2006-12-16

今年、1年を振り返って。。。

今年、1年を振り返って記憶に残ったニュースと言えば、
ホリエモンことライブドアの粉飾決算疑惑」と
村上ファンドのインサイダー取引疑惑」ではないでしょうか?
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ホリエモン、村上ファンド共にネット界での「勝ち組」「六本木ヒルズ族」として世間に持て囃されましたが、これらの現象は、一体何だったでしょう?
その本質部分に迫る意味でも、IT産業やネット界が、今後どうなって行くのだろう?
の問いかけでもあります。
昨今、ネット界での「商取引の自由化」が、加速しています。
このネット界における今後の動きや可能性について、改めて迫って見たいと思います。
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首相官邸に「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部」が設置されているのはご存知でしょうか?
そこには「e−Japan戦略」と言うIT戦略方針が打ち出されているのです。
その主旨は、
>我が国は、21世紀を迎え、すべての国民が情報通信技術(IT)を積極的に活用し、かつその恩恵を最大限に享受できる知識創発型社会の実現に向けて、既存の制度、慣行、権益にしばられず、早急に革命的かつ現実的な対応を行わなければならない。超高速インターネット網の整備とインターネット常時接続の早期実現、電子商取引ルールの整備、電子政府の実現、新時代に向けた人材育成等を通じて、市場原理に基づき民間が最大限に活力を発揮できる環境を整備し、我が国が5年以内に世界最先端のIT国家となることを目指す。

http://www.kantei.go.jp/jp/it/network/dai1/1siryou05_2.html

言わば、国策として国内のインターネット環境を整備しIT革命を推進するものです。
まさにアメリカ型社会に追従し、ネット界における自由な商取引と言った可能性が開かれた訳です。
その電子商取引ルールと新たな環境整備の中に
〜本文引用〜
(1)基本的考え方
インターネット上での電子商取引は、1)誰でも参加できる、2)民間主導で市場が形成される、3)スピードが速い、4)国境のない市場が形成されるなどのサイバー空間の特徴をもち、紙ベースで行われていた取引が電子化されることによる利点にとどまらず、これまで想像もできなかったような市場が形成され、新たな取引形態が生まれると考えられる。
〜中略〜
また、電子商取引は、国境を越えたグローバルな取引をも容易に可能とすることから、国際間の商取引を円滑に行えるような仕組みを構築するとともに、我が国からの参加者がハンディキャップを背負うことのないよう国際的に整合性を持ったルール整備を行うことも重要である。
(2)目標
事業者間(B to B)及び事業者・消費者間(B to C)取引の市場規模は、2003年に1998年の約10倍(事業者間取引の市場規模が1998年の約10倍:70兆円程度に、また事業者・消費者間の取引が1998年の約50倍:3兆円程度)になるとの予測があるが、これを大幅に上回ることを目指す。
〜引用終わり〜
こうした目標のもとに、ネット界における新たな取引社会を生み出し企業のみならず学生や主婦と言った個人までもが株売買を始めとする取引に参加できる可能性が開かれたことになります。
そこで日本におけるインターネットの普及状況を見てみると、一気に加速したのは1998年頃です。
ホリエモンも1998年にインターネット公告事業のサイバークリックを開始しています。
又、ネット経由の株式取引高を見ると、1999年10月〜2000年3月の半年間に4.5兆円だったものが、以降一貫した右肩上がりで増大し、2005年10月〜2006年3月の期間には180兆円まで拡大しました。7年間になんと20倍の成長であったのです
ところが!!!
2006年4月〜9月の期間は132兆円まで大きく減少したのです。
日経平均が4月7日に今年の最高値をつけた後一様に軟調な展開だったことから、株式取引全体の売買代金も減少しましたが、それ以上にネット取引の落ち込みが大きかったと言った報道がされています。
いろいろな理由がつけられるとは思いますが、ライブドア事件村上ファンド事件がこれまでの流れを反転させるひとつのキッカケになっているのではないでしょうか?
国ぐるみで、IT界における自由取引と言う実現の可能性が開かれにも関わらず、人々の「実態のないマネーゲーム」に対する意識に何かブレーキが掛かった出来事であったような気がします。
by nakahide

List    投稿者 nakamura | 2006-12-16 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments » 

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