2007-06-23

CO2の排出量守るには!?

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京都議定書の締結から大分経ちますが、6%減の目標達成にはなかなか道は険しいようです。エコと称して現在いろいろな手が打たれていますね。でも、排出権の取引などはそもそもどうなんだろう?って思います。。。排出する量を減らせられない=市場を縮小することはできない。
で、どうする???
じゃ、排出しても大気にださなきゃいいんだ!!!
という画期的な!?アイデアを元に現在、民間合同でプロジェクトが行われています。
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>官民共同研究機関の地球環境産業技術研究機構は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を地中に大量に封じ込める新技術を開発した。地下の岩石と反応させる手法で、従来に比べて安定状態で貯蔵可能。日本の年間排出量の約2倍に当たる約27億トンのCO2を処理できるとみて、今後、産業界と大規模実験を始める計画だ。新技術では、日本の地下に広く分布している「蛇紋岩」を利用する。自然界では、無数にある岩石の亀裂にCO2が溶け込んだ水が染み込み、岩の表面と反応して塩のようなかたまりとして固定される。このため、排ガスに含まれるCO2を回収して地下に吹き込めば、大量のCO2を封じ込めることができる。

http://eco.nikkei.co.jp/news/article.aspx?id=20070418n1000n1

という訳で、CO2を地中に埋めてしまう計画が進行中。機構によると国内と近海の地下には、日本の年間CO2排出量の70〜80年分に相当する900億トンをためられる地層があると推定されています。
ってことは、すごい! このシステムが完成すれば日本はもうこの先80年間排出量なんて考えなくてもいい!?CO2排出の側面からみるとまさに夢のようなシステム。
こんなおいしいシステムだけど、これには様々な問題があるようです。

>CO2海に、地中に、封じ込め
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☆ 共同研究で合意
 「炭素固定化技術」とは、主に発電所から放出されるCO2を回収し、地中や深海に封じ込める技術だ。発電所から出る排ガスを集め、特殊な化学液にいったん溶け込ませたあと、強い熱を加えて純度の高いCO2を分離、回収する。こうして回収したCO2をパイプラインや船で運び、地中や石炭層、深海に圧力をかけて沈めて封じ込める。日米など十四カ国の合意では、今後十年間、各国が新技術の研究開発に取り組んで情報を共有し、早期実用化を目指す。最終的には共同開発を行う方針だ。
 今月七日に開かれた地球温暖化防止をめぐる日米二国間会議でも、炭素固定化技術の研究を共同で推進することで合意している。日本では、財団法人「地球環境産業技術研究機構」(京都府木津町)が経済産業省の補助を受けて七月から、新潟県長岡市の天然ガス採掘鉱区で地中封じ込めの実証実験を始めた。地中の砂岩層には、大量の水を含む「帯水層」があり、送り込まれたCO2が水と結びついて吸収されやすい。実験は、この帯水層の特長を生かし、液化炭酸ガスタンクローリー車で商用のCO2を運び、大型ポンプで圧力を加えて一気に地下に送り込んでいる。
 長岡市の場合、帯水層の上部に液体や気体を通さない泥岩からなる不透水層(キャップロック)があるため、いったん帯水層に閉じ込められたCO2はほとんど漏れ出さないという。
 地下1100㍍に広がる帯水層に一日20㌧、一年半かけて約10000㌧のCO2を封じ込める計画だ。
☆ 年100億㌧封じ込め可能
世界ではノルウェーで地中封じ込めプロジェクトが実施されており、アメリカも近く実証実験を行う。地球環境産業技術研究機構によると、2000年の世界の年間CO2排出量は約65億㌧(炭素換算)で、何も対策を講じなければ、2100年には約3.5倍の約235億㌧まで膨れ上がる見通しだ。しかし、炭素固定化技術が各国で実用化されれば、2100年には年間100億㌧を超えるCO2の封じ込めが可能となり、年間のCO2排出量は、現在よりも低い約38億㌧にまで下がると試算している。炭素固定化技術が普及するには、コストの課題を克服しなければならない。現在、1㌧のCO2を封じ込めるのに3000円〜8000円かかるとされている。CO2の排出権を売買する世界的な取引市場が将来できると、CO2の排出権は1㌧当たり1000円程度で売買されると見られ、「封じ込め」技術の割高感は否めない。このため、経済産業省はコスト削減に焦点を当てた研究開発を積極的に支援するとし、月末にまとめる来年度予算の概算要求で関連費用の大幅上積みを盛り込む。実用化のめどは早くて2020年ごろとされるが、各国の技術力を結集して研究を推進すれば、実用化時期が早まる可能性もある。  
http://www.insine.jp/newspaper/newspaper28.html

コストの割りが合わなければやっぱり市場じゃやっていけない!?
逆にそこが絞れればすぐさまビジネスへ。やっぱりそこかーって感じですね。
また、そもそもCO2排出を減らそうという根本的な視点にもどって考えてみてもなんか違和感がありますよね。排出量自体は一見減っているけど、地中に埋め込むまでの莫大なエネルギーってカウントされているの?というとそこはNoでしょう。また、埋め込んでしまうのはいいけど、本当に再発しないのかはどうなのでしょうか。最終的には、これも京都議定書目標達成というお題目の為のビジネスになってしまうのでしょうか。
いろいろ疑問がのこるアイデアですね。。。。

List    投稿者 watasin | 2007-06-23 | Posted in 08.金融資本家の戦略8 Comments » 

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コメント8件

 新しい「農」のかたち | 2007.07.19 23:52

日本のODAが生み出す、地元住民の生活と自然環境の破壊

まいど雅無乱です。 以前、当ブログの「ODA、世銀、IMFは途上国の農業・社会を…

 通りすがり | 2007.07.20 3:28

意外なところで、略奪闘争が行われていたことが
分かって、勉強になりました。
それにしても・・・
ひどい話ですね・・・

 匿名 | 2007.07.20 8:11

コメントを入力してください
日本の伝統の味噌などの醗酵も 欧米の特許になっているというのは 本当ですか?

 leonrosa | 2007.07.21 22:34

しらみつぶしに調べた訳ではありませんが、伝統的な麹発酵(味噌、醤油、お酒)について、欧米で特許がとられてしまっている事はなさそうです。
但し、麹菌の遺伝子組み換え技術(麹菌の改良技術)では、1980年代に、米国企業が特許を抑えていて、日本の発酵企業が苦しんだようです。
1990年代後半になると、麹菌の全ゲノム解析について、米国の民間企業が取組みをスタートさせた。
麹菌の全ゲノム情報を抑えられてしまうと大変ですので、急きょ、産業技術総合研究所を中心にして「麹菌ゲノム解析コンソーシアム」を形成し、2005年12月に、解析を完了し、遺伝子情報の特許を確立している。
参考
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2005/pr20051222/pr20051222.html
日本の様に、公的研究機関、大学、発酵関係企業の層が厚く、解析予算を重点投入できる国は、対抗研究ができますが、それだけの人的、資金的な力がない一般途上国は、欧米企業にいいようにされてしまいます。

 匿名 | 2007.07.22 22:12

麹醗酵についての お答え ありがとうございました。
近所に 薬科大学の大学院をでて インドの大学で生薬の研究をしている女性がいます。時代を感じさせられます。

 dthcnine | 2008.07.18 13:50

thanks for the great information…

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