2009-06-30

6/28なんでや劇場レポート【前編】〜邦人が運んだ13兆円の正体は?ドル・米債はいつ暴落する?

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【104回なんでや劇場】①邦人が運んだ13兆円の正体は?②ドル・米債はいつ暴落する?
のレポート【前半】です。

【なんでや劇場】については、こちら をごらんください。 
この事件は、経済新聞として定評のある海外のメディア、イギリスのファイナンシャルタイムズにも取り上げられています。
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前回の記事で、「邦人が運んだ13兆円の正体は?」についての概要、報道されている情報のおさらいはできたと思いますのでさっそく本題に入っていきたいと思います。
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■ネットからの有力情報
・パスポートの情報などから2人は60代と50代の男性で東京などに住民登録されていた。
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・釈放された二人は、日本の財務省の関係者。
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・押収した中には日本の預かり証券も含まれていた。
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・スイス入国時ならまだしも、出国時に発覚するというのはまずありえない。(国際的な諜報機関が関与している)
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・2人のうち1人は、武藤敏郎氏の義弟である山内恒夫なる人物(武藤氏とは、大臣官房総務審議官、主計局長を経て、大蔵事務次官、そして、2003年から2008年まで日本銀行副総裁となった人物)
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・郵政民営化でアメリカに日本人の金をくれてやった小泉一派へのキックバック?
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■報道されている断片情報、ネット情報から読み取れる事実とは?
これらの断片事実、ネット情報を「論理整合性」に基づき組み立て直すと以下の事実が見えてくる。
Q:13兆円を運んでいたのはいったい誰?
A:運んでいたのは政府筋に近い関係者。何らかの表事情に出せない裏取引である。
報道によれば日本人とされる2人は、 「偽物」 とされたあと行き先も把握されず、釈放されている。無罪放免されたことになっているが、債券を偽造された米国への引渡しや日本への引渡しが行われないどころか、名前すら秘匿される扱いは異常。一人は<財務省職員であることが報道されていることからしても政府筋に近い関係者が関わっているのは間違いない。仮に政府関係者による公式な取引であれば、大使館を通して行えば済む話。しかし、そうはできない裏取引だったということ。
Q:いったい何をしようとしていた?取引相手は誰?
A:現金化することが目的なのではない。スイスのプライベートバンクなどの秘密口座を使い13兆円を担保にして金融機関からお金を借り入れる、またはは売りさばこうとしていた。取引相手は世界でも極小数に限られる。
仮に13兆円を現金(1万円札)すると、1300tもの重量になってしまう。これを運ぼうとするとなんと4tトラック325台分!つまり始めから現金化することが目的なのではない。プライベートバンクを利用した匿名性の高い秘密口座での取引が狙いだった。
1枚480億円という額面はあまりに高額すぎて一般市場の中にいる個人には到底買うことはできない。一般の金融機関での取引も不可能。このような桁外れな債券取引ができる相手は、世界トップレベルの資産家、あるいは超大手の金融機関,中央銀行、もしくは政府関係機関の極少数に限定される。
Q:これは偽物?それとも本物?
A:偽物ではなく「本物」!
国債に詳しい偽造集団であれば、現在の国債に券面がないことをしらないはずはない。
超高額な債権取引へのリスクを考えれば100ドル札を偽造したほうがまし。
また偽物であれば、日本のマスコミがまったく騒がないのはあきらかにおかしい。こんな視聴率が取れる事件は他にない。本物であるからこそ、高度な政治判断が働き報道規制が敷かれたのではないか。
信用を第一とする金融機関に超高額の偽物を持ち込むなどあまりにリスクが高すぎる。しかし実際にスイスに持ち込もうとしていたということは、すでに銀行や取引相手との交渉が成立していた可能性が高い。偽物というのはありえない。「本物」である。
Q:なぜ見つかってしまった?
A:この取引を知っていた関係筋からのリーク情報があったため。
  この取引を行おうとする勢力とそれに反対する勢力が存在する。

2人が捕まったのはスイスの国境でなく、イタリア国内の鉄道内。手荷物検査はあっても、形式的で、厳重なものではない。尾行し、アタッシュケースの二重底まで検査するようなことは、情報がない限り、想定ができない。信頼できる筋からの内通がない限り、イタリア財務警察も、日本人2人を尾行しない。この取引を知っていた反対勢力からのリーク情報があったのは確実。
では、この13兆円の「国債」とは、そもそもいったい何なのか?
いよいよその核心に迫っていく。

Q:13兆円の「国債」とは、いったい何なのか?
A:実は13兆円の「国債」ではなく「超高額紙幣」だった!
メディアの中では、1345億ドルの“米国債”という表現をしている。しかし押収された債券には、FEDERAL RESERVE NOTE 【フェデラル・リザーブ・ノート】と書かれてある。これは、連邦準備銀行が発行する銀行券(連邦準備券)だということを示している。つまりこれは「紙幣」だという証明なのである!

↑10億ドル紙幣

↑1ドル紙幣
しかし、今までこのような超高額紙幣が存在したということは、ほとんど誰にも知られていない。
Q:超高額紙幣とはいったい何?なぜ存在する?
A:金兌換時代に集められたGOLDの預り証としての「超高額紙幣」だった。
  (ニクソンショック後は不換紙幣となってしまう。)

まずこのような紙幣が発行された当時の状況を押さえておく必要がある。グローヴァー・クリーブランド債(1885〜88年および1893〜97年)やケネディ債(1961〜1963年)が発行されたのは、ニクソンショック(1971年)以前であるということ。これは超高額紙幣が金兌換が可能だったことを示している。しかも当時の貨幣価値を考えれば、現在とは比べ物にならない相当な金額になる。
金兌換時代は、GOLDがなければ紙幣は発行できなかった。そのためアメリカは第二次世界大戦前後、軍事力を背景に世界中のGOLDをかき集めていた。(世界中のGOLDの7割がアメリカに集められたといわれている。)
おそらく欧州貴族や英王室、金融資本家達からも半ば強制的にGOLDを集めていたことが予測できる。かきあつめられたGOLDの預り証としてこのような「超高額紙幣」が大量に発行されたのではないだろうか。
(ベンジャミン・フルフォードの情報によればこのような超高額の紙幣が収められた箱が世界に少なくとも1000箱は存在するらしい。)
                          〜補足〜


基軸通貨の衰退過程と金貸しの動き〜その3〜
→リンク
アメリカは第一次世界大戦前の1917年末には僅かに2250トンの金を保有しているにすぎなかった。それが、大戦が終わった1918年末には4350トンに増加していたといいます。
このことは、この戦争の期間に、アメリカが戦争特需による輸出増加で巨大な債権大国に急成長したことを裏付けます。1930年頃には、20年代の好景気のために、さらに約6800トンにまで金保有量を増加させていました。 
 
そして、1933年、ルーズベルトが米国大統領に就任します。ルーズベルト政権はニューディール政策を旗印にした危機突破の統制経済体制へ移行し、金本位制から離脱しました。これに伴い、国民には景気回復という名目のもと、民間の金保有を法律で禁止して、国内の金をすべて政府が回収したのです
そして、1934年から1941年にかけての8年間で、なんと計1万5000トンもの大規模の金がアメリカ国内に流入したといいます。さらにはアメリカの金保有量が最大になった1946年には、実に約2万2000トンに上りました。 
 
〜中略〜
そして、その時期のアメリカは民間の金保有を禁止しているので、結果的に、アメリカに渡った金は、すべてアメリカ政府=それを意のままに動かす金貸しの元へと集結し、基軸通貨をポンドからドルへと移行させる準備を整えたのです。

しかし、ニクソンショック以降、金兌換が停止され、この超高額紙幣も不換紙幣となる。
GOLDとの兌換が不可能な上、FRBは紙幣を自由に刷ることができてしまう。さらに通貨価値の変動によって資産価値は目減りしていく。
GOLDを預けた方からすればアメリカのこのような所業は、まさに腹立たしい盗人行為=詐欺行為に等しい。
この超高額紙幣は、市場で流通すれば大混乱を招く代物であるが故に、決して表の世界に出てこなかった。つまり裏の世界に留まり続けるしかなかった。しかしそれが表の世界に出てきたという事件の背景には、やはりそれなりの理由があるはずである。
後半は
Q:この事件の背後に潜む世界を支配する勢力との関係は?
Q:超高額の紙幣を日本政府関係者が何故持っている?
Q:この事件は偽物として片付けられてしまったのは何故?
Q:ドル・米債はいつ暴落するのか?

の真相に迫っていく。
〜後半に続く〜

List    投稿者 d0020627 | 2009-06-30 | Posted in 10.経済NEWS・その他3 Comments » 

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コメント3件

 コスモス | 2010.01.09 19:52

中世から近代までの市場拡大の歴史をおさらいする機会があったのですが、市場拡大とは「略奪」の歴史だったというのが実感です。十字軍しかり、大航海時代しかり。
その原動力となっているのは、為政者や権力者(教皇や市場の支配者)、ひいては大衆のあくなき私権獲得(我が身の利益確保)の欠乏といえるのですが、「私権」を美化した観念が「自由、個人、権利」といった近代思想ですね。
その中には「恋愛」も含まれていて、それらの始まりはルネッサンスの「ヒューマニズム(人間主義)」。恋愛至上主義が結果的に性権力を肥大させたことは、世の男性には異論のないところでしょうが、大きな声ではいえない事実ですね。うかつには口にできないほどタブー化していることが、「権力化」していることの証左なのですが、あまりにも身近な権力なので、(男も女も)意外と無自覚だということも一端自覚すると怖ろしい世界に思えてきて・・・・でも逆らえないという気持ちになってしまうことが最強権力のゆえんかと(まっこと怖ろしや、性権力・・・)

 wyama | 2010.01.09 21:36

コスモスさん、コメントありがとうございます。
言われるとおり、男たちは自ら望んでその気になってきたと思っていましたが、その背景に「性権力」が存在していたのは間違いありません。
最近、そのことがあからさまになってきていると思います。
「草食男子」とやや微妙なネーミングがされていますが、豊かな時代に生まれ育った若者たちをみているとまさに実感します。
また、ほんの200年ぐらい時代をさかのぼるだけで、日本社会には全く違った豊かさと充足に満ちた社会があったことに気がつきます。
これまで、私たちの頭の中を染め上げてきた、もはや時代遅れの価値観念を捨てて、改めてどんなことが本当に充足できることなのか、みんなはどんなことを求めているのか、内なる声に素直に従ってみることが大事だと思っています。

 wholesale bags | 2014.02.10 5:11

金貸しは、国家を相手に金を貸す | 商品市場の背後に性市場あり(5)

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