2009-03-29

■アメリカ金融史6 南北戦争が起きたのは、何で?


前回記事はこちら 『アメリカ金融史5 アメリカ独立の背景』
「南北戦争」と聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?
黒人奴隷を解放するための戦争、というイメージが一般的ですよね。ところが、実態は、そんなキレイ事では無かったのです
   
では実態は、どうだったんでしょう?
   
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「南北戦争」(1861〜1865年)の背景をまとめると、次のようになります。
『日本を守るのに右も左もない』さんの記事「『アメリカの共和党と民主党』2・・・南北戦争が起きたのはなんで?」を参考にまとめました。

南北戦争前夜アメリカ北部と南部では、2つの対立があった。
①ヨーロッパに比べ工業化が遅れていた為保護貿易にした北部と、綿花(農業)をイギリスなどヨーロッパに輸出するために自由貿易にした南部との市場をめぐる私益対立
②工業化を進めていく上で、移民だけではまかなえず、国内低賃金労働者(黒人)を確保したい北部と、農業を進める上で奴隷を確保した南部の、労働力の獲得をめぐる対立
南北戦争は、この2つの対立を軸に起きました。結果、科学技術力と資本力で勝る北部が勝利したのです。

   
ところで、戦争と言えば、必ずと言っていいほど、背後に金融資本家の存在があります。合衆国南北の対立をあおり、戦争へ向かわせた勢力はいなかったのでしょうか?
   
次のような記事を見つけました。
『反ロスチャイルド同盟』−「ロスチャイルド関連の世界史1800〜1900」より引用します。
   

ドイツの鉄血宰相ビスマルクが、1876年に「南北戦争は欧州の金融権力によって誘発された」と話しています。
   
「アメリカを二つの連邦に分割することは、ヨーロッパの大金融権力によって、南北戦争のずっと以前に決定された。そうした銀行家はアメリカを恐れていた。アメリカ国民が結束したままであれば、当然ながら一国として経済的、金融的に独立独歩することになるだろうし、そうなれば、彼ら銀行家の世界支配が覆される、と。ロスチャイルド一族のこうした声に影響され、彼ら銀行家はアメリカを、自信に満ちて自給自足体制を貫く活力ある共和国を二つの弱小国家にして負債を負わせれば、大儲けができると考えたのだ。〔中略〕
 
リンカーンは、ある時、ヨーロッパの悪意に満ちた金融家ロスチャイルド家から一族の計画の実行者となることを望まれていると察知した。北部と南部は彼らによって分断される寸前だった。〔中略〕
 
リンカーンは彼らの企みを看破し、ほどなく、本当の敵は南部ではなく、ヨーロッパの金融家だと考えるようになった。〔中略〕
そこで彼は公債制度を確立させ、国家に仲介組織なしで直接人々から借りることで、国際銀行家連中を排除しようと決意した。〔中略〕
 
アメリカは支配できない。彼らはすぐにそう思い知ったが、リンカーンの死で問題は解決されることになる。」

 
この記事によれば、アメリカの南北対立は、ヨーロッパの大金融権力ロスチャイルド家が、巨大になったアメリカを分割支配することを目論んで行なわれたということになります。
 
南北が戦争を起こせば、戦費を調達する資本家には、さらなる利益がもたらされるはず・・・。ところが、北部の指導者リンカーンは、政府紙幣を発行することで、金融資本家の介入を阻んだ(だから暗殺された)、というわけです。
  
では南北戦争後のアメリカは、どうなったか?
『You are screwed あなたはだまされている』−「FRBという富の搾取システム(2)」より引用します。
 

国家負債のための利子付き債権の発行の立案を拒んだリンカーン大統領が暗殺され、後を継いだアンドリュー・ジョンソンは、即座に同法案に署名している。これにより「利子付き債権」を引き受けたのはロスチャイルドを中心としたユダヤ金融資本で、米国を乗っ取る足がかりを持ったことになる。

 
こうしてアメリカは、再びヨーロッパ金融資本の支配を受けることになります。そして次は、対外戦争へと乗り出していったのです
   
   
   
他の参考記事
 『報道されないアメリカ』−「アメリカと金融資本家」
   
※冒頭の地図は、『エウレカ!!受験世界史』さんからお借りしました。

List    投稿者 yaga | 2009-03-29 | Posted in 08.金融資本家の戦略9 Comments » 

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コメント9件

 mihori | 2009.09.08 16:52

戦争の民営化が進んでいたとは…(@o@;
すっごく衝撃的でした。
税金ですっごい給料もらって、さらにイラクで何しても野放し〜!?
なんだか信じられないですね。。。
目が点になりました。
金貸し達って、金儲けできればなんでもよしっていう考えなんだって、
ホント自己中すぎてビックリしますね。

 ohmori | 2009.09.08 20:34

>mihoriさん
お久しぶりです。
傭兵ってのは昔からありますが、それはあくまで正規軍の支援だったはず。
国(集団)を守る⇒軍隊がいる。
ってことがまず大前提としてあり、それを実現するために場合によって傭兵を雇うということですね。
傭兵は集団外の人たちなので、戦意にも限界があるので心底信じるわけにはいかないですから。
で、今、傭兵だらけ=戦争民営化があたりまえになっているのは、母集団たる国家がすでに形骸化している証拠だとも言えるんじゃないでしょうか?

 Max von Schuler-Kobayashi | 2009.09.10 0:08

コメントを入力してくださいBlackwaterはテディベアが可愛いかも知れないけどその会社は全然可愛いくないです。とても残酷な会社です。イラクでわざとイラク人を無差別に殺しました。
http://www.motherjones.com/mojo/2009/09/justice-dept-blackwater-contractor-saw-killing-iraqis-911-payback
アメリカのハリケーンカトリーナの時に、いっぱいのアメリカ人を無差別に殺しました。
http://www.motherjones.com/environment/2009/08/secret-history-hurricane-katrina
この会社のトップとメンバーは原理主義キリスト教ですが、彼達の哲学は自分達以外の宗教を殺すべきと信じています。
http://tokyomaxtalks.blogspot.com/2008/09/fundamentalist-chrisitianity-and-its.html
ブッシュ政権でアメリカが困っている事がいっぱい有りましたが、Blackwaterはその一つです。
Blackwaterの人達は兵隊では無く、傭兵です。忠実はアメリカでは無く、お金です。
私は自分のブログで色々なこう言うアメリカの事を書いています。
http://tokyomaxtalks.blogspot.com/
宜しくお願いします。

 ohmori | 2009.09.12 20:49

>Max von Schuler-Kobayashi さま
はじめまして。
なにがなんでも民営化⇒お金儲けという考えが
アメリカをはじめ、世界の支配層に蔓延してますね。
ここらでこうした悪い流れを変えていきましょう!
ブログも読ませていただきます。
今後ともよろしくお願いします。

 マスコミに載らない海外記事 | 2009.09.12 21:11

アメリカ暗殺部隊株式会社

wsws.org 2009年8月21日 木曜日のマスコミ報道によると、アメリカ中央情報局(CIA)は、アルカイダ隊員とされる人々に対する、“標的殺害”の秘密計画

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