「私権の失速・私権体制の崩壊」シリーズ(7)…滅亡の危機!しかし、思考停止・・・
これまでのシリーズ(1)〜(6)で「市場の崩壊」を扱ってきました。今回は、市場の崩壊を眼前にしてさえも「どうする!?」という気運が生まれず、社会全体が思考を停止したかのような閉塞状況に到った基本構造を解明します。
思考停止状態の政治家、学者、マスコミの諸氏は必見! (自覚があれば救われるのですが・・・)
・・・( ゜д゜)
まずは応援よろしくお願いします。
ありがとうございます
引き続き、実現論 第3部:滅亡 ホ.「観念機能、作動せず。」=思考停止
から引用してゆきましょう。
今や、日本人の大部分は不安と閉塞感に囚われ、多かれ少なかれ滅亡の危機を感じ取っている。しかし、感じているだけで何もしようとはしない。誰もが滅亡の危機を感じているのに、誰も正面からこの問題を考えようとはしない。
これは、実に奇妙な状態である。社会は、不気味な沈黙に押し包まれ、まるでその時が来るのを待ち望んでいるかの様である。いったい、どうしたと言うのか? なぜ誰も考えず、何もしようとしないのか?
いったい、・・・
どうしたと言うの・・・?
なぜ・・・
誰も考えず、・・・
何もしようとしないの・・・?
それは、日々が平穏に過ぎてゆき、本能を直撃する様な現在形の危機圧力=生存圧力が殆ど働いていないからである。人類は、これまで五〇〇万年に亙って、過酷な自然圧力・外敵圧力に晒されて生きてきた。
そして更に五五〇〇年前(縄文人は一七〇〇年前)、同類闘争の圧力が加わって以降は、集団を破壊した性闘争・私権闘争を私権の共認によって統合する事によって、それら生存圧力の全てを私権の強制圧力に変換させ、その私権の強制圧力を最大の活力源としてきた。つまり、誰もが私権の確保を第一義課題として生きてきた。
とは言え、農業生産の時代はまだ自然圧力も働いていたし、頭を使うべき自らの生産基盤も持っていた。何より、藩や村落という共同体が強い力を持っており、それら集団の課題や規範に応えてゆかなければ、私権を確保することも維持することも出来なかった。従って、己の私権を超えた超越課題=考えなければならない課題はいくらでも残っていた。
■これまで五〇〇万年に亙る人類極限時代について
実現論 ヘ.人類:極限時代の観念機能
■5500年前の同類闘争以降の圧力構造について
潮流1:共認原理と私権原理
■私権の強制圧力について
超国家・超市場論7 私権闘争を統合した 力の序列共認
■村落共同体について
村落共同体の自治の歴史
村落共同体までは、私権を超えた超越課題(集団課題)があったので、みなが頭を使っていました。要するに、その時代までは社会及び人々が「思考停止」に陥ることは無かったわけです。
そして現在は、
日々平穏・・・
圧力がない・・・
考える力を失った・・・
思考停止・・・・・・
続きます
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コメント6件
ありえってぃ | 2011.01.21 1:33
たしかにw
s.tanaka | 2011.01.27 13:55
読みにくかったですか・・・^^;)
修正しときました。
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匿名希望 | 2011.01.20 19:04
お願い・・・。
引用文の斜字が読みにくいので、普通の文字にしてもらえないでしょうか?
引用以外の文内容が読み応えがあり、全文がスラスラ読めるようになるととさらに理解しやすくなると思います。