2008-02-19

インターネットが地域再生を加速

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新潟県の山里に入植して無農薬米を栽培している農家が、地域再生のきっかけになりそうだという。
コシヒカリといえば魚沼産が日本一の価格で売れていることは有名ですが、ある生産者が作る米はその何倍もの価格で売れているようです。
魚沼産コシヒカリをつくってきた地元の農家からは、無農薬・全て人力による米づくり は異端視されていたようですが、インターネットで紹介されたことがきっかけになり、地元でも賛同者がふえる兆しが現れてきているようです…
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記事の抜粋を以下に紹介します。


 連載を始めて三月が経った。その間、戸邊秀治さんの周辺で変化していく状況を、季節の移り変わりと共に見つめてきた。驚いたことに、わずかの期間にもかかわらず、戸邊さんの生活や松之山という過疎の町に、急激な変化が起こっている。それらはインターネットの力と言うほかない。
> 「3年後に想定していたことが今まさに訪れています。これほど早く、こちらの希望どおりに米が売れるようになって、ちょっと、多忙すぎて困っているほどです。それに、見向きもしなかった地元の農家が、私に関心を持ってくれるようになりましたし、一緒に米作りをする仲間もできそうです

ネットで紹介される前から、東京に直販するルートを確保していたが、ネットでの紹介をきっかけに一気に引き合いが増えたという。
さらに、地域再生に向けたより大きな変化として、ネットでの紹介記事をきっかけに地元での賛同者が増え始めているもよう。

> こうした新参者への無理解は、すべてディスコミュニケーションがもとで起こっていた。戸邊さんを覆っていた霧を晴らしたのがインターネットである。
 ただ、松之山の農家は高齢の人が多く、パソコンの普及率が低い。当コラムは、前述した(第2回、第6回)高橋直栄さんが所有するパソコンからプリントアウトされ、さらにコピーされて“戸邊秀治という生き方”は多くの人に伝播していった。

> 「前回のコラムで紹介された松之山のT建設会社が農業参入するとしたら、これは大きな出来事です。松之山の米を全部無農薬にする力を持っているわけですから。松之山米が安全でおいしい米として、たいへんなブランドを獲得する可能性だってありますよね。ぼくは6年前、この土地に来たばかりの頃に、松之山の米は1俵10万円で売れる、と言ってきました。でも、夢物語と一笑に付された経験があります。
 それだけにT社に期待するところは大きいです。ぼくは今、あなたが前回のコラムに書いた頸城建設と話し合いの場を持ちたいと考えています。組織立った米作りの可能性について意見交換がしたい。それに、米作りや販路のことなど、ぼくが知り得たノウハウのすべてを参考にしてもらえたらうれしいんですけどね。なんといっても組織は雇用を生みますからね、間違いなく過疎地の活力になるわけです

思いを同じくする人たちと一緒に取り組みたいという気持ちを持って入植したものの、地域の人たちに認知されるのはなかなか難しかったようです。しかし、ネットでの紹介をきっかけに、考え方や取り組む姿勢、そして具体的な成果が知られるようになり、賛同者の輪が広がり始めている。
リンク

 「新聞にあれほど大きく紹介されましたけど、地元の人は何も言ってきません。ぼくがマスコミの取材を受けるのは、私の生き方を知ってもらい、そこから米作りの友人ができることを期待しているからです。良質の米作りについて、意見交換できる人たちと交流を持ちたい。やりたいことがいっぱいある。今すぐ試してみたいことも山積しています」

リンク

> 「なんといっても米がうまいから。あの(慢性的に病害虫が出た)田んぼでどうして1俵18万にもなる米ができたのか、努力したんだわさ。この頃はちょっと戸邊さんを見直した
> 「戸邊さんの米は確かにうまい、おやっ、と思うほどおいしかった。来年は1反だけでも戸邊さんのやり方に近づけた米作りをしてみようと考えている
 試験的に無農薬の米を作り、うまくいけば耕作面積を増やすことも可能かもしれないという。一律2万8000円(1俵)で売ってきた米の中にも、付加価値の高い米があっていいと考えるようになった。「1俵が6万や8万で売れる米を作ってみたいわさ」と本音ももらす。
> もしも滝沢さんが来シーズン、戸邊さんのやり方に近い米作りに乗り出したとすれば、それこそが地域再生の第一歩になる。滝沢さんの次の言葉が、戸邊さんに続く農家の誕生を期待させる。
 「松之山は5反ばかりの農家がほとんどでな、そういう人たちには、戸邊さんは救世主になるかもしれん

以上、ある地方の農業集落でのひとつの事例ですが、他のケースにも繋がりそうなポイントが挙げられると思われます。
  ●生産物の評価が広がり、需要が拡大してゆく
  ●地域の人たちの中に、成果についての評価が広がる
  ●地域の中で、可能性・展望を共有する人が登場して、広がってゆく
これらの変化を加速するきっかけがネットであったことが示唆的だと思います。
国や行政からの押し付けではなく、普通の人々の中から生まれた取り組みが、それに可能性を感じた人によって発信され、それを知った人たちによって口コミに近いかたちで広がっていった。
それ以前に、マスコミの報道があったようだが、その効果はほとんど無かったという。
ネットで発信し、それを伝えていった人々は農業集落が直面する外圧状況を共有しているからこそ、そこにある可能性の芽を即座に見出し、ある種の確信を持って広がっていったのだろう。
だから、その先は、可能性への期待が実現への確信に変わり、地域再生への展望が共認されて地域の人々による協働の取り組みの中から活力が引き出されていくといった、さらに大きな動きへと広がっていくことが期待できると思われる。
byわっと

List    投稿者 wyama | 2008-02-19 | Posted in 09.反金融支配の潮流2 Comments » 

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コメント2件

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