2021-08-15

【エリート=詐欺師】CIAは実は無能なダメ機関⇒支配の中核を成す騙し「エリートは超優秀」の崩壊2

確かに、我々はこれまでCIAと言えば、冷徹無比な恐るべき切れ者たちの集団だと思わされてきた。そして、日本の特権階級たちも恐れおののいている。ところが、何のことはない。日本の旧軍部や官僚と同じ、事実を直視できない、自分たちに都合のよい思い込みで動いている無能集団であるということだ。
さらに、『わたしはCIA諜報員だった』(集英社文庫 リンジー・モラン/高山祥子) によると、

子供の頃からスパイに憧れていた少女が、難関を突破して念願のCIAに入局―だがそこで彼女を待ち受けていたのは驚き呆れる現実の連続だった。世界最高の情報機関の実態は、機密情報の捏造、予算の浪費ばかりが横行する信じられない無能集団だったのだ。奇妙な入局試験、苛酷な訓練、東欧でのスパイ活動、9・11を経て退局を決意するまでの5年間を自らの体験そのままに赤裸々に公開する。

どうやら、CIAが無能なダメ集団であるというのは本当らしい。
確かに、9・11の自作自演などは、誰が見てもバレる話であって、いくら追い詰められているからと言って、あんなミエミエな事件を実行に移せるのは、彼らがそんなことをしたらどうなるのか、後先が全く読めない馬鹿だからだと考えた方がスッキリする。
よく考えてみれば、これは当たり前のことだ。CIAだって試験エリートにすぎないのであって、刻々と移り変わる状況を白紙から捉え直して、どうするかを考えることなどできるはずがないのだ。そういう意味で、日本の官僚と何ら変わりがないのは当たり前である。(日本の官僚と違うのは、CIAが脅迫という武器を持っていることである)
そんな無能集団である戦争屋-CIAの言いなりに、何故日本だけがなってしまったのか?
日本の官僚たちが(輪をかけて)無能だからだ。
『雁屋哲の美味しんぼ日記』2010年7月11日「鳩山由紀夫氏から菅直人氏へ(2)」から続けて引用する。

これで、日本がアメリカに隷属し続けた原因が分かるだろう。
自民党議員も政府官僚はみんなアメリカから金を貰って弱みを握られているからアメリカに反することは出来ない。
自民党の二世・三世議員も同じことだ。祖父と父が従ってきたボスにどうして息子が反抗出来るか。
だから民主党政権になって、辺野古問題でアメリカの意志に反することを言い出したら、日本の官僚組織が一団となって、小沢一郎氏、鳩山由紀夫氏 を引きずり下ろすために全力を傾けたのだ。
誰なのか正体の知れない「市民団体」に訴えさせて、一旦不起訴と決まった小沢一郎氏を検察審議会に、「起訴相当」の判決を出させたりもした。
どうして、あんな事をさせるのか。
考えてみれば、日本の官僚は上下関係でがんじがらめになっている。自分たちの先輩の決めたことを、自分が覆したら、官僚世界から追放される。官僚は官僚の世界から追放されたら生きて行けない。東大法学部を卒業した人間はその肩書きしか人間としての力はない。その肩書きが通用するのは 官僚に関係する社会だけであって、実社会に放り出されたら、全く無能力である。だから、日本では改革などと言葉で言っても、絶対に改革が実行されない。
それと同じで、現在の官僚は、米軍の沖縄基地の自由使用、と言う過去の先輩たちの決めた慣例をひっくり返したらえらいことになると怯えたのだろう。で、人間としての価値もない無能な官僚全体がよってたかって民主党攻撃に回っているという訳だ。

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金貸し-CIA→日本の官僚による支配とは、実は無能な人間たちによって支配されてきた
と言い換えることもできる。
何故、そんなことが可能だったのか?
これまで、我々は、CIAにしても日本の官僚にしても、エリート=超優秀と思い込まされてきたからだ。
2010年06月30日「騙しの破綻→特権階級は追い詰められている」で、近代社会全体が大掛かりな騙しで出来上がっていることが明らかにされたが、その騙しの一つが、「官僚やCIAは超優秀」という嘘なのではないだろうか。そして、これは官僚やCIAといった統合階級(特権階級)支配を正当化するための騙しであって、支配の中核を成す騙しである。
逆に言うと、支配の中核を成す「官僚やCIAは優秀」が嘘であって、実は無能の極みであるという認識が広がりつつあるということは、彼ら特権階級支配が崩壊するのは近いことを暗示しているのではないか。
実際、CIAでは嘘の報告や機密情報の捏造が横行しているという。言い訳・ゴマカシ・隠蔽によってCIAも指揮系統が崩壊しつつあることが伺える。「隠蔽・言い訳・誤魔化しの横行によって崩壊する私権体制」という時代の潮流からは、CIAも逃れることはできないのだ。

 

List    投稿者 tasog | 2021-08-15 | Posted in 09.反金融支配の潮流No Comments » 

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