経済破局が来るとどうなる!?
経済破局が来るとどんな状況になるのか？
大変な事になるという思いはあっても、具体的にどんな状況になるのかというと、なかなかイメージできない人も多いのではないでしょうか？
でも、経済破局のイメージがつかめないと、ただでさえ実感からかけ離れた「経済」という問題を捉える事は余計に難しくなります。
そこで少し例を挙げてみましょう。
↓その前に押していってください。
経済破局がくると
１．貨幣価値（日本の場合は「円」）が下落する。
２．会社が倒産する。失業者が増える。
３．インフレになる。物価が上昇する。
４．犯罪が増える。治安が悪化する。
５．電気（石油、天然ガスなど）が使えなくなる。
どうでしょう？
１、２については、昨今のニュースで騒がれているアメリカ経済の状況をみれば容易に想像がつきますね。
それから、一般的に貨幣価値が下落すれば、物の値段は上がります。
ハイパーインフレというものは、次の日になれば物の値段が10倍にも100倍にもなるという状況です。
実際にこれを経験した国もあります。かつてのロシアやアルゼンチンなど。
また、失業して収入を失い、物価も上昇すれば、物が買えなくなりますから、強盗などの犯罪が増える事も考えられます。
２００５年８月末アメリカ東南部に上陸した大型ハリケーン「カトリーナ」の時の状況は記憶に新しいところです。
次に、「電気（石油、天然ガスなど）が使えなくなる」ことについてですが、特に日本のように資源のほとんどを輸入に頼っている国は、貨幣価値の下落により輸入価格が高騰し、輸入量が減ります。
輸入量が減ると、国全体として使用量を制限せざるを得なくなります。
とはいえ、政府・国防機関、警察、医療機関等は優先して使用量を振り分けられますから、その他の部分で厳しい制限を掛ける事になります。
一般家庭ではほとんど使えなくなることも考えられます。
このように、これらの状況はすべてが関連しており、どれか一つだけが起こるというような事にはなりません。
これらの事だけでも大変な事ですが、それ以外にも起こる可能性のある状況が二つほどあります。
それは、
Ａ．物流がストップする。
Ｂ．預金が封鎖される。
今回はＡの「物流がストップする」ことについて少し触れてみたいと思います。
先にも触れましたが、貨幣価値が下落すると輸入業は大打撃を受けます。輸入価格の上昇により、輸入量が減少します。
また、 燃料の高騰により国内輸送コストが大幅に上昇し、物流が滞る可能性があります。
そうなるとスーパーでは物不足に陥る為、お金があろうが無かろうが物が変えない状況になります。
それ以上に深刻な問題が医療への影響です。
以下の表を見てください。
ファイルをダウンロード
医薬品や医療機器も実はかなりの量を輸入に頼っています。
これが貨幣価値の下落により輸入量が減り、燃料の高騰により物流がストップすれば、医薬品や医療機器が医療現場に届かなくなります。
このように、物流がストップするという事は、単に輸送機関が止まるというだけではなく、様々なものが届かなくなるという大変恐ろしい問題なのです。
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コメント8件
Ｍｇがエネルギーになるなんて初めて聞きました〜☆
なんでも、ちゃんと効率よく循環できるか＝リサイクルできるかどうかが鍵になるんですね(*^^*)このあたりの技術ってかなり重要なんだって改めてこのシリーズを読ませてもらって思っています。
damさんへ
提示のテーマは、今後扱っていく事にします・・・私ではないですが（笑）
mihori さんへ
現状のリサイクルはどうも眉唾。新しい市場を作るためのリサイクルにしかなっていないですね。
本当に必要な物を造り出すリサイクルの技術開発、これが期待されているのだと思います。
鎖国大賛成。
多少の不便が有ったっていいじゃありませんか。
ミサイルが太平洋渡って、飛んでくるかもしれないけどね。今の世界を見ると、それが一番の選択の様な気がしますね。
ありがとうございます。まったく、的外れの投稿をしたのでは？ともおもいました。
風さんへ
鎖国の問題は今後も展開するエネルギーの問題も大きいですが、実際に鎖国させてくれるか？
諸外国が日本をほっておいてくれるか？
この辺もあると思います。
インスタント山伏さんへ
こちらこそありがとうございます。
実際 コメントいただくまでは、全くＭｇについては意識していませんでした。
また、新しい視点がありましたら、コメント お願いします。
貿易上の鎖国のほか、通貨上の鎖国もせんといかんですな。
早い話がドルから円を、もとい縁をきるってこと。
＞実際に鎖国させてくれるか？
ってのはそうゆうことですな。
hermes bags kardashian 金貸しは、国家を相手に金を貸す | 「鎖国」の可能性を探る！ー５ 『エネルギー』 マグネシウムの可能性を探る
鎖国を探るというテーマ。
興味深く拝見させていただいています。
今回のタイトルとは異なるのですが、
この間気になっていたのが、貿易に関することです。
日本経済は、貿易によって支えられているというのが
一般的な認識ではないかと思います。
しかし、データ的に見ると外需依存度はそれほど高くないので、鎖国政策もある程度は可能かということにもなるようにも感じますが、実際のところはどうなんでしょうか？
直感としては、輸出における中間財などの内需への波及効果はかなり多く、実体の外需依存度は結構高いのではないでしょうか。
是非、
今後の鎖国政策の中でも見てみたいテーマです。