2009-09-07

あと5年で中国が世界を制覇する〜中国は資源を求め世界各国へ触手を伸ばしている!〜

世界経済を中国が牽引できるのか?(前半)に引き続き、
金融危機以降、米国に代わる世界経済の担い手として注目されてきた「中国」
後半は、中国経済に対する肯定的な意見を扱います 😀
検証する題材は、こちら
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『あと5年で中国が世界を制覇する』 副島 隆彦 著
その中でスゴイ中国 って思った部分を抜粋してご紹介します
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ありがとうございます

「中国は過剰な「人力」で中東、アフリカを開発する」
今の中国の本当の底力は、奴隷労働並みの安価な労働力である屯田兵(辺境農民兵)の制度にある。人間を丸ごと輸出して、諸外国に5万人、10万人の中国人の町を作り、生産拠点(工場)を作り、道路を作り、鉄道を作り、ダムを作り、行った先のそれぞれの国に大きな産業を現に作っているのである。
初めのうちは、現地国の人々は、この貧しくて汚い中国人たちを嫌がる。しかし、それらの国々がどんなに中国を嫌がってもそのうち考えが変わる。奴隷並みの過酷な労働を中国人がやり、自分たちの国の橋や道路の基盤づくり(インフラ整備)をやってくれる中国に、やがて現地の人々は感謝するようになる。
〜中略〜
中国人の場合で、もっとすごい真実は、中国人の若い囚人(受刑者)たちを連れてくることだ。囚人たちをアフリカ諸国に連れていって、建設の現場で寝泊りさせて、そこで現地のインフラを作ることをしてきたのである。今もやっている。

「中国は資源を求め世界各国へ触手を伸ばしている」
 中国は戦略的に世界中の資源を狙っている。石油や天然ガスが出そうな国の開発権・鉱山権を徹底的に買いあさるということを、それこそ世界中でやっている。少しぐらいの高価なら、どんどん競争入札(合法的な資本参加)でせり落としている。1970年代から、アフリカのモザンビークやアンゴラに軍事支援のかたちで進出していた。東欧のハンガリーやルーマニアにも生産部隊として行き、工場を作り目立たないようにしながら自力・自活で定着してきた。目立ったら人種紛争の火種となる。おそらく10万人単位の中国人の屯田兵部隊のような建設兵団が、世界中のあちこちに「経済支援、開発支援」の名目で住み着いている。

この『人』の力と、強行に自国の資産拡大・防衛をする中国の意思(?)みたいなものの力スゴイ :blush:
ただそれだけでは覇権を握れるか と言えばなんとなく弱い感が残ります
資源収奪の観点から、インフラを整備しても現地の人の感謝を得られるかどうかは疑問が大きいですし・・・ 👿
今後の中国の動向・米国債の動きが気になります

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コメント4件

 インスタント山伏 | 2010.03.22 8:48

中世以前のキリスト教はもっと、ひどくてバレンタインなんかは、嬲り殺しです。(記念日にあとで変更)
二クラウスはどうして、トルコの強欲司教がお布施の分配をあんな形にしたのか?
一番好きな、ジョルダーノ・ブルーノにいたっては地球が動いてるっ、ていって、舌に釘を刺されて殺されました。
教会が、橋を作り通行料、市をたてて交易料、教会の土地を耕す人頭税、お金がないと免罪符、これらを銀行がインフレさせて、バチカンとバチカンの交易部門を取り込んでゆく物語はとても(こんな短く的確に)書ききれないと思いますが、相当の資料とその読み下し解釈はすごいとしか。とにかく応援しています。
アタマ悪い文章でごめんなさい。

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