2011-06-04

脱原発、脱市場、不屈の日本再生10 〜福島メルトダウン→日本は放射化する?〜

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前回、前々回と原発がなくても大丈夫な事実⇒『原発なくてもいけるやん!』と、新エネルギーの可能性⇒『素敵な未来エネルギー』を明らかにしてきました
しかし、私たちが原発がなくても大丈夫な構想を練っている間に、東電から驚きの発表がありました
事故発生から2ヵ月、東京電力は津波発生直後に1号機が「メルトダウン(炉心溶融)」を起こしていた事実をついに認め、2~3号機についても炉心が溶け出している可能性を示唆した。
つまり2ヶ月も前にメルトダウンしていたことを今になって認めたのです
みなさんはこの間の東電・メディアの情報をどのように感じていますか?
「なぜ今になって?」
「情報は知ってて流さなかったんでしょ?」
「今になって炉心溶融してましたって聞くと、ああやっぱりなんだって思ってしまう」
「メルトダウンするとどうヤバいの? 慣らされすぎて分からなくなった」

情報を知ってて流さなかったのだろうという疑惑から、マスコミ不信が益々進むと同時に、「ああやっぱり」といった事故に対する慣れから情報を正確に掴むアンテナが鈍ってはいませんか
そこで今回は、福島原発の現状の整理し、このまま事態の収拾がつかず放射化していくのかを明らかにしていきたいと想います
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ありがとうございます
マスコミの発表を受けて、現在の福島原発の現状がいかに深刻な状況であるかを端的にまとめた記事をるいネットより引用します。
「東京脱出」が現実になる日 福島第一原発メルトダウン3発の衝撃!①

東京の数値が、茨城や千葉、埼玉で観測した結果より総じて高いという結果が出た。セシウム137の半減期は約30年であり、東京も危険な状態なのだろうか。
株式日記と経済展望リンクより転載します。
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◆「東京脱出」が現実になる日福島第一原発メルトダウン3発の衝撃! 5月27日 現代ビジネス
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もはや福島第一原発には、「棺」すらないのか。事故発生から2ヵ月、東京電力は津波発生直後に1号機が「メルトダウン(炉心溶融)」を起こしていた事実をついに認め、2~3号機についても炉心が溶け出している可能性を示唆した。
「メルトダウンはしていない」
幾度もそう繰り返してきた発表を自ら覆した東電は、これまで着々と進めてきた「水棺」作業を断念した。いまだ熱を発し続ける原子炉を冷やすため、原子炉格納容器の上部まで水を満たすべく注水を続けてきたが、圧力容器の破損による水漏れで約1ヵ月経っても圧力容器の下底部にわずかにしか水がたまっていないことが判明したからだ。これは単なる作業工程の躓(つまず)きに留まらず、新たに汚染水を増やすというジレンマを生んでいる。
 内閣府・原子力委員会専門委員の青山繁晴氏が言う。
「注水に費やした水が放射性物質に高濃度で汚染され、構内に約10万tもたまっています。この汚染水と、同じく高い放射線量の瓦礫が現場の作業を阻んでいます。原子力の平和利用(原子力発電)が始まって60年ほど経ちますが、このような事態を人類が経験したことはありません。これは原発大国であるフランスの『アレバ社』やアメリカにとってももちろん同じことなので、彼らの動きは鈍い。海外に頼るより、中小企業を含めた日本の技術を結集することが急務です」

つい先日作業工程を発表して事態は収束に向かうかに見えた原発問題でしたが、実は震災直後には既にメルトダウンを起こしていたことは必至で、圧力容器には既に穴が空いておりこれまでの必死の冷却作業も駄々漏れで、先の作業工程などもはや意味をなさない状況です:cry:

1号機内で4000ミリ・シーベルト
 東京電力は4日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋1階南東部の床を貫通する気体輸送用の配管周辺の隙間から湯気が上がっているのを、調査に入った米国製ロボット「パックボット」で確認、撮影したと発表した。
 湯気が立ち上っている周辺の放射線量は、最高で毎時4000ミリ・シーベルトで、3月11日の事故発生後に測定された中では、最も高い数値だった。3分余りで作業員の被曝(ひばく)限度である250ミリ・シーベルトを超え、15分間続けて作業すると、吐き気など急性放射線障害の自覚症状が出るレベルだ。

これは単純に作業工程を組みなおせばよいという単純な話ではありません このような事態は人類が未だかつて経験したことのないほど深刻な状況なのです

山崎氏は東京や埼玉、千葉や茨城、福島の土壌中(地下1cm)の1kg当たりのセシウム濃度を実測。東京の数値が茨城や千葉、埼玉で観測した結果より総じて高いという結果が出たのだ。
「首都圏の土壌が汚染されているというのは事実ですが、なぜ東京で比較的高い数値が出たのかは研究の段階です。
いずれも国の定める5000ベクレル以下の数値ではありますが、福島第一原発が爆発する前はどの地点でもほぼ1kg当たり10ベクレル程度の低い数値でしたので、江東区亀戸の3201という数字を見ればいかに異常な状況かが分かります。
 セシウムは大気中に舞っている土の粒子や粉塵とともに風に乗って飛散したのでしょう。土壌に吸着すると、雨が降ったくらいでは流されずに強く沈着します。土砂降りで泥そのものが流されない限り、いつまでも(セシウム137の半減期は約30年)そこに留まるのです」(山崎氏)
目に見えない放射性物質には、距離という尺度は必ずしも通用しないのだ。日本環境学会元会長の畑明郎氏は、「15歳以下の子供や妊婦にとっては」と前置きした上で、次のように断言する。
「福島から100km以上離れた東京の新宿区や東村山市の土壌からも放射性セシウムが検出され、3月には幼児の基準値を超える放射性ヨウ素が浄水場から検出されました。東京はすでに安住できる土地とは言い難いのです。また、福島第一原発から1000km圏内は、大なり小なり汚染されています。5月10日には、京都の日本海側にある舞鶴市の椎茸からも微量の放射性ヨウ素が検出されている。収束が見えない以上、汚染が全国にさらに拡大して行くことを危惧しています」

御巣鷹山事変と日本の闇勢力 原発事故、これからの日本はどうなる?

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また、フィリピンに逃げた男たちは、フィリピン人のスタッフから「日本から来たあなたたちと3時間以上いると、頭痛がしてくる」と言われているしい。つまり日本人が放射線を出しているということ。これについては反論もあるようだが、福島原発の現場でも放射線を浴びたコンクリートが、強い放射線を出している現象が報告されている。
これは、強い放射線を浴びたコンクリートの一部が放射性物質化したということであり、同じことが人体に起こっても、つまり放射線を浴びた人体が放射線を出し始めたとしても不思議ではない。そいう意味では、放射能は伝染するとも云える。
もちろん、二次的な放射性物質は一次物質より弱い放射線しか出さないし、生体の場合は細胞が新陳代謝するので、いずれは出さなくなる。しかし、今後3〜10年間にわたって放射線を浴び続ける日本人は、その間ずっと放射能人間であり続けることになる。

このように、このまま事態が収拾しない以上、放射線は漏れ続け被爆した物や人が移動先で放射線を放ち、今度は汚染物質に変わってしまう
日本中どこにいてもこの深刻な状況は変わらないのです。。。
このような状況の中、震災後の放射能漏れ事故を契機に外国人は日本を離れ、観光客も激減し、貿易に関しても被爆の可能性のある日本製品は敬遠され始めています。直に日本相手に貿易をする国は殆どなくなるのでは事実上の半鎖国も免れられない状況にまでなるのではないでしょうか
果たして原発事故を収拾できずにこのまま放射化していく日本はどうなってしまうのでしょうか?
次回は、放射化という新たな外圧に直面する日本!ど〜なる今後の日本?を追求して生きたいと想います

List    投稿者 miyashow | 2011-06-04 | Posted in 09.反金融支配の潮流3 Comments » 

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コメント3件

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