2009-07-10

グローバル(秘密)結社の存在理由とは

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画像はことらからお借りしました(リンク
13兆円事件」以来、改めて闇の支配勢力に関する情報がたくさん出ていますね。(リンク
いろいろな情報が飛び交い、どれが本当のところなのか迷ってしまう…という感もあります。
核心情報というのはなかなか得難いものですから、今回は少し違うアプローチで考察してみようと思います。
まずは秘密結社と呼ばれる存在があるものとして、彼らが結集するに至った理由は何?という視点から歴史を概観しながら考察してみます。
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最近、頻繁に取り上げられる欧米系の組織・結社として以下のものがあげられます。
 ・フリーメーソン(テンプル騎士団が起源という説もあり)
 ・イルミナティ(欧州貴族と想定)
 ・国際金融資本(ロスチャ、ロック)
 ・バチカン

これらを念頭に置きながら、歴史を概観すると大まかに以下のような勢力の存在が想定できそうです。
 ①王侯・貴族
 ②教会(ローマカトリック→バチカン)
 ③商人・資本家

①王侯・貴族 
 ・ゲルマン人によるヨーロッパ侵略で大きく支配層が入れ替わった。
 ・476年:西ローマ帝国滅亡
 ・800年:フランク王国により、西ローマ帝国再興(ローマ・カトリック教会が後押し)
 ・出自が互いに知れているから王を名乗っても権威性は弱く、支配層同士の勢力争いが続く。
  結果、諸侯が並立する封建体制へ
 ・12C〜:ローマ教皇の呼びかけで始まった十字軍に参加したのは新しい領土の獲得が目的
  (1118年:フランスでテンプル騎士団結成)
 ・14C〜15C:百年戦争などで諸侯が疲弊し王権が拡大
  力をつけ始めていた商人たちと手を結び、カネの力も利用して国王たちが勢力を伸ばした
  1348年ペスト流行(ヨーロッパの1/4〜1/3の人口が死んだ) 
 ・16C〜18C:絶対王政の確立期で、現代に繋がる階層がほぼ固定化されたとみなせる
 
 ※各国王家の後継者が途絶えると、後継者争いによる内乱が生じるのを回避して他国の名門出身
  者を迎え入れることが繰り返された。
 
 ※現在、ヨーロッパの王家が相互の血縁関係が複雑に交わっているのはその結果であり、
   彼らが支配階層としてのネットワーク(結社)を結成してもなんら不思議ではない。

②教会(ローマ・カトリック→バチカン) 
 ・ゲルマン人の侵略によって西ローマ帝国がガタガタになり、当初は東ローマ皇帝を後ろ盾にした。
 ・800年:フランク王国が力をつけ、西ヨーロッパの秩序を確立したことから、西ローマ帝国を再興。
       ローマ・カトリック教会の後ろ盾にした。
 ・教会は次第に世俗化
 ・1096年:東ローマ教会の統合を目論んで十字軍を起こす。
 ・その後も教会は世俗化したまま、王権と教会との覇権闘争が続く
 ・1309〜77年:バビロン捕囚(フランス国王によって南フランスに教皇が軟禁)
  教会大分裂と呼ばれる状態が1418年まで続く
 ・1517年〜:宗教改革が始まる(ルター)
 ※以降、勢力衰弱傾向が続き、いまや商人・資本家たちと結託しないと組織を維持できない状況
 ・1929年:ムッソリーニとの条約締結でバチカン市国成立
 ※大衆に対して俗世を超越した存在である体裁が必要だから、実態をあからさまにはできない。
  そこに、闇の勢力の一翼になる必然性があると考えられる。

③商人・資本家 
 ・当初、支配階級に取り入って蓄財を重ねる。
 ・1096年〜:十字軍に協力したのは、もちろん商圏の拡大を狙ってのこと。
 ・13C〜:国王などと提携しながら、自治都市を結成。(ハンザ同盟など)
  カネの力によって、支配階層との戦いにも勝利するほどになっていった。
 ・宗教的な権威を利用するため、教会にも取り入っていった。→教会を世俗化させていった
 ・14C〜:中世石工職人集団がフリーメーソン(ロッジ)を結成 
 ・16C〜:宗教改革を望み、賛同したのは商人・資本家階級
  →カルバン派(ピューリタン)
 
 ・17C:イギリスでピューリタン革命
 ・18C〜:イギリスで産業革命
  1717年近代フリーメーソンがイギリスで結成(新興ブルジョワジーたち)
  1776年:アメリカ独立宣言…フリーメーソンのメンバーが多数いた
  1789年:フランス革命…フリーメーソンメンバーが中心にいた
 ※フリーメーソンはオープンになっている組織で厳密には秘密結社ではないが、当時の身分制度や
  教会の縛りを否定して「自由」を唱えるために結集していったとみなせる。
 ※その後の欧米近代国家はことごとく商人・資本家が支配するものになっていった。
  そのことを大衆に対してあからさまにはできないから、闇勢力化する必然性がある。
 ※資本は放っておけば集中していくから、ロスチャ、ロックといった大勢力が形成された。

改めて、整理してみると

●王侯・貴族勢力
…ヨーロッパでは、血族関係を結んだネットワークによる(裏の)支配体制を維持することが必要
 (商人・資本家たちにやられ放しのままきているから結束する必要性は高い)
●教会(バチカン)
 …宗教的権威性を維持するための体裁をとりながら、裏で蓄財に励むことが必要
●商人・資本家
 …近代の市場形成期からのロスチャ、その下から新興国アメリカで力をつけたロックの2大勢力
  空きあらば出し抜くというの彼らの本性だからこそ、上記の2大勢力以外の者たちも何らかの絆を
  糧に結社をつくるという必然性もありそう

以上、おおまかな仮説ですが、冒頭にあげた組織・結社が存在する必然性はありそうです。
byわっと

List    投稿者 wyama | 2009-07-10 | Posted in 08.金融資本家の戦略7 Comments » 

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コメント7件

 匿名 | 2010.01.18 21:34

くぎをさすようですが、マイクロファイナンスとは、貧困者層すなわち返済信用力の低い人に、なんだかんだ理屈をこじつけてお金を貸す、という点では、サブプライムローンと、その本質は一緒です。
新しい言葉に簡単に騙されないように気をつけなければなりません。
表面的な言葉や定義でなく、「実態」を直視しなければならない、というのは、ファイナンスにおいて「形而上の理由づけや、格付け」でなく、「リスクの実態を、個別にみきわめ」なければならない、というのと同じです。

 かつ | 2010.01.18 23:45

総計12万人の大学の構想、凄いですね。大学ではどのようなことをどのように学んで、実習していくのですか?入学方法などもう少し詳しく教えていただけると嬉しいです。

 Dr. Done | 2010.01.22 0:12

匿名さん 
コメントありがとうございます。Done Done!
このようなコメントは、論点をはっきりさせる上で、とても得がたい貴重なご意見です。感謝いたします。
ご指摘の論点を出発点とし、さらに認識を深め、共認していくために、参考資料を提供させていただきます。
毎日新聞に連載されたコラムで、マイクロファイナンスファンドと、BOP向けの新しい送金システムを開発されているソシアル・アントレプレナー、枋迫篤昌さんをテーマにした、心温まる読み物です。
http://bookreadingsociety.org/Ref/TochisakoDoc.pdf
匿名さんの「貧困者層すなわち返済信用力の低い人」という決め付けには同意できませんが、それはともかく、枋迫篤昌さんの仕事は、まさにBOPの貧困者層の期待に応望したものです。
一方、サブプライムローンは、貧困者層の生活向上への期待を逆手にとり、またマネー資本主義の暴走の中で肥大化していったグローバルな金融界を巻き込むことによって仕掛けられた空前の金融詐欺であったことが明白になっています。
両者の「本質が一緒で」あるというのはまったく当を得た観方でないばかりか、「形而上の理由付けや、格付け」においても、「表面的な言葉や定義でなく、『実態』を直視」すればするほど、180度本質を異にするものです。筆者はそのように思いますが、いかがでしょうか?
Dr. Done

 Dr. Done | 2010.01.22 1:16

かつさん
毎回コメントありがとうございます。Done Done!
GGUの金融公共経済学科は、学部課程、修士課程、博士課程の計8学年の一貫教育を行う正規のオンライン大学です。ということは、学部卒、修士卒という途中下車はありません。また総計で12万人のフィナンシャル・パワー・エリートを社会に送り出したところで、大学としての機能を終え、その後はシンクタンクとして存続します。
なぜ12万人か? といいますと、サスティナブルな人類共同体の基礎をつくるために必要な宇宙船地球号のコクピットのクルーの数を、12万人と算定したからです。
理念やミッションについては、これまでの連載の中でかなりお伝えしてきたつもりですが、最大の特徴は、博士課程の修了生全員が、各自正規のバンキング・オーナーとして、グローバルなマーケットで銀行業を営むことを目標にしていることです。
日本ではまったくと言っていいほど知られていませんが、このことは、世界で最も早く金融ビッグバンを成し遂げたニュージーランドの独特の金融制度により、道が開かれています。つまり、全学生が博士課程を修了した暁には、グローバルなバンキング・オーナーが12万人生まれるということを意味しています。
「どのようなことをどのように学んで、実習していくのですか?」というご質問ですが、グローバルにインターネット・バンキングを営む上で必要となる全てのことを学びます。「畳の上の水練」や「机上の学問」よりも、徹底的に実習を重視し、実習を通して実践的に学びます。
そのためにGGUのグループは、銀行、信託会社、金融会社、ファンドレイジング・カンパニー、ファンドマネジメント・カンパニーなどの機能別の金融機関を経営しています。
学生はこれらを通して実際の金融マーケットで実習を行いますし、また大学のアドミニストレーション業務にもカリキュラムを通して参加し、それらから得られた収益の分配に浴します。GGUではこれを、「Learning & Earning」のデュアル・システムと呼んでいます。在学中にバンキング・オーナーとして必要な開業資金を稼げるユニークなプログラムでもあります。
金融実習とは別に、リテラシーとしてのITスキルや語学力の習得にも力を入れていくと同時に、日本でのFP、貸し金業務主任者、宅建などの資格取得にも、最少の労力で合格するよう、徹底してプラグマティックに対応します。
「入学方法」ですが、選考で最も重視するのは「志」です。一に「志」、二に「志」、三、四が無くて五に「志」といったところです。とくに「石油・ドル本位制に代替する世界システムをつくる」という「志」を共有できる人は大歓迎です。
建学の精神の一つに、「どうすれば今日において坂本竜馬のような人財を育成できるか?」があります。また大学のモットーは、ずばり「われら、宇宙船地球号のパイロットたらん!」です。
かつさんにとって、魅力のある大学になるでしょうか?
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