2010-10-02

新シリーズ「国の借金が800兆円もできたのは、何で?」1〜雪だるま式に増える国債〜


本日から新シリーズが始まります。
題して「国の借金が800兆円もできたのは、何で?」
最近のアイスランドやギリシャの例を見ても、国の借金(国債)が膨張し続けると、いつかは破綻する、その現実をまざまざと見せつけられます。
’08年リーマンショックを始めとする世界的な財政危機や中国が日本国債を購入し始めているといった動きから、国の借金(国債)が注目されてきています。
そして菅首相はこれ以上、国の借金は増やさないと消費税増税を訴え出しました。
国債800兆という天文学的な数字に慄くことなく、その本質に迫っていきます。
このシリーズでは、るいネットの過去の秀作投稿を引用しながら、最新データを踏まえつつ、国家債務の原因と解決の方向を明らかにしていきます。
それでは、まずは1回目。
基礎情報としての国債残高のデータにまつわる話です。
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「国債残高」るいネットより

少子化と財政問題を同時に語る論理は、政治家やメディアが国民負担増を正当化するためによく使われるので、少なくとも我々はそれに自覚的であるべきだということです。
失政(政官の無能さ)と大衆の要求主義に原因があるといった理由を簡単に説明します。
日本では、60年代に高度経済成長を遂げ、70年代には貧困の消滅といわれるまでに物的豊かさを実現しましたが、財政赤字はこれ以降に急激に増えていきますよね。翻って現在、物的豊かさは20〜30年前とさほど変わりないように思いますが(これはあくまで個人的感覚ですが)、GDPは当時の倍以上、そして絶望的な累積赤字です。これだけでも、経済成長と市場拡大を過信した失政というに足る根拠だと思っています。同時に政治が迎合せざるをえなかった大衆の要求主義も指摘できると考えています。
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ちなみに参考までにデータです。
年—国債残高兆円—同GDP比%です。
1965年—  0.2— 0.6
1970年—  2.8— 3.7
1975年— 15.0— 9.8
1980年— 70.5—28.7
1985年—134.4—41.5
1990年—166.3—37.9
1995年—225.2—46.0
1999年—317.0—66.0
地方の債務も合わせると600兆円を超えているのは皆さんご存知かと思います。
構造問題といったのは、経済成長政策、景気対策のためのカンフル剤を打続けなければならない自転車操業状態のことです。このままでは雪だるま式に借金が膨らみ、財政が破綻することは必定でしょう。
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政治責任論だけでなく、個々が危機感と責任について自覚的であるべき、というのに異論はありませんが、本質的原因を考慮すれば、それだけでは解決しないでしょう。

引用文は少し旧い記事(2001年)でしたが、2010年現在の国債残高は862兆円 GDP比は134%
10年前から2.5倍。GDP比が100%以上ということは、国民が1年間稼いだお金を超えた借金だということ。(一年ただ働きでも借金を返せない
過去から、だいたい10年ごとに倍増している国債ですが、まさしく雪だるま式に増え続けています。
このままいくと取り返しのつかない事態に(すでになっているのかも)と思ってしまいがちですが、実はそうでもありません。(その内容はシリーズ後半で :-)
その国債膨張の原因は、少子高齢化ではなく、財政の失敗と大衆の要求主義が主原因
特に借金が増えたから増税させろという財務省はまったく反省を知らないトンチンカンと言えるでしょう。
まずは国債が増加し続ける本質構造を追及する必要がありそうです。
次回以降、この本質構造に迫っていきます。お楽しみに。
それでは :D

List    投稿者 vaio | 2010-10-02 | Posted in 03.国の借金どうなる?2 Comments » 

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コメント2件

 オメガ クォーツ | 2013.10.26 18:33

オメガ スピマスプロ

 wholesale bags | 2014.02.10 22:31

金貸しは、国家を相手に金を貸す | ブログ『(新)日本の黒い霧』の紹介−(12)なぜ墜落現場にVXガスがあったのか?

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