2007-10-08

郵政の次は、上下水道民営化!?

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日本では’02年4月に水道法が改正され、水道事業を民間企業に業務委託することが可能となっています。
遡ること約2年、’00年3 月にオランダのハーグで「第2 回世界水のフォーラム」が開催され、そこで「世界水ビジョン」として「上下水道の民営化を促進すること」がうたわれており、日本の水道法改正はこの国際的潮流に従っているのです。
電電公社(’84)、専売公社(’85)、国鉄(’86)、そして今月から郵政が民営化されましたが、さらに上下水道の民営化に向けて着々と準備が進められています。
ところで、上下水事業の民営化についてはいくつかの疑問(懸念点)があります。
1.体の約60%を構成する水は、生命にとって必要不可欠なものであって、一私企業が供給を独占してしまっては危険である。
2.文字通り「水は天下のまわりもの」であって、水を私有物にしてはいけない!
3.さらに、上下水事業は地味な事業であり、利益は決して多くはない。つまり利潤追求を目的とする民間企業にはふさわしい事業ではない。

にもかかわらず、なぜ民営化なのでしょう :roll:
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世界的な民営化の潮流には、大きな時代背景があります。それは’70年頃から始まった「市場縮小」です。
作れば作るだけ売れた’60年代からは一転して、各企業は縮小するパイの奪い合い戦争を余儀なくされてきました。
その時代背景の中で主張されてきたのが「民営化」「グローバル化」であり、前者は今まで市場化されていなかった残された狩り場の開拓であり、後者は欧米企業が国境を越えてパイを奪う侵略戦争に他なりません。
さて、民営化とグローバル化の結末は・・・・
アルプスの村で実際に生じた事件を紹介します。
 

この片田舎の村の泉からはずっと昔から化学添加物の入っていない純粋な水が湧き出ていた。数年前からこの湧き水は地域の飲料水供給網に組み入れられ、住民はそれを喜んだ。ところが村人たちは「グローバル化、自由化、規制撤廃」の三拍子揃った「現代の進歩」を考えに入れていなかった。このため来るべきものが到来。利潤に飢えた某国際コンツェルンがこの「金の泉」に襲い掛かり、この多国籍企業の弁護士が村の水道事業の国際入札を要求。もちろん、村人も村役場も反対したが、国際規制をたてに押し切られ、村人は自分たちの水を自分たちに供給するために入札を行うという馬鹿げた事態となった。
役場側は1立米あたり9ユーロという正直な値段を提示。コンツェルン側は5ユーロの値段を提示して落札。村人には「EU規制に合格した」化学物質処理済の水道水を供給し、湧き水は瓶詰めにして中近東に輸出し、1立米あたり5000ユーロの純利を得ている。もちろん、泉は契約で確約されたように「行き届いた整備」を受けている。
また幾つかの私企業は市町村と飲料水供給契約を結ぶ時に「利潤保証」の項目をいれ、驚くことに市町村側がそれをアクセプトしている。すなわち、十分な利益がなければ、納税者が差額を負担している。

欧日協会 「時の話題」http://www.ohnichi.de/Toki/toki126.htmより
 
 
これは民営化とはどういうことなのかを雄弁に物語っています。
 
 
by 倭民

List    投稿者 watami | 2007-10-08 | Posted in 06.現物市場の舞台裏2 Comments » 

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コメント2件

 真実の探求 | 2007.12.06 21:24

皆で日銀を廃止して無税国家を実現させよう!

以前このブログでも銀行やその親玉である中央銀行(日本では日銀)が諸悪の根源であり、更にそれを束ねる国際金融グループ(ロスチャイルド財閥、ロックフェラー財閥…

 wholesale bags | 2014.02.10 10:47

金貸しは、国家を相手に金を貸す | 基軸通貨について 金・基軸通貨体制の変遷

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