2021-10-07

カーボンニュートラルの事実~脱炭素は夢物語…?~

以前、「カーボンニュートラルの喧伝」をお伝えしましたね。

実際に、日本のある町をターゲットに、
CO2排出ゼロを実現するために、シュミレーションをしてみたところ・・・
驚きの事実が見えてきました!

実は、本当の意味で二酸化炭素排出をゼロにするというのは、到底無理なことなんです。

 

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そもそも二酸化炭素って、どこからどのくらい排出されているの?

日本の部門別二酸化炭素排出量は、以下のグラフのとおりです。

 

※グラフは、こちらよりお借りしています。

・エネルギー転換部門(発電所等)
・産業部門(工場等)
・運輸部門(自動車等)
・業務その他部門(商業・サービス・事業所等)
・家庭部門
・工業プロセス(石灰石消費等)
・廃棄物(廃プラスチック、廃油の焼却)

これは日本全体の排出量ですが、もちろん都道府県別や市区町村別にも調べることができます。
気になる方はぜひ調べてみてください。(こちら
ただし、大きな構成はどの場所でも同様です。

そして、「二酸化炭素排出ゼロ」を実現するには、これらをすべて「ゼロ」にするということになります。
つまり、二酸化炭素を排出している分だけのエネルギーを、従来の方法ではないやり方で(再生エネルギー等のCO2を排出しない方法)生み出さなければならないのです。
この数字を見ただけでも、到底無理に思えますよね。

■実は「石油会社がボロ儲け」という構造が…

世界も国も、もちろんこの事実は分かっているでしょう。
その上で、少しでもCO2削減をしたいというのが狙いだと思われます。
が、しかしその裏で「石油利権」の獲得競争が激化しているようです。

「脱炭素」ブームのウラで、じつは「石油会社がボロ儲け」という意外すぎる真実

要は、世界が脱炭素に向かう中で、EV化が一気に進むかと思いきや、これまでのものづくりで生まれたガソリン車のストックが大量にある(14億台!?)という事実。しかも、EV車は価格が高くてまだ手が出せない。

また、仮に先進国がEV化を急速に実現したとしても、新興国や途上国は全然追いつけない。ということは、まだまだ石炭や石油に頼らざるを得ないということ。

カーボンニュートラルによる共認支配で、石油の供給は減少するが、実は需要は思ったほど減らないのです。そして、脱石化により、探鉱開発が進まなくなると、需要に追いつけなくなるので、原油価格は必然的に上昇する。石油会社にとっては利益をもたらす可能性もあるのです。

どうやら他にも、カーボンニュートラルという観念支配で、エネルギー需要の偏りが生まれているようです。この事実には思った以上に、大きな力が働いていることも見えてきました。続きは、次の記事をぜひお楽しみに。

by.はなこ

List    投稿者 hanako | 2021-10-07 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

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