2009-12-04

「商品市場の背後に、性市場あり」〜性と財の交換取引

国際的な金融バブルの崩壊から世界的にも経済危機に見舞われている。
アメリカのドル暴落から、世界的な経済破たんは目の前に迫っているのです。
各国政府は、市場に介入し公的資金を注入するが、一向に市場経済が回復する兆しが見えない。それどころか、益々相次ぐ企業の倒産に見舞われ、失業者が増え続けるばかりです。政府の役人たちも経済界の人たちも、人々に消費刺激を煽り続け市場経済に資金注入すると言った小手先の政策しか打ち出せない。一方、庶民の方はと言うと、一向に反応しない。
そして、世の経済学者や経済評論家と言ったプロたちでさえ全く答えが出せないでいるのです。
るいネットでは、「商品市場の背後に、性市場あり」と分析されています。
市場経済の拡大の背後には、実は性市場が存在するのです。
市場経済と男女の性、全く関係の無い存在に見えますが、実は経済問題の本質は、男女の性関係にあると言うことです。
これからの市場は、ガワ(虚構)がどんどん剥がれ落ち、市場の本質(本丸)が露わになっていきます。
しかも、経済を扱う学者、ブロガー、誰も市場の問題から性にまで踏み込んでいません。
ここは、性を組み込んだ経済理論で、現在の市場経済をより構造的に捉え、今後の可能性にスポットを当てて行きたいと思います。
そこで、商品市場の背後にある性市場の成立過程に迫ってみたいと思います。
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るいネットの「実現論」からの引用です。
「実現論」第二部私権時代 
ホ.性権力と占有権力のせめぎ合い
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=2&t=5

問題は、何れにしても本源集団が解体されたままであり、従って性が私的な選択に任されるというパラダイムは、不変だということである。確かに、生存圧力や闘争圧力が強い時には、女自身の性の自由は封鎖されてきた。初期掠奪集団では、男たちの武力によって女の性の自由は粉砕されたし、中世封建社会では、諸国が群立する緊張圧力の下、統合力を高める必要から不倫のタブーetc.宗教や規範の確立→身分制の確立が進み、女自身の性の自由は身分制に連なる家父長権(大きくは私権統合力)によって封鎖された。しかし、性=婚姻の相手を定めた集団規範が形成されない限り、たとえ女自身の性の自由を封鎖しても、性が私的な選択に任されるというパラダイムは変わっていない。このパラダイムの下では、性権力を女自身が持つか、家父長が持つかの違いがあるだけで、性が私的な選択に任されている以上、女に属する性権力(女の性的商品価値や女側の選択権)の共認が時と共に強まり、基底的な支配共認として絶対化されてゆくという流れは変わらない。

にある様に、問題は私権時代から現代まで一貫して、「女自身の自由な性」と言うものが男原理の私権集団内で封鎖され続けてきたと言うことです。
この「女自身の自由な性」とは、女たちの安心を基盤とする(男の私権に頼らない)本源的な女の性的充足のことであり、本来の性の充足や安心を基盤とした本源集団=母系集団に包摂した性のことです。
決して、我がまま女の自由奔放は性情動と勘違いしてはならない。
言わば、女の安心を基盤とする母系的な本源集団が解体され、一気に男原理の父兄集団=私権集団に塗り変わってしまったからです。
そして、女の性が「男の私的な選択」で選ばれるようになった。
男原理の私権規範や私権集団の中に「女自身の自由な性」が封じ込められて来た結果、「不自由な性」を作り出し、女にとって不安と非充足をもたらすことになったと言えます。
ト.性市場→商品市場の発生と繁殖
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=2&t=7

古代・中世・近世を通じて、また西洋でも東洋でも、その身分によって生存を保障され、生存圧力を捨象した支配階級は、忽ち解脱収束して性欠乏を肥大させ、宮廷サロン(=規範破りの自由な性市場)で遊興に明け暮れる只の消費階級に堕落してゆく。(従って、彼らは必然的に滅亡して新興勢力に取って代わられたが、その新興の支配階級も忽ち堕落していったので、性市場は絶えることなく続き、戦乱も繰り返し起こり続けた。)

宮廷サロン
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支配層の特権身分を手に入れた王侯貴族の女たちは、高価な装飾品に身を飾り朝から晩まで消費に明け暮れる。己の性を武器に解脱収束する特権階級の男たちを懐柔し、色んな物財を求めるようになる。
己の私権欲求がまかり通り、性規範や集団規範は捨象され、それこそ自由な空間であったと言える。
己の私権獲得の為ならば女自身の性が、男の獲得した物財との交換取引に使われるのです。
性と財の自由な交換取引の場こそが、宮廷サロンであり性市場と言うわけです。

この消費階級の主役は、宮廷サロン=規範破りの自由な性市場で性的商品価値=性権力を獲得した、支配階級の女たちである。国家に集積された巨大な富を消費する消費階級が存在する以上、その消費の場=性市場に、私権の獲得を狙う遊牧集団etc.が交易集団に姿を変えて、金・銀・宝石や毛皮・絹織物etc.を持って群がってくるのは、必然である。つまり、私権の強制圧力は、必然的に支配階級⇒堕落した消費階級を生み出し、自ら働く事なく遊興に明け暮れる消費階級は、その性市場を母胎にして、必然的に(私権の強制圧力に追い立てられて働くしかない)生産階級に商品市場を作らせる。ここで最も重要なことは、『市場の真の主は、市場の外にいる』という点である。市場の真の支配者は、国家や性市場の中に、支配階級=消費階級として存在しており、彼らは直接に市場の建設を担ったりはしない。市場の創出と拡大を主体的に担うのは、私権の強制圧力に追い立てられて働くしかない生産階級自身なのである!

性市場に群がる商品市場
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一旦、性と財の交換関係が共認されると、性的価値をより高める為に性の幻想化が加速します。
性的魅力を感じさせる為にも、装飾品で身を飾り幻想化する必要があったからです。
そして、女の性的価値は、より高騰し高価な物財にその値を吊り上げ、簡単には手に入らない存在となっていくのです。商人たちは、そこに目を付け女の性的価値を高める為にも金銀財宝や装飾品を宮廷に持ち込んでは女たちに群がっていくのです。
そして、性の獲得と私権の獲得の場が、商品市場となって拡大発展して行くのです。
市場の真の主こそ、性と財の交換関係の場を築き交換の場そのものを支配する。
そうした、支配階級は、市場の外で市場社会を仕掛けているのです。
これは、大きな気づきです。
市場の中にいる者たちは、生涯生産階級となり私権の強制圧力に追い立てられ、一生奴隷の様に働き続けるしかない。従って、市場の本質問題が、なかなか見抜けないのは市場の中ではなく市場の外に存在するからであり、市場側に居る者たちからはなかなか気がつかない構造にあるのです。
「商品市場の背後に、性市場あり」が、誰も気がつかない理由はここにあります。
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映画「モダンタイムス」より

更に中世末、ヨーロッパ半島や島国日本では、封建体制を統合する中央集権の体制を固めることができたことによって、各国の統合状態が安定する。そして、中央集権による安定した平和状態が二〇〇〜三〇〇年続き、戦争圧力が著しく低下する。それに伴って闘争第一の男原理が衰退し、解脱収束→軟弱化が進んで、規範破りの性闘争(=恋愛)が勢いを得、自由な性市場が繁殖してゆく。近世には都市全域が性市場化し(例えばルネッサンスの人間主義、その中心は性であり、その象徴が「ロミオとジュリエット」や「曾根崎心中」である)、人間主義≒恋愛至上主義に導かれたその巨大な性市場を母胎として、急速に交易市場が拡大していった。

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映画「ロミオとジュリエット」より
親や集団の規範は、破られ自由な恋愛が謳歌する時代です。
まさに「個人」や「自由」と言う旧観念が、後押しし性の交換取引は商品市場へと拡大発展して行くことになるのです。
次回は、性市場の成立過程について更に踏み込んで分析してみたいと思います。

List    投稿者 nakamura | 2009-12-04 | Posted in 06.現物市場の舞台裏2 Comments » 

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