70年貧困の消滅で、市場は縮小過程に入った−その5バブル崩壊後の世界(投機→バブル、消費→インフレ?)
皆様いつもブログを読んで頂いてありがとうございます。
前回はデフレ、円高ドル安、赤字国債発行が実際の経済に
与える影響と既存の経済手法が現状の経済と合っていないことを提示しました。
今やいくら国債を発行してもデフレ解消にもインフレにもなりません。
市場縮小している現在、市場に流れたお金は金融商品などに流れるだけです。
そうなると、私たちの生活には影響が出ないことが分かってきました。
日本では結局バブル→崩壊ということにしかなりませんでした。
今回は市場とバブル崩壊の関係について提示したいと思います。
TRY2004は、自然の大地をそのままに光と風を最大限に取り入れた、100万人の空中立体都市構造です。
こんな建物を作ったところで住むことが出来る人は限られている気がします。
現実よりもデザインなどが優先しているとしか思えません。
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失われた20年と言われるきっかけとなった日本のバブル崩壊
を知らない世代も社会人として活躍してきました。
今思えば、バブル時代にしてきたことは単なるバカ騒ぎであったような気がします。
バブル崩壊RAHPSODY リンク
株、土地転がし、ブランド志向、アッシー君、他今考えると
必要とは思えないところにお金を費やしていました。
崩壊するのが当たり前ですね。
今回はるいネットの秀作投稿
「バブル崩壊後の世界 (投機→バブル、消費→インフレ?)から引用します。
過去のバブルの経験を振り返ると、(大量のマネー流入によって)
発生したバブルが崩壊し始めると、金融機関その他を救済するという目的で、
政府は大量の国債を発行して、金融機関に注入。
(豊かさを実現した)先進国では、この大量のマネーが別の投機商品に向かい、
再びバブルが発生するということを繰り返してきた。
しかし、今回のバブル崩壊が過去のものと違うのは、
「発展途上国をも巻き込んだ世界規模のバブル」であったという点にある。
中国、インドなどの発展途上国もバブルの恩恵に与り、
まさにバブルに乗っかって急成長を遂げてきた。
このような発展途上国がバブル崩壊による経済危機を食い止めようと思えば、
先進国に倣って大量の国債発行→大量のマネー供給に踏み切る必要があるが、
貧困の圧力が消滅しておらず、また物的欠乏が生産力を上回っているため、
インフレ圧力が強まる(場合によっては、ハイパーインフレに至る可能性が高い)。
先進国のように物的欠乏が衰弱しており、
上記のような「消費」に向かわない場合には、再び「投機」に向かわざるをえない。
現在は、安全そうな投機商品が見当たらない為、マネーが国債に向かっているが、
世界的なインフレ見通しとなれば、長期金利が上昇し、国債価格はいずれ暴落する。
(この国債暴落危機を唱えている投資家(バフェット、ジム・ロジャースetc.)
は多い。)
現在は、タブついたマネーが、国債と株式に向かっているため、
国債価格及び日経・ダウが上昇しているが、
国家の財政状態や企業収益・企業資産と大きく乖離した値を付けており、
この”一時的なバブル”が崩壊する日も近いだろう。
結局、最も安全そうな資産である「商品(現物)」に向かわざるをえない。
実際、ゴールドや石油、小麦は09年初から徐々に価格を上げてきており、
今後も上昇基調が続くだろう。
「現物価格高騰」の再来は、世界的なインフレーションに直結する。
そして、インフレ傾向が強まれば、国債から現物へとマネーが動く。
この間、米国債暴落→ドル暴落は、ドルとの固定相場を引いている
中国及び中東産油国がハイパーインフレに見舞われるため、
「ドル離れ」を実行に移さざるを得ない。
アメリカ一極支配は完全に終焉を迎えることとなる。
先進国と後進国とのバブル崩壊後の違いを図解にしてみました。
日本(先進国)
物的欠乏の衰弱
↓
市場の縮小
↓
国債発行による市場の金余り
↓
不動産、株へ投資する
↓
不動産、株の過剰な評価(バブル)
↓
バブルの崩壊
↓
金融機関その他を救済するという目的で、
政府はさらに大量の国債を発行して、金融機関に注入
↓
市場は大量の金余り
↓
現物(金、原油、穀物)市場にお金が流れる
↓
現物市場の過剰な評価(バブル)
↓
バブルの崩壊
※物的欠乏の衰弱=市場縮小のため、バブル経済は必然になる。
中国、インド(発展途上国)
先進国の市場から余ったお金が流れる
↓
急成長による大企業の株、不動産の過剰な評価
↓
バブル崩壊
↓
金融機関その他を救済するという目的で、
政府は大量の国債を発行して、金融機関に注入
↓
市場に大量のお金が流れる
↓
貧困、物的欠乏が生産を上回るため、需要が供給を上回る
↓
インフレ圧力が高まる。
(場合によってはハイパーインフレ?)
※貧困、物的欠乏により、お金が実質的な消費に流れ、インフレになる。
上記の図解でいつくかの疑問が出てきましたので調べてみました。
1.インドや中国は本当にバブル崩壊するのでしょうか?
また本当にインフレが起きているのでしょうか?
るいネットより参考投稿がありますので紹介します。
中国経済はバブルか?①(msnマネーコラム)リンク
相当経済関係の数字を操作して、GDPを上げているようです。
中国経済はバブルか?②(msnマネーコラム)リンク
アメリカへの輸出に頼っている現在、相当お金が余っているようです。
このままではバブル崩壊してもおかしくありません。
私たちのブログ「金貸しは、国家を相手に金を貸す」でも
中国のバブル崩壊について調べています。
中国バブル崩壊と世界経済の行方 リンク
中国の国家の威信をかけた金融危機対策も限界に来ているようです。
広瀬隆雄 新興国投資情報レポートより
バブルを未然に防ごうとするインド リンク
インドもバブル化になっていることに気づき、対策をとっているようです。
風に聞けより 中国、インドは株バブル リンク
中国もインドも以前の日本のような株式バブルになっているようです。
実際中国、インドはインフレ傾向になっているのでしょうか?
世界経済のネタ帳より インドのインフレ率の推移 リンク
世界経済のネタ帳より 中国のインフレ率の推移 リンク
中国、インド共徐々にインフレ傾向になっているようです。
2.現在の金、先物取引は値上がりしているのでしょうか?
MONEYKITより 原油・天然ガスの価格推移 リンク
第一商品ホームページより 金価格の推移 リンク
金は上昇傾向にあります。
最近のニュースでも金が上がっていることが話題になりました。
.NY金、最高値更新=一時1300ドル台 リンク
社会実情データ図録より 穀物等の国際価格の推移リンク
天候によって多少上下しているものの、上昇傾向にあるようです。
確実に株、国債などから金や原油、穀物にお金が流れているようです。
このまま、投機目的でお金が流れれば、急落することもありえます。
3.今後お金はどの方面に使っていけばよいのでしょうか?
上記のようにいくらお金を流通させても私たちの生活はよくなりそうにありません。
しかし、必要なところにお金が使われば、良いはずです。
類的供給ってすごいシステム・・ リンク
・社会に求められているけどお金にならない仕事。
農業や介護や新資源・エネルギー開発、
あるいは「なんでや露店」といった仕事をする人に
お金を払ってあげたらいい。
物的需要から類的供給へ・・・ リンク
突破口は、市場時代のイデオロギーから脱し、
潜在する類的需要に応え得る類的供給喚起、
類的需要供給者育成に転換すること。
消費需要ではなく類的需要に応える・・・ リンク
その意味で、すでに貧困が消滅し序列原理から共認原理に
転換している日本国が果たすべき役割は大きいのだと思います。
もはや誰もが物的豊かさを求めているのではなく
、誰もが社会的役割充足を求めている。
物的豊かさを満足する消費需要に応えるのではなく、
社会的役割=類的需要に応えること。
つまりは誰もが類的需要の供給者へと転換していくことが、
市場構造を塗り替えることになり、
ひいては環境問題を突破するひとつの実現の道なんだと思います。
福岡の人材派遣業、その本質は”活力再生事業”① リンク
㈱コラボ・ジャパン。
代表取締役である鬼塚氏が著した【ネコの手が戦力に変わるとき〜一人も無駄にしない全員戦力化経営
『オーダーメイドの人材戦略』をテーマに掲げる人材派遣会社の例です。
具体的な活力再生事業(企業コンサルや人材育成コンサルなど)の実現性を探る
リンク
このような人々の意識潮流を鑑みると、
『新しい仕事の創出』として企業コンサルなどの
『活力再生事業プラン』の実現に、
本格的に取り組んでいっても良い時期だと感じる。
私たちのブログ「金貸しは、国家を相手に金を貸す」でも別シリーズして
活力のでる事業を調べています。
金貸しブログ・・活力再生事業シリーズ リンク
こう見てみると、バブルや投資に行っているお金を
いままで重要視していなかった事業に使うことが出来れば、
社会は活力を取り戻すとこができると考えられます。
まとめ
中国、インドは確実にバブルに向かっています。
経済崩壊やドル暴落などがきっかけで、海外資本が引き上げたとき
バブル崩壊する可能性があります。
またインフレ化も進んでいます。
その結果、暴動などが起こるかもしれません。
他方、先進国のお金は金、原油などの先物取引に流れています。
人間の物的欲望というものが限界にあることを先進国のバブルが示しているように
物ではなく、本当に必要なところ(類的需要)に使うことが出来れば、
私たちの生活 はもっと楽しく、活力のあるものになってくると思われます。
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コメント3件
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