えられます。

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