2022-06-26
日銀はデフォルトするのか?
6月17日、10年ものの国債利回り一時0.35%まで急騰、
ヘッジファンドの売り込みだ。
しかし、日銀が反撃して0.265%にすぐ戻った。
★日銀が金利0.25%に徹底的にこだわるのはなぜか?
日銀の自己資本はたったの9兆円
金利が0.3%になったとすると、
日銀の保有国債540兆円/(1+0.3%×8年)=527兆円 となり13兆円の含み損。
日銀は、金利が上がると債務超過になり、信用がガタ落ち。
ヘッジファンドはそこを狙って、円の暴落に賭けている。
ヘッジファンドと日銀の攻防は続く。ヘッジファンドが銀行などの機関投資家含めて、円が危ないという意識を醸成させれれば、円暴落につなげることができる。そこに向けてヘッジファンドは挑戦を繰り返しているのだ。
※最近のマスコミから流布される円弱体化論は事実としても、欧米金貸しの円暴落への仕込みという感じがする。要注意。
日銀だけではない。銀行・地銀が保有している国債の値段がこれから下落すると、金融機関がデフォルトしていく。一連托生。
それにしても円は、金利を上げることができない。日米3%の金利差がある以上円安は当面続き、金利差が開けばもっと円安になる。
そして、ヘッジファンドは、虎視眈々とタイミングを見計らっている。
by タロウ
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