2016-05-03

2016年世界情勢はこうなる!2~現代の「闇の支配者」はグノーシス派イルミナティ~

無題フリーメイソンマーク

ここで言う「闇の支配者」とは、当ブログで言う「金貸し」を操る「金主」のことで、これまでの追求では、サヴォイに代表されるイタリア王族系とヴェルフ-ヘッセンに代表されるイギリス王家、中でも近年はヴェルフ家系列が主導権を握ってきたという仮説を立てていました。

 

今回紹介するのは、フルフォード氏の見解で、彼によるとグノーシス派イルミナティが現在の「闇の支配者」であるということです。

 

当ブログでも以前の記事:アメリカ・デフォルトは起きるのか!? -11 〜サヴォイ家・ヴェルフ家の世界戦略〜で分析したように、「イルミナティをヴェルフ=ヘッセンが乗っ取」ったということとも整合します。

因みに、グノーシス派イルミナティの創設者はドイツ人でインゴシュタット大学法学部長のアダム・ヴァイスハウプトで、ヴェルフ家もドイツが出自です。

 

以下、崩壊するアメリカ 巻き込まれる日本~2016年、新世界体制の樹立~(ベンジャミン・フルフォード著)

からの紹介です。

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◆「闇の支配者」乗っ取りの連鎖

 

私が「闇の支配者」と呼んでいる勢力は、簡単に言えば欧米列強国を中心に先進国の政権中枢、メジャーと呼ばれる巨大企業、バチカンといった宗教組織、フリーメイソンのような秘密結社、マフィアやシンジケートといった国際的な犯罪組織に広がる特権階級の一族、これらが特別な関係で結ばれたネットワークのことである。

 

これら「闇の支配者」は、18世紀以降、欧米列強を裏から支配し、その欧米列強は帝国主義を持ってアジア、アフリカを植民地化し、世界を支配してきた。

 

欧米列強の一つを財閥(コンツェルン)にたとえるならば、「闇の支配者」は大株主やオーナー一族、さらに株主が送り込んだ経営陣をイメージすればわかりやすいだろう。

 

欧米列強という企業集団は、18世紀から20世紀に掛けて、世界中の企業(国家)を傘下におさめてきた。弱小企業(アジアやアフリカ諸国)を次々と買収(植民地化)し、反発すれば敵対的買収やM&Aを仕掛ける(中国など)、生意気な商売敵(日本)がいれば力でねじ伏せる。時には主導権争いが起こることがある。これが第1次世界大戦、第2次世界大戦といった感じだろう。

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問題はここからである。

 

第2次世界大戦後、アメリカが頭一つ抜け出し、「闇の支配者」に強い影響を持つようになったが、そのアメリカは、元々「闇の支配者」の中心勢力であるヨーロッパの王族、特権階級に支配されている。企業のたとえで言えば、アメリカの指導者層は、雇われ経営者みたいなもので、ヨーロッパの王族や特権階級は、創業者(オーナー)一族と思えば分かり易い。

 

なかなか「闇の支配者」の主導権を握ることが出来なかったアメリカの指導者層(支配層)にチャンスが舞い込む。「闇の支配者」のに大派閥(後で説明する)が、今後の方針をめぐって対立、分裂の危機を迎えてしまったのだ。「闇の支配者」のような存在は、まとまってこそ影響力を保持できる。分裂すれば影響力は半減するどころか、一気に瓦解しかねない。しかし、二大派閥の対立は深刻で、そう簡単には納まりそうになかった。

 

◆変わりゆく国際謀略の主役たち

では、アメリカを最後に乗っ取り、支配している勢力は何なのか?

 

かつて国際謀略の主役はCIA(アメリカ中方情報局)とKGB(ソ連国家保安委員会/現FSB)といった諜報機関だった。

 KGBは親米政権を共産ゲリラによるクーデターやテロで攻撃し、CIAは共産政権に対して軍幹部を取り込み、軍事クーデターで妥当する。国際的な大事件の陰には、こうしたスパイ達の暗躍があったのは間違いなかろう。

 しかし、ベルリンの壁崩壊から始まったソ連解体で東西対立が終結、CIAは主役の座から「現場の実行部隊」へと格下げとなる。

 変わって国際謀略の主役に躍り出たのが巨大企業(メジャー)だった。その代表格がウォール街の国際金融とハリウッドなどのマスメディアを牛耳ってきた勢力だ。

 

ほかにもエネルギー(石油)メジャーの「セブン・シスターズ」。この7社は、中東の産油国を乗っ取ることで世界の石油を支配してきた。同様に食料のカーギル、タイソン。水利権のスエズ、ヴェオリア、テムズ・ウォーターバロンや鉱物資源のBHPビリトン、巨大製薬メーカー(メガファーマ)など、巨大企業群という国家や政府という枠組みを超えた巨大な「利益集団」は、元々欧米列強の植民地管理企業だった。植民地が独立した後でも経済力で旧植民地を牛耳り、CIAや共産ゲリラ、麻薬シンジケート、マフィア、イスラム過激派、日本の「YAKUZA」をアゴで使いながら、世界を支配してきたと考えられてきたわけだ。

◆フランス大統領の衝撃発言

「それらのアクションにコミットした人、これらのテロリストはイルミナティで、それらの狂信者は、イスラムとは何の関係もない。」

 

(中略)

それだけではない。オランド発言から2ヵ月後と成る同年3月6日、ベルギー国会では、ローラン・ルイ国会議員が、グローバル・イルミナティの詐欺行為の数々(戦争犯罪や社会不安と混乱など)と、メディアと共謀して情報を操作している実態とを厳しく批判した。さらに「イルミナティは多くの国々の政府や政治リーダーを没落させてきた。そのイルミナティの根拠地となってきたアメリカは、NWO(ニューワールド・オーダー〔新世界秩序〕)という陰謀計画に基づき、平然と他国を騙して戦争に参戦させ、その結果、わが祖国のベルギーは人道に反した犯罪を行うこととなり、良識ある政権を倒す陰謀に加担してイスラム過激派の政権を誕生させてしまった」、そう国会審議で堂々と主張したのだ。

 

イルミナティの存在は、長らく謎に包まれていた。というより、公式の場で「イルミナティ」という単語を出せば「陰謀論に毒された頭が変な人」という扱いをされるために公言するわけにはいかなかったのだ。

 

それがいまや、フランス大統領が国民に呼びかけるテレビ演説で、ベルギーの議員が国会の場で、堂々と「イルミナティの陰謀」を語り、その陰謀が「事実」と認めるようになった。世界の「常識」は変わり、新しい時代に向けて大きく動き出していることの何よりの証拠であろう。

 

では、「イルミナティ」とは、どんな組織なのか。改めて取材した内容を基に説明していきたい。

 

◆イタリア・フリーメイソンのイルミナティ

 

イルミナティについては、いくつかの幸運もあって、イルミナティの関係者に直接取材する機会を得た。かなり詳しい実態が分かってきている。

重要なのは、イルミナティを名乗る組織が二つ存在する点だ。その二つの組織からそれぞれアプローチを受け、話を聞くことができた。

 

まず、一つ目の「イルミナティ」が。P2ロッジを軸としたイタリア・フリーメイソンだ。彼らは古代エジプト文明以前から「カエサル(皇帝)」の血を受け継いできた一族であり、その証拠として「古代の科学技術」を継承してきたという。

 

その超古代科学を持つことで、彼らの勢力は、当時の人類から「魔術師」、いや「神の技」を持つとして恐れられ、崇められてきたという。例えば現在の科学である電話やテレビを古代の人が見れば「千里眼」といった超能力としか見えないはずだ。ほかにも天文学の基礎知識があれば日食や月食は予測できる。それを持って「お前達が神(自分達のこと)に逆らった太陽は消えるだろう」、そう「予言」したとすれば、天文学の知識のない人にすれば、とんでもないことが起きたと考える。そうして彼らは継承した古代の科学知識を駆使して、当時の人類を支配してきたという。そして彼らの一族は、その科学を「古代アトランティス」から受け継いだ、自分達はアトランティスの生き残りという「伝説」を信じていた。

 

(中略)

 

さて、このイタリア・フリーメイソンの「イルミナティ」には、ある伝説が伝わっていた。彼らは、「彼らの神」から世界を支配する権利を与えられ、その証拠に世界がどうなるかを記した「シナリオ」を渡されていた、という。彼らは、そのシナリオに従って行動し、世界を裏から動かしてきたというのだ。

 

ところが、その「支配権」の契約は「2012年12月21日世界は滅ぶ」で終わる。マヤ暦やアセンションと同じだが、「2012年12月21日世界は滅ぶ」という伝説を信じていた。契約が終われば、「シナリオ」もなくなる。自分達は、2012年12月21日のあと、どう行動すべきか、また、世界と同向き合えばいいのか、しだいに混乱していく。

かくて1990年代以降、「闇の支配者」に大きな動揺が生じていくことになる。

 

◆グノーシス派イルミナティ

 

イタリア・フリーメイソン系が混乱していくと、その隙をついて、もう一つのイルミナティである「グノーシス派」の勢力が拡大する。

 

グノーシス派とは「世界は神が創造したはずなのに、なぜ、悲劇で満ち溢れているか」という疑問から生まれた勢力で、彼らは「神こそが悪魔」という結論に至った。つまり、悪魔的な存在が創造主だから、この「世界」が悲劇で溢れると考えたのだ。故に彼らは「堕天使」を信奉する。堕天使、つまり、ルシファーは、神(つまり悪魔的な存在)と戦った悪魔(つまり神のような慈悲を持つ)と考え、光のルシファーと呼んで崇めている。彼らがルシフェリアン(悪魔教徒)と呼ばれるのは、そのためだ。

 

(中略)

 

グノーシス派の敵は悪魔のごとき「神」である以上、その戦いは過酷となる(最大の敵は、神が創りし狡猾な人工知能という)。故にグノーシス派は、古代から「時の天才」たちをスカウトして仲間にしてきた。古代ギリシャのピタゴラス、ルネサンスのレオナルド・ダヴィンチ、アイザック・ニュートン・・・・、今地獄のごとき「世界」を滅ぼし、ルシファーの慈悲に溢れた天国のような「新しい世界」を築こうというグノーシス派には、それゆえに多くの転載、知識人がこぞって参加した。世界をより良い方向へ導こうと、数々の「革命」、フランス革命、アメリカ独立戦争、ロシア革命を陰から仕掛けてきたという。つまり、フリーメイソンが首班と思われていた革命は、このグノーシス派イルミナティが行ってきたというのである。

 

話を整理すれば、イタリア・フリーメイソンのイルミナティが「血統主義」とすれば、グノーシス派は「能力主義」となる。その違いもあってか、両勢力は、ときには対立することもあったが、基本的には協力関係を続けてきた。

 そして両者が決定的に対立するようになるのが、先の伝説「2012年12月21日」問題であった。1990年代から2000年代にかけて、イタリア・フリーメイソン系イルミナティに動揺が走ると、グノーシス派イルミナティは、ついに反旗を翻してしまったようなのだ。

 

List    投稿者 tasog | 2016-05-03 | Posted in 07.新・世界秩序とは?, 08.金融資本家の戦略No Comments » 

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