2011-02-03

市場縮小の深層:1「三食昼寝付きの永久就職?」

「デフレスパイラル」等と言われて久しい。しかも回復の兆しは見えない。
「景気回復」も今や死後?といった感覚が蔓延している現代。
それは、このブログでも以前に追求した「1970年以降の市場の縮小過程」の中にいるからです。
今回は更に突っ込んで、「貧困消滅⇒市場縮小」の深層にある「私権の衰弱」と「序列原理の崩壊」に着目し、現代は時代の大きな転換点である事を詳らかにしていきたいと考えています。
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コチラから
いきなりですが、昨今の草食系男子、更に遡るとセックスレス、そして、少子化。
これらの事象に代表される、性活力の衰弱は誰もが実感している所でしょう。
市場経済と性の活力は、密接な因果関係が有るのは間違いないのですが、これまで、経済学の中では取り上げられる事がなかったと思います。
せいぜい、「景気と女性のスカートの丈」など、話のネタになっている程度でしょうか?
実際は、「女性が集まる店や商品は売れる」わけで、経済学とはこの様な現象をタブー視しているのでしょうが、ここではこの「性」に着目していきます。
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先ずは、るいネット「実現論」(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=0&t=0)からの引用です。
ハ.貧困の消滅→私権の衰弱→性の衰弱

性権力者に主導された民主国家は、(豊かさ要求の産物たる)市場拡大と(要求主義・権利主義の産物たる)福祉制度によって、’70年頃、遂に貧困を消滅させることに成功した。但しそれは、貧困を消滅させるに至った類間の圧力(社会的な力関係)という観点から見た見解であって、自然・外敵圧力と対峙して貧困を克服した直接的な力(物質的な力)という観点から言えば、その主役は科学技術であり、要するに人類は極限時代から営々と蓄積してきた事実の認識→科学技術の進化によって、遂に貧困を克服したのだとも言える。

 
「性権力者」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、消費特権階級でもある家庭を想定してみてください。
「三食昼寝付きの永久就職」を果たした専業主婦が代表選手です。
(いろんな意味で、価値対立を呼びそうなフレーズですが、これが現実です。)
生産(企業)と消費(家庭)が完全に分離している現代市場社会は、家庭の消費力に牽引されてここまで着ました。しかし、豊かさを実現した先進国では、この家庭の消費力が低迷する一方。
特にこの現象が顕著な日本では、デフレスパイラル。
それでも、市場を拡大し続けるために、金融工学と銘打って、博打経済が繰り広げられているのです。
この構造は社会制度にも、裏付けられています。
専業主婦は扶養家族であり、夫は扶養の義務を負います。「三食昼寝付きの永久就職」と呼ばれる所以です。
マイホームローンでは、夫の生命保険がその契約条件であり、一家の大黒柱がローンの支払い中に死亡しても、ローンの残金は保険金で弁済され、残された家族に家が残ると言う仕組みです。
福祉制度も同様で、家庭の消費力を確保するための仕組みであり、家庭の要求にこたえる形で整備されています。
この「家庭」の中心は主婦であり、性と引き換えにこの様な権力を獲得しているという意味で「性権力者」なのです。

だが、貧困を消滅させた結果、私権の強制圧力が衰弱し、これまで私権の強制圧力を最大の活力源にしてきた人々の活力も急速に衰弱してきた。それに伴って、国家も企業も家族も個人も、自らを私権の強制圧力によって統合することが難しくなり、遂に3千年に亙って社会を統合してきた私権統合が機能不全に陥って終った。その結果、全ての存在が目標を失い、フラフラと迷走し始めた。更に、性権力の最大の抑圧物であった私権(占有権)の強制圧力≒男原理を去勢したことによって’80年頃には性権力の全面支配が完了し、社会は女原理一色に塗り潰されていった。女支配は子供や男たちを去勢して、(私権の衰弱によって衰弱した)活力を更にとことん衰弱させてゆく。その結果、ますます統合不全が深刻化し、社会の混迷と衰弱は年々ひどくなってきた。とりわけ’90年以降、事態は加速度的に悪化しつつある。

 
最近では、古臭い感覚ですが、1990年位までは、生きていくために、豊かになるために、「良い大学→良い会社→高収入+豊かさ」を目指すのは当たり前の社会でした。
もう少し遡って、1970年までは、「稼がなければ生きていけない、食っていけない」のは当たり前でした。
この様に、誰もが、お金を始めとする「私権」獲得以外には生きる術がない状態。
これが、私権の強制圧力です。この「私権」は、圧力であると同時に活力源でもありました。
これが男原理です。
一方、私権獲得競争上、絶対的に不利な状況に置かれていたのが、女性です。
私権獲得競争では勝ち目が無いが故に、性を武器にして、男性を通じて私権を手に入れたののです。
玉の輿とまでは行かないまでも、主婦と言う地位です。
結婚制度がこれを保護し、様々な要求を正当化させてきました。福祉制度も同じ軸上です。
この要求主義が女性原理です。
この様に、家庭(女)を中心とした要求主義、消費特権が市場を拡大し続けて、現代まで至るのですが、この間に男原理社会が完全に崩壊し、女原理一色に染まった社会は、迷走して来ました。
「亭主元気で留守が良い」「濡れ落ち葉」「粗大ゴミ」と世の男性陣は活力を削がれ、その一方で、1990年バブル崩壊までは、「ウーマンリブ」を皮切りに「キャリアウーマン」から「お立ち台ギャル」と登りつめ、「アッシー君」に「ミツグ君」と男性陣を悉く支配して来たのが女性陣です。
そして、1990年バブル崩壊を皮切りに、この女原理社会は急速に迷走し、失われた20年に入っていきます。

それだけではない。社会を全面支配した性権力は、実はそれ自体では自立して存在する事が出来ない。なぜなら、性権力は自由な性市場を母胎にしており、自由な性(性の自由欠乏)は性的自我を源泉にしている。そして、自我は共認圧力(集団圧力や闘争圧力や規範圧力)に対する否定をバネとする反or 破のエネルギーでしかない。従って、自我を源泉とする性の自由欠乏も、性の抑圧力(上記の共認圧力)に対する反or 破のエネルギーでしかない。換言すれば、性権力の土壌を成す性の自由(欠乏)は、性の抑圧を前提にしている。従って、性権力が集団を破壊し性規範を解体し私権圧力を去勢して、全ての抑圧力を消去させて終うと、自らもエネルギー源を失って消え去るしかない。

次回、更に具体的な社会現象をトレースしてみますが、この様に、「経済」と「性」は常に連動しています。
そういった意味では、「性」の影響を完全に無視している事が、経済学の欠陥なのかもしれません。
このシリーズでは、「性」の影響を一つの軸に据え、市場縮小の深層にある「私権衰」と「序列原理の崩壊」を詳らかにしていきます。

List    投稿者 gokuu | 2011-02-03 | Posted in 03.国の借金どうなる?2 Comments » 

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コメント2件

 XRumerTest | 2013.10.11 22:51

Hello. And Bye.

 wholesale bags | 2014.02.09 15:23

金貸しは、国家を相手に金を貸す | 『なぜ今、TPPなのか?』【4】世界に広がるブロック経済圏の現状(2):北中米、南米

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