2021-03-18

【実現塾】戦争の起源と国家の支配構造(追求ポイント2)

【実現塾】戦争の起源と国家の支配構造の追求ポイントの続きです。

■国家の支配構造はどういう構造で成立しているか?
武力で統合から、武力を元にして強制共認としての法制共認へ。
文字がない段階での規範とは?→まずは、守護神信仰で統合。次に城を作る。日本のような国では村落国家で、堀をめぐらして柵を作るだけ。中国や朝鮮では軍事拠点としての城で農民は外にいる。西洋では、住民全てを城で囲った=都市国家。どれだけ周りに略奪集団がいるかに規定される。戦争があれば、言うことを聞くが、戦争がなくなれば、不平不満がどんどん出てくる。そこから宗教が登場する。

■2600年前、ユダヤ教、仏教、儒教がほぼ同時に世界中で登場したのはなぜか?
略奪闘争が始まってから3000年後くらいから統合機運のようなものが高まってきた。統合するためには普遍的な価値が必要。守護神信仰には普遍性がない。統合機運に乗っかって、人類普遍的に通用するような価値を見出そうとした。ユダヤの唯一絶対神、インドは悟りの世界を求め、中国は本源規範が残っているので、それを繋ぎとめようとして仁や義などの儒教が生まれた。儒教だけは徹底した現実主義になっている。いずれにせよ宗教共認の力が必要となった。元々庶民の苦しみ発から、教会や寺院が力を持ち始め、それを支配階級に組み込んでしまう。これは現在にも通じる構造。現在で言えば学者でカスそのもの。

■市場社会になって国家の支配構造はどのように変化したか?
資力がなければ勝てないので、資力第一へ→市場拡大が至上命題の社会となる。
古代市場の構造は、ほとんどの富が王族・貴族に集中。その財をめがけて商人が群がってくる形で商業が成立。象徴がシルクロードで、取引されていた物品は宝石や絹織物、全ては宮廷サロンで貴族の女たちの性的商品価値を上げるためのもの。近代も同じで、レース編み(東洋は呉服屋)から始まって、市場が拡大。つまり、性市場の拡大が前提になっている。
恋愛とは全て源氏物語など不倫の物語。宮廷サロンが盛り上がるのも不倫の場だから。そこでの女たちを着飾るものが市場拡大のエンジンになっていた。
ルネッサンスが先に登場しているが、突き詰めれば全て性の解放を謳っている=恋愛市場主義。芸術家たち全員が恋愛を称賛している。共認支配の構造を象徴している。
しかし、恋愛は独占欲と自己正当化の塊で、恋愛ほど邪悪なものはない。邪悪だからこそ、すぐに嫉妬するし、壁があるから燃えるだけでくっついたら1年も持たないニセモノ→恋愛結婚して、何も知らないのに子育てをして、学歴収束→子供はゾンビみたいになっている。
50年前に豊かさが実現すると、物的欠乏が飽和状態に達して、市場は拡大できなくなってしまった。しかし、市場拡大は絶対命題⇒公共投資や角栄の列島改造論など、むりやり市場拡大→医療・教育などどんどんチンケなところへ。この頃から、マスコミ第一へ。しかし10年前からはマスコミの人気も凋落。恋愛ドラマも全く不人気になっている。

トランプクーデターの実現。庶民の資産60億の数百倍の資産を貯めこんできた連中の資産を没収するのは完了。さらにこいつらは死刑。アメリカ全州は軍事管理下にある。
アメリカのような先進国で軍事クーデターが起こっているのはなぜか?
これまでたくさんの革命が起こっているが、今回の革命を見ていると有無を言わさずぼったくるというものになっている。1000年以上闘ってきた奥の院は、国家の本質が武力であることを見抜いているということだろう。もはやお金の支配は終焉した。マスコミ支配もグラグラ。全ては砂上の楼閣だと言えるのではないか。そうなると国家の正体、武力に戻る、誰も抵抗できないということだろう。その象徴がバイデンの大統領就任式。
ネットでも、いろんな情報が飛び交っている。思考訓練の場として、いろんな情報を注視しておいて欲しい。

List    投稿者 tasog | 2021-03-18 | Posted in 07.新・世界秩序とは?No Comments » 

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