2007-03-14

日本企業が外資の手中に!? 〜日興証券と三角合併〜

Citigroup_center_Midtown_Manhattan_New_York_city.jpg
去年12月の日興証券の不正会計(利益水増し)の件が発端となり、日興証券の株式の上場廃止が方針化された。
そして来週にも、上場廃止が正式に決定される見通しとなった。
その流れに乗って、日興の獲得を狙ったのが米「シティバンク」。
上場廃止されれば当然ながら株価は下がる。
下がったところでシティバンクは1350円でTOBを宣言。
結果としてシティは日興と先月末の段階で子会社化することで合意を得た。
事実上の買収が成立した。
つまり、日本の3大証券の1つが外資の支配下に置かれてしまったのだ。

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さらに、問題なのが・・・・。
それは、よくニュースでみる「三角合併」というものだ。
これは今年5月に施行されることが決定している。

三角合併については以下(ウィキペディアより)
三角合併(さんかくがっぺい)とは、企業合併の方法の一つで、会社の吸収合併を行う際に、
存続会社の親会社の株式を交付することによって行う合併をいう。
その手法上「合併」という言葉を使っているが、実態としては株式交換に類似する。
つまり、かつて会社の買収は、現金で相手の会社の株式を買い取るしかなかったが、
株式交換なら、現金の代わりに自社の株式を使い、買収相手の株式と交換すること
で吸収合併することができる。つまり、現金を用意しなくても、価値を持つ自社株さえあ
れば買収ができてしまうということ。

http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB001120/id/200701051106
今回もこの三角合併がみそになる。というのも、日興の取引のある会社へ株券を渡すことで吸収合併が可能になるからだ。
こんなシナリオも考えられる
日興証券を完全にシテイバンクが子会社化することで日興証券にある顧客名簿がすべて「合法的に」手に入る。
そして5月以降、顧客のところにシテイバンクの株券をもっていけばそれを既存の株主に株券と交換してもらうことができる。
つまり、シティバンクは自社株(紙切れ)を刷るだけで会社が手に入るのだ! 😈
もし、シテイバンクが、みずほを欲しいとしたら、みずほの株主の住所を知らなくてはならないはず。
ただし、日興証券に、みずほ銀行の株券を日興証券経由で発注して保有している株主リストはあるはずなのだ。
そして、過去にさかのぼって、みずほ銀行の株券を売買したことのある人に尋ねていき、シティバンク株と交換してもらえばよい。
その結果、日本の金融業界が次々に外資の手中に納められてしまうのである!!!
恐るべき「三角合併」。
これは、今回の日興だけの問題に留まらず、今後外資が日本の企業を支配しやすくするという構図に他ならない。
このように、外資の掠奪計画は着々と進んでいるのだ。
このままでは危ない!!! どうする?日本!!!

List    投稿者 watasin | 2007-03-14 | Posted in 04.狙われる国の資産3 Comments » 

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コメント3件

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