2021-11-28

世界バブルの行方。・・・バブル崩壊の引き金が一つづつ引かれていく。標的はアメリカとドル。

一本調子でインフレが進むかと思ったら、ここにきて市場が一変。
金貸しの広宣機関であるマスコミが、一斉に報道始めたコロナの変異株(オミクロン)登場には笑ってしまうが 、市場が反応して株や原油が暴落した。

イギリス連邦の南アフリカから始まって、香港、ベルギー・・・イギリスに近い・関係深いところばかり(笑)。

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・・・しかし、マスコミが騒ぐ短期的な動きよりも、長期的な予測の見通しを立てたい。
株高のバブルとドル需要の根強さは続いているように見えるが、世界バブルの行方は?

 
最近の重要な出来事から、
・FRBは、リーマン危機以来続けてきたQE(ドル紙幣バラまきによる債券買い支え)を今月から減らし、来年夏にはゼロにすることを決めた。
・FRBには、民主党政権からQEを縮小させる政治圧力がかかっている。米インフレには、中露だけでなく米左派(民主党左派)も港湾労働者のサボタージュで一翼を担っている。
・同時に、彼らは地球温暖化防止から、化石燃料(石油ガス石炭)に対する規制を強め、燃料の価格を上げさせ、インフレを煽っている。(FRBに対して、QEをやめろという圧力。)

・そして既に、銀行にリスク融資を止めさせる“バーゼル3”(BIS規制の最新版)が、今年6月から順次発効。FRBによる逆レポ(銀行からの資金回収)が進んでいる。→高リスク投資や中小企業や個人への貸し出しが規制され、破産が増え、消費も減退していく。
※1988年のBIS規制(バーゼル1)は、銀行の貸し渋り→日本のバブル崩壊の引き金の一つになった。
・バーゼル3は、金の空売り・信用取引や先物取引も事実上禁止(高リスク取引とみなされる)。これにより、いままでの金先物・人工的な金相場引き下げが不可能になる。
・ビックテックを世界中で税適用の動きとアメリカでの公有化の動き。
・日本政府の債務の膨張→円安と長期金利の上昇傾向から、国債暴落の懸念があったが、中露が日本国債買い増し?リンク

 
★これらの動きの目的は一つに収斂。
・世界バブルは、中銀からのバルブが締められ、次第に債券市場・株式市場の崩落へ向っていく。中央銀行は、金利が上がり始めると巨大負債を抱えたまま動けなくなる。・・・グローバル経済の元締めである、アメリカFRBとドルが最大の標的と見られる。
アメリカ帝国の金融グローバル体制を倒すために、金融奥の院・ロスチャ・中露が、表では対立しながら、裏で事を進めている構図。そのための無能バイデン政権。ヨーロッパはアメリカに準ずる標的か。日本は民族派に転換して、中露が買い支えか?
上記のように、既に世界バブル(アメリカバブル)潰しの条件は整った。これから、株の暴落や高騰、恒大etc金融市場の揺さぶり、債券暴落を混ぜ込みながらアメリカ金融帝国を倒す。

 
★なぜここまでアメリカ(+ヨーロッパ)を標的にするのか?
・金貸しが作った金融市場の元締め(FRB)であり、基軸通貨国であり、金貸しの寄生先だから。だから分裂・解体まで進むだろう。

 
※追求が必要な点
・ドル基軸は世界の取引で使われているため、根強い需要がある。ドルが暴落するのは中国等のCBCD(中央銀行による仮想通貨)が整備される2024以降か?すると3年かかる?
・また、通貨システムとしてドル基軸を守ってきたのは、BISが管理しているSWIFT手順(国際的なマネーの送金プロトコル:旧式の手順)。SWIFTを守っている主体は、BIS の理事を務める世界の中央銀行と、民間銀行。BIS/奥の院は、次の金融システムをどう考え、どう関与するつもりか?

by タロウ

List    投稿者 inoue-hi | 2021-11-28 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨, 09.反金融支配の潮流No Comments » 

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