いずれ国民健康保険も民営化か?
国民健康保険から放り出される人が増えている。
国民健康保険の目的をネットで調べてみるとこんなことが書いてありました。
「私たちは、生活の中でいつ病気やケガにみまわれるかわかりません。そこで、みんなでお金を出し合い、助け合うことを目的とした医療保険制度が、国民健康保険です。 」
さらに「日本では国民皆保険制度がとられており、皆がいずれかの医療保険に属していなければならず、その うち国民健康保険は、職場を退職したり、健康保険の扶養からはずれたなど、いずれの健康保険にも加入していない人は、必ず国民健康保険に加入しなければなりません。」とある。
なるほど・・・・ではその国民健康保険から放り出された人って???
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厚生労働省の調べによると、国民健康保険加入者のうち退職していない一般世帯の世帯年収は
2001年 193万円 → 2004年 158万円 と減少 しており、
そのため保険料負担割合は上昇 し、保険料滞納者も増加 した。
保険料の滞納世帯数は
2000年 370万1714世帯 → 2006年 480万5582世帯 と増加
その割合は 17.5% → 19.0%
国は、急増する滞納者への対策として保険証を取上げ、代わりに有効期間の短い「短期保険証」を発行。
さらに1年以上滞納を続けると保険証の代わりに「資格証明書」を交付することにしました。
この「資格証明書」では受診の際に治療費全額支払い、あとで国保の窓口に一部負担金を除いた額の支給を申請するもので、1986年の国民健康保険法改正で定められ、一部の自治体で行なわれていたが、2000年からは全自治体に義務付けられた。
以来交付数は増え続け、
「短期保険証」交付数は 2000年 39万9182 → 2006年 122万4849 と3倍に増加
「資格証明書」交付数は 9万6849 → 35万1270 に3.6倍に増加
「短期保険証」や「資格証明書」の持ち主は、ある意味国からのイエローカード を発行されたわけで、病気になってもなかなか病院には行けなくなります。
元々は保険料滞納を減少させるための方策は、結果として滞納者の段階的な切捨てになっています。
「払えないんだから仕方ない。」と言えないこともないですが、それは国というより民間的発想であり、最初に確認した目的から外れてしまいます。
いずれこの国民健康保険ですら、民営化するつもりなのでしょうか?
今の方策はそのためのいわば不良債権処理とでも言えそうです。 (データは全国保険医団体連合参照)
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