2010-10-06

【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(1)〜必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!〜

こんばんは。
世界には無数の経済学者が存在しますが、現状の経済分析も、今後の見通しも、その対処策も、学者の数だけバラバラに存在しており、何が正しいのか分からない状態になっています。
それは、学者の問題の捉え方=発想法が間違っているからであり、その結果、本来、生活に密着しているはずの経済学が、みんなの意識から遊離し、現実にそぐわないものと成り果ててしまっています。
経済(問題)と意識潮流は切り離して考えられるものではなく、相互に影響を及ぼしあっており、今後の経済状況と意識潮流を読む上では、これまでの発想法を捨て根本的に塗り替える必要がありそうです。

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(新宿の朝焼け)
新シリーズ【新しい認識だけが、現実を変えていく】では、現在の人々の意識潮流を追いながら、今後どのような観念が求められるのかを、11回に分けてお送りします。
今回は、その第1回。
〜必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!〜 です。
いつもありがとうございます

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変革期待は、変革の必要を意識していなければ生じない。しかし、不全捨象・課題捨象(つまり変革の必要意識を捨象)した以上、変革期待は生じない筈である。
脳回路上の意識には、最新・現在・蓄積の時間差がある。つまり、新しい意識(情報)は次々と処理されて蓄積されてゆく。(注:この蓄積回路は、本能を含む過去からの塗り重ね回路であると同時に、現在形において作動している現在回路でもある。)
1絶えず、新たにor現在形で、社会不全(危機・閉塞)が意識される。
2しかし、「答えがない」という状況判断によって、不全は捨象され封印される。=不全が処理される。
2’と同時に、潜在思念の奥に封印された社会不全が蓄積されてゆく。
3不全・課題を捨象した事によって、全回路が充足収束して、意識(=時代)の充足基調を形成する。
1’しかし、絶えず新たな不全(危機・閉塞)現象が生起し、意識される。
この1’→2・2’→3→1’の循環においては、絶えず新しいパターンの危機・閉塞が話題になる(古いパターンは処理済みで、あまり話題にならない)。従って絶えず新たに社会不全が意識されており、その限りで変革期待は生じる。
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しかし、その社会不全も、数日〜数週間で「答えがない」という状況判断によって、捨象・封印されてゆく。従って、社会不全⇒変革の必要意識は流産し続ける。流産した社会不全⇒課題意識は封印されたまま潜在思念の奥に蓄積されるが、答えがないままに、やがてそれも風化してゆく。
注:ここに至れば、例え今、答えを示されても、容易には信じられず、半信半疑となり、従って行動力が出ない(行動に至らない)。
この循環を通じて、唯一、充足基調⇒本源収束の回路だけが強化されてゆく。
ところが実現派(特に本源派の女)は、即座に不全処理をして終うので、(社会不全そのものは潜在思念に封印されて蓄積されるとしても)、変革の必要意識が一旦は生じたのか否かさえ疑問で、まして明確な課題意識などはそもそも生じていないので、潜在思念にも何も蓄積されていない。
しかし、実現派にも(本源派の女と云えども)、実現=可能性収束の必要は在る。その限りで無意識の必要意識は在る。
そして、実現=可能性収束する為には、何よりも深い=新たな状況認識が必要(かつ有効)である。
つまり、実現派には不全発の課題意識はないが、可能性発の必要意識はある。
従って、『(社会)変革の必要』から、『(構造)認識の必要』へと、目的・路線を大転換すれば良い。これが、運動論の最終解答である。

この内容を図解化すると、下記の通りとなる。

ポイントは、
★同じ不全捨象でも、その不全に拘っている限りは潜在思念に不全が蓄積されていく=「不全発」
☆それに対して、不全に囚われずに、もっぱら充足可能性=実現可能性に収束していくのが「可能性発」
★若者を中心に、潜在思念は充足基調⇒本源収束に転換しているが、「社会変革の必要性」を考えた途端、不可能視の不全ループに嵌ってしまう。
☆充足基調⇒本源収束の潮流を実現のための運動論へと収束させるために必要なのは、充足可能性=実現可能性を発掘するための構造認識である。

という、4点です。
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今回、課題意識には不全発と可能性発という二つの発想法があり、その違いが鮮明になりました。そして、不全発という旧来の発想法がいかに貧弱な成果しか生み出せないのかという事が良く分かります。
最近では下図のように勉強会に参加する人たちも増え、実現発の可能性探索の潮流も生まれて来ています。

次回は、なぜこれまでの時代は不全発という思考法だったのか?実現発の思考法との違いをさらに鮮明にして行きたいと思います。お楽しみに

List    投稿者 tamimaru | 2010-10-06 | Posted in 07.新・世界秩序とは?1 Comment » 

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