2007-04-15

サッポロ買収劇に見る、野蛮な来訪者(ハゲタカ)の姿

サッポロホールディングスの村上隆男社長は29日の同社の株主総会後に記者会見し、株主総会で会社側が提案した新たな買収防衛策への賛成票が、出席株主の3分の2を上回り、米系投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパンを跳ね除けた。
サッポロの防衛策に反対したのは、僅か32%程度にとどまったとみられサッポロ側の勝利!を収めた。
サッポロ陣営は、株主総会後この勝利に
かんぱーい!
ってとこだったのではないでしょうか?
がしかし、喜んでばかりはいられない!のです。
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果して、飲むのか飲まれるか。。。
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敵対的TOBも想定
マネー・経済ニュースより
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サッポロホールディングスの株主総会で新たな買収防衛策が可決、承認されたことで、サッポロは防衛策を失い、買収に対して無防備になる事態をひとまず回避した。今後は、サッポロに買収を提案している米系投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパンの対応が焦点となる。同ファンドが敵対的な株式公開買い付け(TOB)を強行する可能性もあり、買収を巡る両者の攻防戦の先行きは不透明さを増している。
〜中略〜
仮に買収防衛策を発動し、他の株主に新株予約権を割り当てれば、スティールは訴訟に踏み切る選択肢もある。スティールの敵対的TOBに対し、サッポロが友好的な買収者(ホワイトナイト)に支援を求め、大規模な業界再編につながるとの見方もある。
スティールの訴訟→敵対的TOB強行ともなれば、サッポロは国内大手ビール会社と手を組み更なる攻防戦が続く事になるでしょう!
そうなれば、一企業間の問題では、無くなる!
ファンドのこうした見境無き野蛮極まりない攻撃は、まだまだ続くのです。
その影響たるや膨大なものになる勢いです。
企業買収こそ市場活性化であり、正義だ〜!
を持ち続けている限りこのバトルは、留まることは無いのでしょう。
この市場化幻想こそ、あらゆる秩序統合を破壊するなにものでもない!
市場化活性の為なら、手段を選ばない!
これが、野蛮な来訪者の姿なのです。

List    投稿者 nakamura | 2007-04-15 | Posted in 04.狙われる国の資産1 Comment » 

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コメント1件

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