2009-01-04

G20の可能性を探る G20な国々②アルゼンチン(その2)

謹賀新年でございます。
昨年に引き続き、「G20な国々」として、G20各国を巡り、4月に再開されるG20の行方を見通して行きたいと考えています。
新年、一発目は、先の「②アルゼンチン」に続くアルゼンチンの第二弾です。
最初に(仮設的では有りますが)結論付けておくと、アルゼンチンは色々な意味で、可能性「大」です。
発言力は大きくなって行くでしょうし、是非そうなって欲しい。
ただし一方で、IMFとの関係で、大人しくなってしまうという懸念も残りますが・・・
サポーターも元気です

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まずは、アルゼンチンの空気を少し感じてみましょう。
地球の歩き方さんにお手伝いしてもらいましょう。
結構、初耳系、が多くてビックリしました(私が勉強不足なのでしょうが・・・・ 🙄 )

南米大陸の大自然すべてがある。
その国土は、面積世界第8位の278万400km2、南北3800km。
灼熱のジャングルに始まり、365日決して夏が訪れることのない氷の大地まで多岐にわたる。
母国スペインだけにとどまらずイタリア、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ各国からの移民は全人口の95%を占め、第2のヨーロッパに塗り替えたとされる。
ブエノス・アイレスからチリ国境へかけての西側は、ワインの里として知られるメンドーサや保養地のコルドバといった気候のいいエリアが広がる。ボリビア国境にかけての北側は、灼熱の太陽がむき出しの山肌を照らす乾燥地帯。そして南緯40度以南を指すパタゴニア地方は、人よりも動物が多いエリア。世界に残された数少ない、大自然を実感できるフィールドだ。

次は、アルゼンチン最近の国内状況です
コッチは、在アルゼンチン大使館さんに助言願いました。
2008年12月作成在アルゼンチン大使館よりの抜粋です)
フェルナンデス大統領は、国際金融危機に対処するため、生産省の設置、企業の負担軽減措置、無申告の海外資産等の国内への還流促進措置、710億ペソを上回る公共事業計画等を発表した。
為替レートについては、中央銀行等による厳格な検査等のため相場は落ち着きを取り戻した一方で、資金の国外流出等を受けて金利が上昇する局面が見られた。外貨準備高は、前月末比11億ドル増の461億ドルとなった。
10月の生産においては減速が見られた。消費についても一部に弱さが見られた。11月の自動車の生産は大幅な減少となり、自動車販売台数も前月に引き続き大幅に減少した。市場見通しでは08年の成長率は6.8%、09年は2.7%と予測されている。
10月の消費者物価の伸びは0.3%となり、下落傾向にあるものの、政府発表の指標は引き続き実態を下回っていると見られている。
10月の一次財政収支は、引き続き前年に比べ黒字幅が増加した。
10月の貿易は、輸出が前年比13%増、輸入が同37%増となり、貿易黒字も同1%増加した。
民間年金基金(AFJP)の国営化法案が一部修正の上、賛成多数で可決された。(資金の使途の監視を目的として、亜政府、年金生活者、労働者、企業団体、銀行及び国会議員により構成される審議会が設置されること等となっている。)
アルゼンチン航空及びアウストラル航空は公共の利益に適うと宣言し、両航空会社を国有化する意見書が採択された。
中央銀行は、急激な為替変動を緩和するため、ドル売り介入を行った。
中央銀行は、有価証券の購入者に対し、少なくとも72時間以上、同証券の保有を義務付ける通達を発出した。
中央銀行の理事会は、銀行に対し流動性を供給する条件を拡大し、個人向け貸付債権及び不動産ローン債権を担保とした貸出を可能とする制度を承認した。
⇒消費動向は、この間の金融危機の影響を受けて減速基調にあるが、前年同月比では上昇しており、GDP成長を継続できる見込みの様子です。
そもそも、資源+農業といった底力があるんです。
為替、株の変動も、政府による調整が効く範囲で、おそらく大きな混乱は発生していない。
そもそも、アルゼンチンは、前回のIMF介入時も、その実態は、国民のたんす貯金を廻せば何とか国は廻る範囲であり、その後反IMF機運が高まった事件でしかなかったと言われている。
歴史的には、国際金融資本に2回もやられた経験を持つ国家であり、今回一連の金融危機を受けての、金融管理側の急先鋒の可能性を持つ国家。
ブラジルと共に、南米経済圏の2トップとして、金融管理を推進していく力を持っている国だと思います。
侮れないゾ!!! アルゼンチン

List    投稿者 gokuu | 2009-01-04 | Posted in 09.反金融支配の潮流4 Comments » 

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コメント4件

 Ddog | 2009.06.05 17:15

もう少し勉強してください。
為替と金利差などすっ飛ばしたこの説明は批評する気にもなりません。

 goqu | 2009.06.06 14:11

>Ddogさん
コメントありがとうございます。
次のorimexさんの記事にあるように、時々刻々としかも意図的に変動できる“為替”というものの影響は非常に大きいと思います。
もっと勉強していきたいと思います。

 二階堂定晴 | 2009.06.07 16:18

>日本はアメリカ国債を買わされる一方で、資金を「金貸し」に融資し、「金貸し」が投機で儲けることに低金利で協力していたというわけです。
↑こりゃ、日本国民としては許すまじき行為ですな。
で、「為替」でさらにピンハネできるようになっている。
まじめに働く気も失せる、というもんです。。。

 goqu | 2009.06.08 14:06

>二階堂定晴さん
コメントありがとうございます。
金貸しは、何も生産せず、収奪するシステムを作り上げるのに長けています。
農耕民族で、自然を対象に生きてきた日本では、思いつかないような手口を繰り出してきます。
防衛するために、益々勉強の必要性が高くなっています。

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