2009-08-15

日本の皇室財産

以前のなんでや劇場でも話題に挙がった「日本の皇室の資産」ですが、一般には公表されていません。
そこでネットなどから関連する情報を集めて、推定する手掛かりにしたいと思います。 8)
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まずは皇室の基礎情報はこちらを参照してください。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
現在の皇室の生活費は全て税金で賄われており、平成21年度の皇室費は約67億円となっています。
宮内庁関係予算
国民と天皇と大日本帝国より以下引用

皇室財産は、1947年に於いて皇室財産は37億7500万円、財産税が33億4000万円かけられ、日本国憲法では皇室財産は国に属する事となった。
残りは1500万円の現金と一部の貴金属・宝石・美術品、宮中三殿(賢所など)。
また三直宮家を除く11宮家51人の降下が決まった。

【皇室財産 マ司令部発表】 1945年11月1日、毎日新聞(大阪)
『15億9千余万円、御所有株は29会社』
 米軍総司令部渉外局30日発表
 日本皇室の財産は現金、有価証券・土地・林材・建物のみで15億円以上に上る旨
 30日連合最高司令部により明らかにされた、
 この正確な総額は、15億9061万5500円である、
 この報告は連合軍最高司令部の指令により日本政府によってなされたもので、
 最高司令部経済科学部はこの報告を将来の日本経済を支配すべき
 計画の作成に用ひるはずである、
 なほ上述の数字は美術品・宝石および金銀塊の額を含んでいない、
 これらについての報告は追ってなされれはづである、
 またこの数字は皇族14方の財産も含んでいない、
□皇室財産の内訳は次のごとくである
 現金および有価証券(3億3615万9890円)
 土地(331万4242エーカー、推定時価3億6229万3953円)
 林材(5億9286万5000円)
□現金および有価証券の内訳
 国債(1億3822万1513円)
 地方債(2634万7217円)
 諸株(8798万3583円)
 社債(5854万6024円)
 現金(2478万8387円)
 諸株および社債の額は購入価格に基づくものである
 しかし皇室が多額の投資をされている諸会社の多くは空襲によって施設の多くを焼失、
 現在では生産皆無またはそれに近い状態である、
 皇室は諸財閥の会社を含む29会社の株を所有されるが、
 単一の保有株としてその最大のものは銀行株で、
□銀行関係の持株内訳は左の通りである
 日本銀行(20万8000株、2080万円)
 横浜正金銀行(20万9318株、2155万231円)
 日本興業銀行(4万5450株、142万312円)
 台湾銀行(3万264株、189万1000円)
 東洋拓殖会社(5万株、187万5000円)
 帝国銀行(2万9110株、128万140円)
□その他の諸会社株の主なるもの次のごとし
 王子製紙会社(6万608株、358万2150円)
 関東電業会社(3万4749株、173万7950円)
 南満州鉄道会社(8万43175株、329万562円)
 台湾製糖会社(3万9600株、198万円)
□皇室所有の土地の内訳次のごとし
 森林(318万3287エーカー、6457万5291円)
 宮城および御所(2256エーカー、2億1367万2811円)
 農地(9万7637エーカー、189万9402円)
 建物敷地(559エーカー、7987万548円)
 その他(3万502エーカー、227万5901円)
 以上所有地の評価額を見ると、
 宮城1エーカー平均価格は9万5000円とされているのに対し
 森林および農地は約20円、建物敷地は約14万3000円とされている
注)以下は投稿者の計算の為、間違いの可能性あり
 皇室所有地計:13412737374平方メートル=13413平方キロメートル(現在の日本の3.5%)
 現在の日本国の面積=377835平方キロメートル
 エーカー:1エーカーは約40.469アール、約4047平方メートル、
 アール:1アールは100平方メートル、約三〇・二五坪

上記のように土地などの皇室資産は、憲法で国のものとなりました。
しかし普通に考えればこれだけではどう考えても少ないと思います。 🙄
日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノートより、以下引用

引き続き『天皇のロザリオ』(鬼塚英昭著)より抜粋・引用します。
さて、私はこの項を書くためにたくさんの本を読んできた。私はポール・マニングの『米従軍記者が見た昭和天皇』を読んでいる。興味ある読者は是非読んでほしい。もう一度、この本から引用する。今までの私の推理を裏付けてくれそうである。
「1944年1月、昭和天皇は参謀総長と軍令部総長から結論として太平洋戦争に勝機はないと報告され、木戸内大臣に和平計画を立てるよう指示した。木戸は当然のことながら、この指示の意味は皇室財産を守ることが第一であり、日本を平時の状態にする準備は二番目であると理解したのである。二番目の状況を達成するには時期尚早だったができた。木戸は皇室の財政顧問でもある主要銀行の経営者たちを招集し、会議を開いた。彼らの提案で、天皇の現金が東京から銀行間無線でスイスに送金されたのである。東京にある天皇の銀行口座の残高が事実上ゼロになったが、スイスの銀行の番号口座残高が急激に増加したのだった。横浜正金銀行のスイスの支店は次に、天皇の仮名による銀行投資にドイツの信用を付け、天皇の流動資産の換金能力をさらに高めた。他の財閥の大企業経営者たちも天皇の現金の流出に気づき、アフガニスタン、トルコ、スペイン、ポルトガル、スウェーデン、朝鮮、香港、満州、フランス、ドイツなどに預金していた現金を引き出し、スイスの銀行へ送金した。彼らはまた、ブエノスアイレスにある銀行の法人や個人口座の数も増やしたのである。
占領期間中、日本銀行が横浜正金銀行の業務を引き受けることになり、この結果、皇室財産の財務上の秘密が継続して保証されたのである。」

『ヒットラーの秘密銀行』から、もう一つ引用したい。ナチス資産について書かれているが、ドイツの枢軸国日本の姿もみえてくる。
「英米仏三国は1945年8月、スイスに預けられているナチスの資産の所有権を主張するもスイス政府の対応ぶりは相変わらずのものだった。三国の主張はどんな法律を根拠とするものか理解に苦しみ、また連合国によるドイツ占拠の事実は『ドイツ国境を越えて法的効力を持つことはほとんどない』という言い逃れに終始した、とSNBの報告書は記している。
「スイスに預けられたナチス資金」を「スイスに預けられた天皇の秘密資金」と置き換えるならば、私が書いてきたことが事実であることが理解できよう。『ヒットラーの秘密銀行』には、スイスの銀行について書かれている。日本に関係する記事に触れておこう。国際決済銀行(BIS)がスイスにある。この銀行が、ナチスと日本と戦争中も取引を続けた。では引用する。
「BISの総裁はアメリカ人トーマス・マッキトリック、ゼネラル・マネージャーはフランス人ロジェ・オボワン、ゼネラル・マネージャー代理はドイツナチ党員のパウル・ヘクラーだった。大戦中の理事には、ライヒスバンク副総裁で後に戦死とされたエミール・プール、同総裁のヴァンター・フンク、その他ロンドン、ブリュッセル、ローマ、日本から派遣された銀行家たちが顔を揃えていた。(略)ベルリンにとっては好都合なことに、戦時中のBIS総裁は、ナチスの略奪金塊の主要ルートだったスイス国立銀行の総裁エルンスト・ウェーバーだった。(略)第一次世界大戦の敗戦国ドイツが連合国に対して負っていた賠償金をヤング案に基づいて回収することを目的に、数カ国の中央銀行が1930年5月に設立した銀行だったのである。ニューヨーク・ファースト・ナショナル銀行など世界の主要金融機関が共同出資し、これらの国々および日本が理事を送り込んだ。(略)BISの設立資本金は五億スイスフランで、ベルギー国立銀行、イングランド銀行、フランス銀行、ライヒス・バンクという中央銀行五行によって保証されることになった。これに日本の代理を務める日本銀行団、およびモルガン銀行、ファースト・ニューヨーク銀行、ファースト・シカゴ銀行から成る米国銀行団も参加した。」
ここまで書いてきて、戦争というものが、金融と深く結びついていることが理解できたはずである。BISとスイス国立銀行は深く結びついている。私の推測の域を出ないが、天皇はスイス国立銀行に「皇后名」で、BISに「天皇名または仮名」で、最低二口の秘密口座を持っていたと思われる。マニングの推定「35億ドル」以上ではなかろうか。35億ドルでは少な過ぎる。

日本の作家で井上清の名を挙げた。2000年に濱田政彦の『神々の軍隊』がでた。この本の中で濱田は天皇の秘密資金に触れている。引用する。私のこれまでのストーリーを追認するものである。
「皇室は蓄えた資産をモルガン商会を通して海外で運用していたが、金塊、プラチナ、銀塊などスイス、バチカン、スウェーデンの銀行などに預けられていた。(略)中でも国際決済銀行、通称“バーゼルクラブ”は、世界の超富豪が秘密口座を持つ銀行で、治外法権的な存在であった。(略)内大臣木戸幸一は、日米英戦争末期の昭和十九年一月、日本の敗北がいよいよ確実になると、各大財閥の代表(銀行家)を集め、実に660億円(当時)という気の遠くなるような巨額の皇室財産を海外に逃がすよう指示した。そこできれいな通貨に“洗浄”されたが、その際に皇室財産は、敵対国にばれぬようナチスの資産という形で処理された。スイスは極秘裏にナチスに戦争協力していたので、ナチスの名のほうが安全だったわけである。(略)皇室とバチカンとフリーメーソンの関係をたどっていくと、世界の闇が明らかになってくると思われる。おそらく戦後の皇室がえらく貧乏にみえるのは、その資産を戦後の日本復興に使ったからなのかも知れない。M資金の闇は深い。」
濱田政彦の書いていることは間違いない。ただし、「おそらく戦後の皇室がえらく貧乏にみえるのは、その資産を戦後の日本復興に使ったからなのかも知れない」には全く賛成できない。私は昭和天皇が戦後も、マニングが書いているように蓄財作戦に熱中していたと思っている。天皇家の秘密資金の一部がM資金となり、多くの人々を悩ませたのである。

マーク・ゲインの『ニッポン日記』には天皇の財産について詳しく書かれている。だがここではすべて省略する。初版本に書かれたことが、再版本では省略されているとのみ書く。1946年3月24日、マーク・ゲインは天皇の埼玉行幸を描いている。
「天皇はただ一人で晝食をとった。天皇以外の我々は、冷たい飯と悪臭鼻をつく大根の漬物と、その紡績会社から出された刺身の小片を口に押し込んだ。窓からみると、女工たちが列をなして並んでいたので話をしようと思って戸外に出た。彼女等は恥ずかしそうにクスクス笑うだけで誰も答えてくれそうになかった。が、とにかく彼女等は「十五歳」‐最低就労年齢−で、一日九時間半働き、一日三円ないし五円
支払われていることを聞き出した。そこへ天皇が出て来たので、彼女等は最敬礼をし、支配人の号令一下、万歳を唱えた。それから彼女等の専制君主を見ようと首を伸ばすのであった。」
当時の女性の日給は一日九時間半働いて一日三円ないし五円。1945年8月15日から約半年たっているので、インフレが進んだ後だから半年前はもっと安い。たぶん一円から三円であろう。
計算機を手にして、当時の天皇がどれくらいの金を持っていて、海外の秘密口座に入れたかを計算されよ。そうすれば、その金額の天文学的数字がクローズアップされる。
それでは読者にヒントを一つ与えよう。1945年10月にGHQが発表した皇室財産の内容は書いた。「土地・建物・木材・現金・有価証券(美術品・宝石は含まない)は37億2000万円。」木下道雄(元侍従次長)の『側近日記』が昭和天皇の死去の翌年の1990年に出版された。この本の解説は伊藤隆(当時東大教授)であった。彼は次のように書いている。
「ところで終戦直後の天皇家の財産は37億5000万円だった。日銀物価価格統計により現在の貨幣価値の311倍で換算すると7912億円である。」
この数字の十数倍近くをスイス銀行に送り込んで終戦工作に天皇は入ったのである。敗戦前の国家予算は100億円を切っていた。天皇は自らの生命を守るためと、このスイスの秘密預金を維持し、さらに増やすために戦後工作に入るのである。天皇の「キリスト教入信」対策は、この二つの大事なものを守りぬくべく実行された。国民は依然として雑草のような民草であった。

つまり、皇室財産は敗戦が決まる前に秘密裏にスイス銀行にそのほとんどが移されており、その金額だけでも現在の貨幣価値に換算すると10〜20兆円であると考えられるのである。 8)

List    投稿者 mtup | 2009-08-15 | Posted in 04.狙われる国の資産6 Comments » 

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