2022-01-23

世界情勢 ~コロナから金融崩壊への第2ステージ突入~

経済の変調が始まった。原油の高騰、株価が下落、国債金利の急上昇・・・。
マスコミはまだコロナで騒いでいるが、メインステージは金融経済に移りつつある。振り返るとコロナ騒動の主目的の一つは、国債発行の促進とインフレだったのだろう。

世界情勢を見ると、

にほんブログ村 経済ブログへ

●ロスチャとプーチンの縄張り闘争
・カザフスタンの暴動
・ロシア軍のウクライナ集結
要は、NATO(北米+欧州)とロシアの縄張り闘争。NATOはソ連崩壊後、東方へと順次拡大。武器はカラー革命(民主化運動)。
それによって、東欧の旧ワルシャワ条約機構国をほとんどNATOに取り込んだ。

※NATOは元々ロックフェラーがヨーロッパを取り込むために作ったものだが、2008年のリーマンショック以降は、ロスチャ主導の機関となっており、ロスチャとプーチンの闘い。2005年のウクライナのカラー革命、2014年喉元のウクライナに親米政権が誕生、ロシアのクリミア併合、プーチンはウクライナに神経を尖らしている。
中央アジアのカザフスタンでの暴動も、ソロスによるカラー革命を彷彿とさせる手法だが、プーチンは軍を送り込んで直ちに鎮圧させた。
※昨年アメリカはアフガンから撤退した。上記情勢と関連させると地政学上重要な地域。バイデンがトランプの政策(中東からの撤退)を引き継いでいるように見える。

●市場
・米国でのインフレ激化→QE(量的緩和)の中止→株価の下落が始まった。
・ロシアは上記対抗措置として、サウジと組んで原油価格を高騰させている。
・アメリカの流通網の崩壊、鉄道の略奪(西部劇さながらリンク)、人手不足、インフレと社会崩壊はますます加速していく。

●市場の中でも日本は火の車
・昨年発行された国債は、2年以下の短期国債ばかり。長期金利の上昇を恐れて、長期債が発行できない。財政は火の車・自転車操業状態リンク
長期金利が上がると国債金利が上昇、国債価格が下落し、殆どの主要銀行が債務超過に陥り、自己資本比率(BIS基準)を達成できず金融危機へ。
・吉田繁晴によると日銀は昨年3月から、密かに異次元緩和を止めていたらしい。
クラウンディングアウト(新規国債を買う人がいない)が始まっている。しかし、国債を売るために金利を上げれば上記のように首を絞めることになる。日本は利上げできない。
・さらにFRBが利上げに動けば、日米金利差から日本の国債が売られ、円が暴落、超円安となる。
世界最大の負債を抱える日本、これは大儲けできるビジネス対象でもある。
※日本の金融は非常に危うい状態に陥っている、今年の焦点の一つは財政状況と円安。
円安から金融破綻のストーリーhttp://www.kanekashi.com/blog/2022/01/9214.html

●コロナ
・イギリスは、コロナ規制を大幅緩和(ロックダウンやマスク、ワクチン非接種者に対する規制)。
・イギリスの専門家権威は、ワクチンが自然免疫を低下させると発表し、ワクチン接種を不要にしたらしい。
※コロナの毒性も弱くなって、直感的にも大したことがないと思われてきている。そろそろ終わり。インフレと国債発行増大の目的は達したということか。
※コロナの目的は、金融危機前の統制実験も兼ねている。

★仮説
金貸し(ロスチャ)と中露は、対立を続けている。しかし、民主党左派の港湾労働者がストライキを起こして流通を滞留させたり、インフレを起こさせるという点では共通している。コロナの対応動きもほぼ共通している。

これらが意味しているのは、
コロナ同様、第2ステージの金融も何らかの世界的なシナリオが作られている可能性が高い。
・円安発世界金融破綻→アメリカの破壊と国債経済の清算。
・昨年各中央銀行の金保有が進められた。次いで、現物を担保にしたデジタル通貨体制?

by タロウ

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanekashi.com/blog/2022/01/9298.html/trackback


Comment



Comment