2010-12-15

【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(9)〜現実、その下部意識と上部意識〜


前回は、下部意識(潜在思念)を対象化することの重要性について扱いました。
軽くおさらいします

現実は、人々の本能機能・共認機能(下部意識)および観念機能(上部意識)によって形成されていますが、その中でも下部意識が現実の基底部を構成しています。にもかかわらず、私権時代の思想(古代宗教と近代思想)は、その様な現実を否定or捨象してきました。

既成観念の問題点は、現実(下部意識)を対象化していないという一点
にあります。

現実を対象化しないままで、現実を変えられる訳がありません
では、古代宗教や近代思想に変わる新しい認識とは、どのようなものなのでしょうか?
 
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観念パラダイムの逆転5 現実、その下部意識と上部意識
 
我々は、あくまでも現実に立脚し、現実を対象化して生きてゆく。それは、決して現実を否定しない(むしろ、とことん現実の可能性を追求してゆく)ということである。
それに対しては、当然、次の様な疑問or反論が出てくるだろう。
1.現実に残存する自我・私権も否定はしないのか?
2.支配観念も現実の重要な構成要素であり、それを否定するのは矛盾では?
  
確かに現実は、本能回路・共認回路が形成する下部意識(=潜在思念)と、観念回路によって形成された上部意識(=既成観念)によって構成されている。
 
しかし、現実否定→倒錯観念は、本源価値にとって都合の悪い現実を捨象するだけで、決して現実を対象化することができない(古代思想)。
   
あるいは、現実に可能性が開かれても、現実を否定対象としてしか対象化できず、決して現実の可能性を対象化し構造化することが出来ない(近代思想)。
   
従って、現実否定の倒錯思考は、現実を構成する最も重要な下部意識を全うに対象化することが出来ない
(従って、例えばサル・人類の命綱である共認回路の存在さえ、彼らは知らない)。

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既成観念が下部意識を捨象したのとは対照的に、新しい構造認識として提示されている「実現論」では、生命の起源から始まって、哺乳類や原猿・真猿・類人猿にまで遡って、それらの諸本能や社会構造を解明しようとしています。それは、進化の過程で塗り重ねられてきた諸機能(or諸本能)が、人間と無関係ではなく、むしろや人間の意識や行動の土台を形成しているからです。
 
そうした追求の中から、サル・人類固有の機能である、「共認回路」を発見することができたのです。(『共認回路』については、るいねっとの定義集に載っています。)

ところが、’70年、貧困の消滅によって、下部意識が大転換してゆく。私権時代を貫く(=現実否定→倒錯思考のパラダイムを貫く)自我・私権意識が急速に衰弱し、代って全意識の充足基調⇒本源収束が強まっていった(それが顕在化してきた=見え易くなったのは、’95年くらいからである)。
それに伴って、現実は、生存圧力の場から同類圧力の場へと大転換を遂げる。
現実の中に可能性を求める充足基調⇒本源収束の下部意識を、現実否定のパラダイムで導くことなど出来る訳がない。かくして、現実否定→倒錯思考のパラダイムと、それによって作られてきた全ての既成観念は、現実に通用しなくなって終った。
それどころか、このパラダイムは自ら変わることができないが故に、それが作り出した既成観念群が人々の上部意識(観念回路)を覆い尽くし、新しい時代を形成してゆく筈の下部意識=本源収束の出口を塞いで社会を全面閉塞状態に陥らせている。

例えば、「もったいない」が流行語として広まったのも充足基調⇒本源収束の流れですが、「経済成長」という既成観念に蓋をされて、環境意識がいつの間にか「エコポイント」として景気対策の片棒を担がされてしまいました。
   
また、物的に飽和した現在、いかに物を捨てるかの方法論=「断捨離」などが注目を浴びている時代になっているにもかかわらず、むりやり消費を煽り立てた結果が金融バブルであり、当然の帰結としてのバブル崩壊=金融危機だったのです。

常に次代へ向かう人々の先端意識は、すでに私権収束から本源収束へと転換した。従って、現実は、既に大勢として生存圧力の場から同類圧力の場へ転換したと云えるだろう。残存する自我・私権意識は、放っておいてもとことん衰弱してゆき、いずれは消滅する。
 
従って、自我・私権を否定することにこだわるよりも、その奥にある新しい充足基調⇒本源収束という可能性の実現に、意識の焦点を当てた方が良い

現実とは、人々の意識である。
そして人々に意識を深いところで規定しているのは、下部意識である。

’70年貧困の消滅以降、その下部意識が充足基調⇒本源収束へと大きく変化している以上、その新しい意識=現実に立脚した新しい認識=観念を作り出すことこそ、突破口となるのです。
  
次回は、どうやって新しい認識=観念を作りだして、広めていくのか。「観念パラダイムの逆転」シリーズもいよいよあと2回を残すだけとなり、いよいよ答えに近づいてきました。お楽しみに

m161
過去のシリーズ投稿はこちら m162
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(1)〜必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(2)〜不全発の『変革の必要』から、実現発の『認識の必要』への大転換〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(3)〜社会運動の総括1 現実否定の自己欺瞞〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(4)〜社会運動の自己欺瞞〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(5)〜現実捨象の倒錯観念から、観念捨象の現実直視へ〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(6)〜現実否定の倒錯思考〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(7)〜現実とは、人々の意識である〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく(8)〜実現基盤を摘出できない、現実否定の「構造認識」〜

List    投稿者 watami | 2010-12-15 | Posted in 07.新・世界秩序とは?6 Comments » 

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コメント6件

 壱号 | 2011.10.21 16:50

はじめまして
初訪問です。
これからものぞかせてもらいます。

 s.tanaka | 2011.12.09 17:29

壱号さま
はじめまして。メントありがとうございます。
是非これからもぜひ宜しくおねがいします。

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