2020-01-28

国際情勢の大変動を見抜く!-49~東西冷戦構造の欠陥がキューバ危機で露呈された~

キューバ危機

ケネディ大統領が暗殺された理由が3つあったというのが大きな気付き。

1つ目は、金貸しの中央銀行を蔑ろにする国家紙幣の発行。

2つ目は、金貸しの金儲けの手段であったベトナム戦争を終結させようとしたこと。

3つ目が今回のキューバ危機に関する対応。

金貸しが仕組んでいた東西冷戦構造は、米ソの“均衡した力”によって成り立つが、当時の米ソの力関係は米>>ソ連で、ケネディ大統領はキューバ危機でのソ連排除により、これを実際に世界に知らしめた。さらに、ソ連との関係改善に乗り出したとのこと。

 

金貸しの意向に真っ向から相反するこれらの行動が、ケネディ排除に繋がったということだと分かります。

 

『知ってはいけない現代史の正体』(馬渕睦夫 著)からの紹介です。

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■1962年 キューバ危機

 

◇通説   :米のキューバへの内政干渉と交換にソ連がミサイル基地を撤去した。

◇歴史の真相:ソ連の実力が過大に評価されていたことが露呈した。

 

●行使してはいけない本来の実力

1961年に第35代米大統領に就任したジョン・F・ケネディは、アメリカの本来の力を発揮しようと努めた稀有な大統領でした。1962年に起きたキューバ危機への対処を見ると、それがよくわかります。

 

ソ連がアメリカの目と鼻の先のキューバにミサイル基地を建設しました。ケネディ大統領は海軍を使いキューバ封鎖に踏み切ります。封鎖とはキューバの港や海岸への交通の一切を遮断することです。

 

アメリカの実力行使に対してソ連のニキータ・フルシチョフ首相は、ミサイルを積んだソ連船を海上封鎖線の手前で引き返させました。米ソの直接対決はこれで回避されましたが、正統派の歴史解釈は真実を伝えません。

 

国際金融勢力によって作り上げられた東西冷戦構造には、基本的な欠陥がありました。それは、アメリカと対峙するソ連はアメリカに匹敵する実力を有していないということです。したがって、冷戦体制を維持するためには、ソ連の劣勢を明らかにしてはいけないのです。そのためには、アメリカは本来の実力を行使してはいけない、つまりソ連を叩き潰してはいけないのです。ところが、アメリカが本気で実力行使をしたため、ソ連の虚勢がばれてしまったのです。これがキューバ危機の本質的な意味です。

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ケネディ大統領はアメリカの軍事力を正面から振り上げ、示威しました。そこでフルシチョフは譲歩せざるを得ませんでした。キューバ危機の顛末の本質は、それまでソ連の実力が過大に評価されていたことが世界中に暴露されてしまった、ということです。

 

●“ある特定の民族”の人々

ケネディ大統領はキューバ危機後、ソ連との関係改善に乗り出します。しかしこれはつまり、国際金融勢力が構築した冷戦構造を崩壊させようとするものでした。

 

『グロムイコ回顧録』によれば、1963年11月のケネディ暗殺の2ヵ月程前、グロムイコソ連外相がケネディの招きでホワイトハウスのバルコニーで2人だけで話す機会を持ったそうです。アメリカ国内には、米ソが緊密な関係になるのを喜ばない2つのグループがある、とケネディは切り出しました。

 

ケネディの言う2つのグループとは、まず、イデオロギー的な見地から関係改善に反対する人々です。つまり、どの国にも見られる反共勢力のことです。もう一つのグループとは、“ある特定の民族”の人々で、彼らはいかなる時でもソ連がアラブ陣を擁護しており、イスラエルの敵であると信じて疑わないグループです。このグループは、両国の関係改善の努力を困難にするための効果的な手段を持ち合わせている、というのです。グロムイコ自身が、“ある特定の民族”とはユダヤ・ロビーを指すと注意書きしています。

 

グロムイコはケネディ暗殺の報に接したとき、「自分でも理由が分からないのだが、ホワイトハウスのバルコニーでの二人の会談を思い出した」と回想しています。ケネディを暗殺したのはユダヤ・ロビーではないか、とグロムイコは考えていたのです。ケネディが指摘した米ソ関係改善を阻止する「効果的手段」の中に、暗殺が含まれていたのだと暗示しているようにも受け取れます。

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