2016-11-24

トランプ政権後の米・露・中の関係

米露米中

前回は、キッシンジャー元米国務長官が、トランプ政権の外交戦略として、中国とは距離を置き、ロシアとの関係を重視する方向を示唆していることを紹介しました。

今回は、トランプ氏自身が、ロシア、中国との関係をどのように語っているかを調べてみました。トランプ氏の公約を紹介しているサイトから、ロシア・中国に関する部分を抜粋して紹介します。

 

トランプ米大統領誕生で世界はどう変わるのか 5つの形

・ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は強力な指導者だと称え、良好な関係を築きたいと発言。自分ならば、プーチン氏との緊張関係を緩和できるはずだと主張してきた。

・輸入関税を支持し、中国には45%、メキシコには35%を課す考えも示している。

 

【アメリカ大統領選】トランプ大統領誕生! これまでの公約33連発

・中国! アジアで調子乗ってるらしいやん

・とりま東シナ海と南シナ海の米軍増やすわ

・ロシアと一緒に ISシバく

・(税制改革の)ついでに中国の貿易税増やしとこか

 

ドナルド・トランプ氏の公約一覧がこちらwww

・中国・日本を始めとするすべての輸入品に対して20%の関税をかける。

・大統領選に勝利・就任初日に、中国を「為替操作国」に認定する。

・中国のハッカーや模造品に対して規制を強化。

・中国からの輸入品には45%の関税。

・中国の冒険主義を思いとどまらせるために、東シナ海と南シナ海での米軍の存在感を高める。

・米国・ロシア間の協力を増やす。

 

これまでの米・露・中の関係は、米・露はウクライナ問題での経済制裁をはじめ対立関係にあり、米・中は貿易を強化し今や、中国の最大の輸出先はアメリカになっています。ところがトランプ氏はロシア重視、中国敵対に転換しようとしているようです。この方向転換はどこから来ているのでしょうか。

 

これまで、米中関係が良好だったのはグローバリズムの考え方が中国にとっても都合が良かったからと思われます。中国は安価な生産力と世界最大の人口を武器に世界的な覇権を狙っており、グローバリズムの考え方は中国にとっても都合が良かった。一方のロシアは民族主義、東欧経済圏を堅持する姿勢で、グローバリズムとは対立する考え方でした。

 

トランプ氏はアメリカの経済を再生するために、グローバリズムから離脱を目指しており、経済政策についてはロシアのプーチン大統領と考え方が近く、中国とは対立することになります。

 

さらに、中国は経済的にも軍事的にも力をつけてきて、その覇権主義を表に出して国境紛争を起こし始めています。中国が予想外に力を蓄えてきたことに、危機感を感じ、中国をけん制するためにも、ロシアとの関係を強化する方向に転換しているようです。

List    投稿者 dairinin | 2016-11-24 | Posted in 09.反金融支配の潮流No Comments » 

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