2007-06-02

シリーズ「不動産投資ファンドの成長は続くのか?」8

【第8回:日本における外資の実態(外資諸々編)】
 
モルガン、ゴールドマンに続いて、その他の代表外資の日本における活動などをまとめておきます。(前回は、こちら
 
John_W._Snow.jpg
写真はサーベラスのジョン・スノー会長。
創業者で実質トップのスティーブン・ファインバーグの素顔はほとんど知られていない。

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■スティール・パートナーズ (引用は、こちらこちら
 
2人のユダヤ系米国人(ウォレン・リヒテンシュタイン、トム・ニーダーマイヤー)の手によって旗揚げ。1990年代にタックスヘイブンのケイマン諸島に複数の投資ファンドを設けた。その1つがスティール・パートナーズであり、もう一方がスティールの別働隊であるリバティ・スクエア。
2000年に村上ファンドに接触し、日本株を買い進める。明星食品に敵対的TBOを仕掛けたことは有名。 
 
★スティール・パートナーズが買いあさる企業株
 
江崎グリコ/サッポロホールディングス/キッコーマン/ブルドックソース/ハウス食品/日清食品/日本特殊塗料/ユシロ化学工業/ノーリツ/シチズン時計/アデランス/中央倉庫
 
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サーベラス・キャピタル・マネジメント
 
スティーブン・ファインバーグCEO(最高経営責任者)が1992年に創設。高金利の消費者金融事業を手がけていたが、経営不振や破綻(はたん)に陥った企業を買収し、再生し上場や転売で利益を回収する企業再生に進出。現在では運用資産額165億ドル(約2兆円)に上る米国7位の投資ファンドに躍進した。日本にも1997年に進出。
 
旧・日本債券信用銀行(現・あおぞら銀)買収のほか、国際興業や西武ホールディングスの再建にからみ出資するなど、企業再生分野で実績を上げている。ただ、見込みのない企業は事業を切り売りするなどの手法を取ってきたため、“ハゲタカ”のイメージも。
 
ブッシュ政権下で財務長官を務めたジョン・スノー氏を会長に招聘(しょうへい)したほか、父親のブッシュ政権の副大統領だったダン・クエール氏を顧問に招いており、「イメージの刷新と実績拡大を狙った箔付け」(外資系証券)といわれている。
 
★日本での投資先と最近の出来事
 
投資先:あおぞら銀行/昭和地所/国際興業/西武ホールディングス
 
2006年1月、“(傘下の)昭和地所による南青山での地上げに暴力団が関与”と報じた毎日新聞を名誉毀損で提訴。同年12月にサーベラスから和解を申し出て成立した。
 
2007年5月、ダイムラー・クライスラーからクライスラー部門を買収すると発表。
 
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ローンスター
 
アメリカの投資会社。1990年代のテキサス州ダラスで設立された。1997年より日本に進出している。
ローン・スター・ジャパンの会長を務めるのは久保田勇夫(旧大蔵省国際金融局次長から関税局長、国土庁事務次官を歴任)。東京スター銀行(旧東京相和銀行)の100%株主がローン・スター。旧長銀系不動産担保金融会社であるファーストクレジット、西友の金融子会社・東京シティファイナンス、ミネベア信販、野村ファイナンスなども傘下に収めている。この他には、東京中央信用組合、東京信用組合、千葉商工信用組合、目黒雅叙園、等などの受け皿にもなっている。
 
タクシー大手の国際自動車が、赤坂にある国際赤坂ビルと国際新赤坂ビル東館、西館の3棟をローンスターグループに売却(売却額は約1200億円)することで基本合意している。昨年には、三井住友フィナンシャル・グループからオフィスビルやアパートを約740億円で買った。
 
2003年に380億円の申告漏れを指摘され、約130億円を追徴課税。
 
2005年1月現在、日本国内のゴルフ場92カ所を所有し、その内の50カ所を傘下のゴルフ場管理会社、パシフィック・ゴルフ・マネージメント(PGM、東京・港)が運営している。またローンスター・グループは国内でホテル26軒を所有し、傘下のホテル運営会社であるソラーレ・ホテルズ・アンド・リゾーツ(東京・港)が運営に当たっている。同社はこのほか、リースやフランチャイズの方式で8軒を運営しており、総客室数は6735室に上る。
 
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カーライル
 
カーライル・グループ (Carlyle Group) は1987年に創設されたアメリカ合衆国ワシントンに本拠地を置くプライベートエクイティファンド。2005年度の投資総額は300億ドル以上に上る。
 
日本ではウィルコムを傘下におさめる。 (2006年秋頃にはさらに東芝セラミックスをMBO方式での買収を行う(ユニゾンとの日米合同)と発表している。)
 
カーライル社を通じたブッシュ家とビンラディン家の繋がりは多くのメディアで報じられている。
 
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リップルウッド
 
リップルウッド・ホールディングス(Ripplewood Holdings LLC)は米国に拠点をおく投資ファンド。不振企業を買収し、再生させて企業価値を高めた上で売却し、利益を得るバイアウト・ファンドである。最高経営責任者 (CEO) はティモシー・コリンズ。
 
★過去に買収した企業など
 
新生銀行(旧日本長期信用銀行)
コロムビアミュージックエンタテインメント(旧日本コロムビア)
フェニックスリゾート
日本テレコム(現ソフトバンクテレコム、ソフトバンクに売却済)
旭テック
ディーアンドエムホールディングス(旧デノン+旧日本マランツ)
シャクリー・グローバル・グループ(旧日本シャクリー)
ナイルス(旧ナイルス部品)
シーガイア
 
★長銀問題
 
1998年に経営破綻し、8兆円に及ぶ公的資金が投入された旧日本長期信用銀行(長銀)をわずか10億円で買収。長銀から衣替えした新生銀行が2004年2月19日に上場したことで、2200億円以上の利益を得た。同銀行はタックス・ヘイヴンを利用している為、課税されていない。
 
この出来事により、日本のマスコミから「ハゲタカファンド」と呼ばれたことがある。ただし、上記の通りバイアウト・ファンドは企業の建て直しを援助するという性格を持ち、加えて買い手もバイアウト・ファンドが提示する価格を理解した上で自主的に再建された企業の株を買っているのであって、この一連の流れのどこにも不正は存在しないという単純な意見もあるが、瑕疵担保条項の濫用などが指摘され、必ずしもそうとは判断できない。八代・新生銀行社長(当時)の国会参考人招致に対し同社はこれを拒否したことも、国民から反感を買った。
 
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日本企業・日本市場はここ数年で相当外資に浸食されてきているわけです。
三角合併(会社法)も始まり、企業は外資との戦国時代に突入したわけですが、外資はこれからどの様な戦略を展開すのでしょうか?
また、日本企業・日本経済はどうなってしまうのでしょう!?
 
次回以降は、いよいよ本題の『外資の戦略と将来予測』に取り組みます。(が、少し時間がかかるかも・・・悪しからず)
 
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List    投稿者 cosmos | 2007-06-02 | Posted in 04.狙われる国の資産5 Comments » 

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コメント5件

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