2009-08-21

傭兵産業国家〜スイス

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◆スイス都市国家の成立

でも紹介された通り、1200年頃ローマ皇帝に反逆した騎士・貴族たちは、鉄砲刀等の精密機械業や金属加工業で発達したスイスに結集しました。そして、ヴェネチアから移住してきた金融家たちと結託し都市国家を形成しました。
これが現代まで続く金融国家、マネーロンダリング天国スイスの起源であり、世界を支配する勢力となったのです。
なんでスイスは、小国でありながら世界を支配するまでに発展したのか?
その成立構造について調べてみたいと思います。
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スイス連邦
Wikipedia

欧州中部はアルプス山脈の中心に広がる永世中立国。首都はベルン。
公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語。
スイスナイフ、スイスチーズ、精密機械、金融業などが有名。
アルプスの少女ハイジ(Heidi)の作者ヨハンナ・スピリーの出身地。
永世中立国として知られているが、非常に強力な軍隊を保持しており、陸軍、空軍、水軍(ジュネーブ湖とコンスタンス湖) が配置されている。その強固な防衛力から「ハリネズミ国家」と称されている。
また、徴兵制が敷かれ、20-30歳の男子に兵役の義務がある。女子は任意である。
各家庭には核シェルターの設置が義務付けられている。(最近必須ではなくなった。)
兵器の開発・輸出も行い、日本の自衛隊や警察もスイスSIG社製の銃器を輸入、装備している。

「ロスチャイルドのボス達」オルタナティブ通信より

古代ローマ帝国と、その末裔であるハプスブルク帝国の皇帝の絶大な権力による支配は、その部下である貴族達に大きな不満をもたらした。人間、誰しも他人に支配等されたくはなかったのである。しかし、そこにはローマ・カトリックに対する、異端・キリスト教原理主義(その原型であるドルイド教)の教義、「人類絶滅を至上目的とする」が深く関与していた。
この異端を信奉する貴族達は軍事力を持ち、また領地で農民を働かせ、農産物を農民から暴力で奪い、その富を蓄積していた。金と軍隊を持ち、皇帝など居なくても「自分で独立できる」と考えたのである。
そこで、各地で皇帝に対する闘争・戦争を引き起こし、時には異民族であるトルコ軍を招き入れ、皇帝と戦争を行わせる。
この絶え間無い戦争は「人類絶滅」の目的に沿って実行された。
皇帝は戦争の費用で借金だらけになる。この金を皇帝に貸し付けたのがロスチャイルドである。
皇帝は担保として土地を差し出し、やがては借金が返済出来なくなり、担保の土地をロスチャイルドに取られてしまう。
そして、この銀行家ロスチャイルドの資金をロスチャイルドに与えていた預金者が、皇帝からの独立を狙う騎士・貴族達であった。
エッシェンバッハ一族、レーゲンスベルク一族、サヴォイ一族(ダイアナ元皇太子妃の暗殺犯)、キーブルク一族、フローブルク一族、ラッパースヴィル一族、トッゲンブルク一族と言った貴族達が、ロスチャイルドに資金を貸し、ロスチャイルドがその資金を皇帝に貸し付けていた。
ロスチャイルドは、こうした貴族の「使い走り」でしかなかった。
借金が払えなくなった皇帝からロスチャイルドが担保の土地を取り上げると、当然、その土地は、資金提供者であった貴族の所有物となる。
こうして皇帝の権限の届かない土地が貴族・騎士達によって、都市として独立する。
 産業革命が起こる以前、農業以外の産業としては綿織物等の手工業が主流であった時代は、河の水流を使った水車が動力であった。この動力が得られる、スイスのような山間部が産業地帯となり、さらにスイスでは、現代の時計につながる鉄砲、刀等の精密機械業、金属加工業が発達し、山間部で火薬原料も採掘された。 産業と兵器が、スイスにあった。
綿花はインド製の物等がヴェネチアから荷揚げされスイスに届き、スイスとヴェネチアは姉妹都市であった。
やがて貿易で富を作ったヴェネチアの貿易業者=金融業者がスイスに移住する。
皇帝に反逆した貴族達は、兵器と富と産業を求め、スイスに結集した。これが、やがて現代の金融国家スイス、マネーロンダリング天国スイスを形成する。
こうして、西暦1200年以前に成立した、原初形態のスイスの都市国家は、わずかに35都市、その中で人口が2000人を上回るのは11都市に過ぎなかった。しかし、この都市が連合し、やがて国家を形成して行く。
これが現在の国家の出発点であり、国家とはローマ皇帝の「質流れ品の寄せ集め」であった。国家制度の起源は、ここにある。
西暦1200年という、現代から800年以上、時代を遡る事で、ロスチャイルドを支配し、その背後にいる一族達の姿が浮かび上がって来る。

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ハプスブルク家とスイス盟約者団

ところで、スイスでは15世紀の末頃から人口が増加(それ以前はペストが流行していたため人口減少期であった)しだし、食い扶持を養いきれなくなってきた。もともとスイスという土地は山がちで可耕地が少なかったし、農業よりも牧畜業(利用する土地面積とくらべると労働人口が少なくてすむ)が主流であった(牧畜がもたらす食肉やチーズは穀物よりも銭になる)ため、食い物(穀物)が足りない(豊作の年でも需要を満たせなかった)のに男手(アルプスの山岳地帯で生活しているので足腰が強い)が余ってしまったのである。という訳でスイスの男たちは周辺諸国へと出稼ぎにいくのだが、これが具体的には………ブルゴーニュ戦争の時にも出てきたが……傭兵であった。
スイス人の強さは既に全ヨーロッパに知れ渡っているので派遣先にはことかかない。ただ、一般的なイメージでは傭兵というのは民間人がやる事業なのだが、スイスにおいては国家(各邦の政府)がこれを管理・運営した。各邦の政府がおのおの諸外国の政府と協定を結んで傭兵の募集と派遣を許可し、その見返りとして年金と穀物を得たのである。
傭兵業は「血の輸出」と呼ばれ、たちまちスイス最大の産業となった。全ヨーロッパに展開する傭兵ネットワークのもたらす人脈・情報網と金はその後のスイスの金融や商工業の発展を促すことになる。いわゆる「スイス銀行」の中には、傭兵の給料の管理運用から業務を発展させたものがかなりあるという。

皇帝から独立した貴族は、スイス都市国家を作り武器・傭兵・金融で資産を拡大し、金融家を使って闇の支配勢力へと拡大して行ったのです。
欧州内部で繰り広げられる相次ぐ戦争の度に「スイス盟約者団」を組織し拡大して行いっています。
これら貴族たちが持つ資産とは、いったいどの位の額面なのでしょうか?

List    投稿者 nakamura | 2009-08-21 | Posted in 08.金融資本家の戦略4 Comments » 

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コメント4件

 shijimi | 2010.03.02 22:27

>今や人々の精神的欲求を掴み取り、社会的欲求に応え、成員の活力を引き出すことの出来る企業のみが生き残る、各成員の認識力そのものが、成否を決する時代になってきたのです。
会社の構成員自ら、
仲間と生きる場をどう作る?
社会的欲求に応えるには?って
考えていくこと=活力アップ=勝つ
なんでしょうね☆
最近親会社からの受注量が減ってしまった中小企業が、【どうする?】と考え始めて活力再生している事例をよく聞きます。
そういう意味で、転換の早い中小企業が勝ち残っていく時代なのかも!!って思いました。

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