世界を操るグローバリズム-4~海軍が善玉で、陸軍が悪玉だと思わされてきた日本人~
日本参戦は、日露戦争に於ける満州鉄道共同経営権破棄が発端とされており、実に40年も前から日本を攻撃する計画(オレンジ計画)が立てられていたのです。
状況からすると、金貸し⇒ルーズベルト⇒海軍(;山本五十六)の指揮系統で、参戦前から【日本敗戦】が決まっていたと思われます。
その証拠に、以前のブログで書きましたが、日本の勝機に繋がる情報をスパイ:ベラスコが送り続けたが、海軍はそれを無視したこと。ベラスコによれば、日本が勝機は4回あったと言っています。
もう一つも、ベラスコの情報ですが、山本五十六はフリーメイソンのメンバーで、日本敗戦の主犯格の人物ということ。戦死ということになっていますが、実は戦後ヨーロッパに逃れたとのことです。
真珠湾攻撃は、「日本が宣戦布告」したことにするための演出でした。
最新空母や艦船は湾外に避難しており、湾内は老朽艦のみ。おまけに、ルーズベルトの指示で、日本軍が攻撃しやすいような向きに艦船を配置移動までしてくれていました。
しかも、ハワイの司令本部や石油貯蔵施設はまったくの無傷。
これらのことからすると、海軍の南進作戦も【日本自滅】の一つだと思われます。また、その前から続く陸軍との対立構造も、金貸し【お得意】の二項対立の一環だとも見てとれます。
終戦後の東京裁判では、陸軍ばかりが罪を問われ海軍がほとんどお咎めなし、となったことや、その後のマスコミ報道からそれがうかがえます。
実際には、日本でも海軍の奥の院、つまりは天皇が絡んでいたことは間違いないでしょう。
この戦争で天皇財閥には巨額の資金が流れ込んできていることは、以前にも紹介しました。
参考:
『金貸し勢力のスパイの証言(11)~日本の勝利は確実だっだ~』
『金貸し勢力のスパイの証言(19)~山本五十六海軍大将の正体は世界秘密結社メンバー~』
からの紹介です。
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■海軍が善玉で、陸軍が悪玉だと思わされてきた日本人
大東亜浅草寺の日本軍は、戦後、「海軍が善玉で、陸軍が悪玉」と言うことになっています。陸軍が強引に誤った国策に日本を引きずり込み、国際的視野のあった海軍が反対したが押し切られた。我々はそのように思い込まされてきました。
しかし、真実は逆です。逆だからこそ、真実を隠すために海軍を善玉にして陸軍を悪玉にする情報を流し続けた人たちがいると私は思っています。
それは、事実を丹念に織っていけば簡単にわかります。誰もが知っているように、日米が開戦したのは海軍が真珠湾を攻撃したことが始まりです。ところが、戦後の東京裁判では、死刑に処されたA級戦犯に海軍軍人には一人もいません。文官の広田弘毅を除くと、死刑になったのは全て陸軍軍人です。
アメリカを攻撃したのは海軍であるにもかかわらず、アメリカは東京裁判で海軍軍人よりも陸軍軍人の責任を問うています。
そもそも海軍の作戦は、最初からおかしなものばかりです。真珠湾を攻撃する必要があったのかどうかについても、きちんと検証する必要があります。
当時は、北進と南進の議論があり、陸軍は北進、海軍は南進を目指しました。常識的に考えれば、北進すべきだったと思います。ドイツと日本がソ連を挟み撃ちにすれば、ソ連は身動きが取れなくなったはずです。しかし、ゾルゲと元朝日新聞記者の尾崎秀実などのスパイが南進に向けた工作を行いました。
仮に南進するにしても、オランダ領のインドネシアの石油だけ抑える作戦にしていれば、アメリカは対日戦に参戦できなかったはずです。
アメリカの国民は参戦に反対していましたから、オランダ領が攻撃されたのみでアメリカの領土が攻撃されていなければ、開戦の理由になりません。ルーズベルトがいくら参戦を望んでも、自国が被害を受けていない状態で、アメリカ国民、アメリカ議会が対日宣戦布告に賛成することは無かったでしょう。
ところが日本海軍は、アメリカの領土である真珠湾に攻撃を仕掛けました。これでは、アメリカに参戦させるためにやったようなものです。
作戦的に見ても真珠湾攻撃をする必要があったかどうか非常に疑問です。
難しい方程式があって真珠湾作戦が立てられたという説もありますが、戦略的にいえば、日本はアメリカを迎え撃てばよかったのです。
日本近海で待ち受けていれば、アメリカが自らの石油を使って太平洋を横断して日本近海に近づいてきます。日本海海戦のバルチック艦隊と同じで、近海におびき寄せて、疲弊した艦隊を迎撃すれば、日本が勝てた可能性は他の作戦より高かったでしょう。
しかし、日本はこちらからわざわざハワイに出かけて行って米艦隊への攻撃を仕掛けています。そして広大な太平洋で戦いました。
しかも、真珠湾攻撃はきわめて中途半端なものでした。よく指摘されるように、石油施設は全く攻撃しませんでした。
石油施設を爆撃しておけばアメリカ海軍はしばらくの間動けなかったはずです。南雲忠一提督が弱腰だったから第一波、第二派の攻撃で打ち切って、第三派攻撃をしなかったといわれています。ですが、元々山本五十六長官は真珠湾を徹底的に叩いて、アメリカの戦意を喪失させることが目的だといっていましたから、徹底的に叩かなかった理由が釈然としません。そのようなこともあって、山本五十六スパイ説というものまで出てきているわけです。
日本は、アメリカにおびき寄せられたというのが妥当な見方ではないかと思います。日本は攻撃する必要のない真珠湾を攻撃して、中途半端な攻撃でやめてしまっています。しかも、真珠湾には老朽艦しかおらず、空母は全て湾外に出ていました。
おびき寄せられたとすると、巧妙に仕組まれた可能性があります。単純なスパイ工作ではなく、真珠湾攻撃をさせるように周到に謀った者がいるのでしょう。それに呼応したのが日本の海軍です。
真珠湾攻撃については、東条英機首相ですら知らなかったといわれています。日本には統合参謀本部がありませんでしたから、海軍は独自に作戦を立てており、陸軍に伝えていなかったようです。
真珠湾攻撃は石油施設や修理施設等重要施設を全て残した中途半端なものであったにもかかわらず、海軍は大戦果を挙げたと発表しています。
さらに、真珠湾から半年後には、こちらからミッドウェーにまで出かけて行って惨敗を喫しています。ミッドウェー・アリューシャン作戦についても大きな疑問が残ります。
私たちは、もう一度虚心坦懐に大東亜戦争を振り返るべきです。
「海軍は善玉で、陸軍は悪玉」と洗脳されて来ましたが、本当にそうでしょうか。
実際には陸軍のほうがはるかにまともだったように思います。海軍善玉論は、戦後に誰かの思惑によって流布されたものである可能性が高いでしょう。
支那で戦っていたのは主に陸軍ですが、陸軍は支那を完全に抑えていました。今年は両陛下の慰問があり、ぺリリュー島の激戦がマスコミで取り上げられましたが、ぺリリュー島のように海軍が全く支援しない場所で陸軍の兵士達は奮闘しました。最大の問題は、海軍が補給を確保しなかったことです。ガダルカナル島でも膨大な戦死者が出ていますが、ほとんどの戦死者は餓死によるものでした。
素人が考えてみても、海軍が採った作戦はおかしなものばかりです。陸軍の責任で戦争が起こり、海軍は開明的だったという説が本当に正しいのかどうか、先入観なしに見直すべきだと思います。
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