2020-11-18

国際情勢の大変動を見抜く!-75~株価大暴落はいつ起こる?【FRBも大幅下落を警告】~

米ダウ

株価大暴落は、いつ起こるのか? アメリカの中央銀行であるFRBが、「大幅下落しやすい」と警告した。

神王TVの『株価大暴落は、いつ起こる?【FRBも大幅下落を警告】ハイイールド債とBBB社債の金融危機と日経平均もコロナワクチンバブル』

からの紹介です。

 

NYダウが史上最高値、日経平均もバブル後最高値を更新した。その3つの理由とは?

  1. ファイザーやモデルナのコロナワクチンを好感した
  2. バイデン勝利への期待からの株買い
  3. バイデン勝利のご祝儀として、中国共産党からチャイナマネーが大量に入って株価が爆上げし、王手投資銀行やヘッジファンドも追従したという説も

 

コロナワクチンに何か問題がでてきたら、今回の爆上げの分以上に大暴落する可能性もある。投機筋の逃げ足は速い。但し、実際にはまだまだ株価は上がりそう。

 

その中で気になる動きもある。

株価大暴落の大本命であるBBB(トリプルB)社債(iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債ETF(通称LQD))から過去最大規模の資金(1463億円)が引き揚げられた。

これによってもしBBB(トリプルB)がBB(ダブルB)に格下げになろうものなら株価大暴落の引鉄になりかねない。これは、コロナ禍による経済停滞がアメリカ企業の信用力に打撃を与えているためと言われている。

 

因みにこの格下げは通常の格下げとは訳が違う。BBB(トリプルB)社債は投資適格社債の最低レベルの社債で、それが1ノッチ下げBBとなった段階でハイイールド債(所謂ジャンク債)となる。これが投資適格から投資不適格債になるデッドラインで、投資から投機になるライン。今その瀬戸際にいる。

 

ヘッジファンドや銀行、証券会社、保険会社、投資ファンド、年金等々はふつう投資適格のBBBまでなら買ってもOKとなっている。これがBBとなった段階(所謂フォーリン エンジェル)で、会社のルール上保有はNG故、すぐに売らなければならない規定となっている。

 

そうなると全世界で売りが売りを呼んで債券が大暴落すること必至。それも値が付かないほどの超絶大暴落になる可能性がある。

それによってヘッジファンドや銀行などの金融機関の経営も一気に超絶に悪化する

 

債券市場は株式市場よりもはるかに大きいため、債券市場が暴落すると株式市場も確実にその影響を受けることになる。現在はBB債券となった場合もFRBが買い取ってくれるが、それも機能しないレベルになる可能性もある。

 

今後も債券、株価の動きには注目していく。

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