2007-10-04

天の恵みの水資源を私有化すると・・・?

水は人類の共有財産であるはずである。
世界銀行副総裁が「20世紀は石油を巡る戦争の時代だった。だが、21世紀は水を巡る戦争の時代になるだろう。」と言ったらしいが、水ビジネスが今注目株だそうだ。
民営化の波がここにも押し寄せ、世界中で企業が水源を押えにかかっている。
例えばカリフォルニア州では

・USフィルターコープ社、ネバダ州の大牧場と農業用水を買収、パイプラインで市内に送り売却しようという試み。
・サムダ社、牧場から井戸水をくみ上げパイプラインでロサンゼルスに運ぶ計画。
・ストックマン・ウォーター社、サンルイ渓谷の水をくみ上げ、コロラド州デンバー市内へ流す計画に対しカリフォルニア州バーカー市当局から許可を得ている。

http://www1m.mesh.ne.jp/~apec-ngo/water/bluegold.htm

他に、インドネシアではフランスのリヨネーズ社、イギリスのテムズ・ウォーター社をはじめ5社が群がり、水資源の95%が外資の手中にある。
このように、大きな購買力のある大都市や大企業が水の価格を押し上げ、農民や小都市、先住民を市場からはじき出す事は可能である。
水ビシネスが本当にうまみのある市場なら、いま新市場として水事業が注目されるのは当然だが果たして可能性があるのだろうか。水事業に関してはウォーター・バロンといわれる3社(フランスのビベンディ社とスエズ社、そしてイギリスのテームズ・ウオーター社)の寡占状況にあるらしい・・・。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=162255
以上は、ほとんどの国で民営化されていない上下水道事業の話ですが・・・。
水ビジネスといえば最近目だって元気な業界がある。
環境の悪化を逆手にとってエゲツない商売をしている感じがする(私だけ?)飲料水企業はというと、やはり・・・
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飲料水企業は世界各地で農家から水利権を買い取り、タンカーで輸送する水貿易をしている。企業は世界中の農村地域に乗り込み、井戸を得る為に農地を買い上げ、水源が枯渇したら他に移動する、と言う事を繰りかえしている。その結果、そこの土地だけではなく地域全体の水源を枯渇させてしまうこともあるのだそうだ。

カリフォルニア サクラメント渓谷
大規模子業態が膨大な量の水を自由に取水し価格が売り時になるまで「干ばつ対策水銀行」に貯水し、莫大な利益を得て立ち去った。その後農民たちが使用する井戸が涸れ、地下水面が大幅に下がり一部地盤沈下が生じた。
途上国では?
チリでは水関連企業は農民から水利権を買い上げ、その水を都市部に売っている。水の売買が無秩序に行われた場合、貧しい人々に対する水の値段を吊り上げるのに用いられうるし、実際起きている。大企業がこのような取引に参入した場合には、水利権をまとめ買いしてその地域の水資源を枯渇させ、立ち去ってしまうのが通例である。

http://www1m.mesh.ne.jp/~apec-ngo/water/bluegold.htm#suiriken
極めつけは「コカコーラがインド農民の水を奪う」という事件

 4月22日、パルガート地方(ケララ州)・プラチマダのヒンドゥスタン・コカコーラの工場の門前に、憤激した2000人余の人々が集まった。その大部分は先住民とダリット(下層カースト)の人々だった。
工場周辺の住民たちによると、コカコーラ工場が見境なく地下水を掘ったため多くの井戸が干上がり、水が汚染された。この日以降、毎日50人以上の村民が工場門前でピケットを続けている
 村民たちは政府が大量の水を使用している設備の使用中止のための措置を取らなければ工場を破壊することも辞さない構えである。現時点で、政府は何の対応も取っていない。警察は抗議行動に参加した村民数人を逮捕した。
 コカコーラは、最も被害の大きい2つの村にトラックで毎日水を届けたが、村民たちは心を動かされなかった。村民たちはコカコーラに、地下水層の再生と、被害地区への長期にわたる水の供給のための費用を支払うことを要求している。
 コカコーラのスポークスマンは、「水がないわけではないし、水には何の問題も無い。政治的問題だ」として抗議を無視している。
(中略)
コカコーラは、最近まで共有資源である地下水を一日当たり150万リットル使用していた。今年は、水不足が企業自身にもダメージを与えた。同社は掘った井戸から80万リットルの水を汲み出すことができたが、工場周辺1.2マイル以内に住む2000人以上の土地を干上がらせた。
 周りの村人や農民たちは工場建設から6ヶ月経ったころ、井戸水の量と質が変わり、飲み水、料理に適さなくなったと気づいた。
 「コカコーラは私たちを不幸にしている。女性たちは水を求めに1キロ歩かねばならない」。そうできない人々は、汚染した水に頼るしかないのだ。また最近では、100人近くに人が腹痛を起こしたことが報告された。

http://www1m.mesh.ne.jp/~apec-ngo/water/jirei/cola.htm
clip_image003.JPG
http://www.waronwant.org/downloads/cocacola.pdf
井戸を得るために安い土地を借り上げて、枯渇するまで吸い上げた挙句、空っぽになったら「ハイ、さよなら」と立ち去る企業。地球規模の吸血鬼である。
市場が水資源に照準を当てると、人類共有資源である水も市場原理に翻弄され、いずれ吸い尽くされてしまうときが来るのか!?

List    投稿者 tatikawa | 2007-10-04 | Posted in 08.金融資本家の戦略5 Comments » 

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コメント5件

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