2007-06-26

中国ははたして本気なのか?CO2削減

昨今、中国発の食品、薬品などなど、はっきり言えば毒の垂れ流しのニュースが続いていますが、追い討ちをかけるように
m74243%20%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E7%81%AB%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80.jpg 中国の火力発電所の写真です 大紀元時報より
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                                              総務省のデーターより 
          このデータでは中国はアメリカについで2位ですが、どちらにしても、アメリカ、中国で約4割を占めています。
中国、06年のCO2排出量は世界最大と言うニュースが流れました。
これは今まで世界一のCO2排出量を誇っていたアメリカを抜いて中国が1位になった。以前から時間の問題とは言われていたそうですが、それが現実になったわけです。.
今後、中国はどうしようと言うのでしょうか? その前に

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CO2:排出量、中国が世界一に
 【ブリュッセル共同】オランダの研究機関「オランダ環境評価機関」(MNP)は20日までに、06年の中国の二酸化炭素(CO2)排出量が初めて米国を抜き、世界1位になったとの推計を発表した。中国に温室効果ガスの排出削減を求める国際的な圧力が一層高まりそうだ。
 MNPの発表によると、06年に中国のCO2排出量は年間8・4%増加して62億トンとなり、同1・4%減少して58億トンにとどまった米国を逆転した。世界のCO2排出量は2・6%増加した。ただ1人当たりの排出量では、中国は米国の4分の1、英国の半分という。
 MNPは各国の石油など化石燃料の消費量の推移や、セメント製造過程で発生するCO2の量などを基にして推計。中国が世界一になったのは、経済の急成長を背景とした石炭使用量の急増やセメント生産の拡大が主な原因と分析している。 毎日新聞 2007年6月21日 東京朝刊<
なぜ中国は本気か?と言うのは
実は、このニュースが流れる前に中国は今後のCO2削減計画をサミット前に発表しています。
>中国政府は一定額の国内総生産(GDP)を生み出す際に排出する二酸化炭素(CO2)量を意味する「GDP原単位当たりCO2排出量」を2020年までに00年比で4割以上減らす目標を決めた。
中国は高成長を続けており、目標を達成しても排出総量の増加は続くが、一定の抑制にはなる。自主的に削減目標を示し、地球温暖化対策で国際的な発言力を確保する狙いもありそうだ。
 目標は科学技術省が国家発展改革委員会などと共同でまとめた「気候変化国家評価報告」に盛り込んだ。50年には00年比で8割減という長期目標も設定した。< 日本経済新聞
この気候変化国家評価報告の詳細は
2010年までに1:水力発電の開発加速によって5億トン、2:火力発電の技術革新で1億1000万トン。 3:国内総生産(GDP)1単位当たりのエネルギー消費を05年比で20%削減、等でCO2約9億5000万トン相当を削減する。 又亜酸化窒素(一酸化二窒素)排出量については、05年の水準を維持することを目標。 以上の内容だそうです。
ただし、その際にあくまでも中国は途上国であり、まずは先進国が率先すべきと主張しました。
世界一になってしまうことを見越しての対策発表に見えますね。そしてその舌の根も乾かないうちにこんな発表をしています。
>(6/12)エタノール生産や石炭液化・中国、導入計画見直し
 【北京=宮沢徹】中国政府はエタノール生産や石炭液化など新エネルギーの導入計画を見直す。エタノールの原料となる食糧や飼料が値上がりし、豚肉価格にも波及し始めたため。石炭液化もそのまま燃料にする方が資源の有効利用になると判断した。今後、食糧を原料とするエタノール生産は認可を停止、石炭液化は審査を厳しくする。エネルギー需要が急増する中国は新たな対応を迫られることになる。
 新華社などによると、中国ではすでに吉林燃料エタノール(吉林省)など4社がトウモロコシなどを原料にエタノールを生産しており、年産能力は合計約110万トン。政府は今後、これ以外の新しい設備を認可しない。すでに稼働している4社の設備については、食糧や飼料にならない植物原料へ転換させる。
 中国ではエタノールをガソリンに10%混ぜた自動車用燃料が、東北地域などで売られている。すでにエタノール混合ガソリンの消費は、国内のガソリン消費の2割に達している。輸入への依存度が4割を超えた石油の需要の伸びを抑えられるうえ、地球温暖化対策にもなるとして、政府はこれまでエタノール利用を推奨してきた。
 ところが、エタノール原料となるトウモロコシの量が増加するとともに、飼料価格が急騰、豚肉価格も上昇した。農業省の調査では、4月の子豚肉の価格は1キログラムで13.3元(約210円)と、前年同月比で71%の上昇。豚肉を食べる機会が多い庶民の家計に大きな打撃を与えている。< 日本経済新聞
すでにここにバイオ燃料のうそが現れていますし、石炭の液化も見直しなら、
これでは先の目標に対して、実現の意思が疑われます。
更に世界一になった事に対して各国の削減に向けての圧力に対してこんなコメントを出しています。
秦報道官は、中国は発展途上国であり、 経済成長に伴って排出量が増加するのは当然だと述べた。
もっとも温室効果ガスの1人あたり排出量はオランダの11.4 トンに対し、中国はわずか3.66トンに過ぎず、地球温暖化の主な原因は先進国が工業化の過程で 多量に排出してきた温室効果ガスが問題だと断言。 先進国は発展途上国に罪を押しつけず、真摯に反省すべきだと主張した。
これでは温室効果ガスの地球への影響は一人当たりの排出量によることになります。
どう考えてもおかしい。
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中国の人口は日本の約10倍、オランダの約75倍です。環境に与える影響の大きさは明らかに中国の方が大きいのですから。
アメリカにしても中国にしてもどちらも自国の経済の都合でしかこの問題を捉えていないのはどうも明らかですね。(残念ながら日本も同様)
CO2を減らすには、炭素を燃やさない、つまりエネルギーを使わないか、CO2を炭素と酸素に戻す(人工的にやろうとするなら、恐らく膨大なコストがかかるので植物の光合成に頼る)ことしかない気がします。
エネルギーを消費しながらCO2を減らすと言うのは矛盾が大きいと思います

List    投稿者 genkin | 2007-06-26 | Posted in 07.新・世界秩序とは?No Comments » 

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