2010-12-08

【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(8)〜実現基盤を摘出できない、現実否定の「構造認識」〜

【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(7)〜現実とは、人々の意識である〜より

みんな=人々の意識を“現実”として対象化したら、本当にみんなが必要なものを何でも実現できちゃうんですね でもまだまだ古い観念に縛られて、現実を否定するしかできない場合もあるようです・・・

前回の記事では、 『現実=人々の意識』という新認識を紹介しましたが、今回は現実を構成している意識の中でも、特に下部意識(潜在思念)の対象化の重要性について考えてみます。

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画像はコチラから拝借しました。

例えば・・・
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「(指示を出す人は)現場を分かっていない!」とか「なんでこんなことしなきゃならないの?」とか不満を抱いては、ブツブツ文句ばかり言ってる人がいませんか? 【現実否定】
「言って変わるものではないし」とか「そうなってるんだからしょうがない」と諦めて、目先のことだけに意識を向け、根本を変える(その為に考える)ことをしない。 【現実捨象】
でも、現実を変えるための行動に出るわけでもなく、そこを去るわけでもない。ただ要求や不満を抱えつつ、世話になり続ける。「どうしたら良くなるのか?」なんて思考は一切無くて、単なる否定と要求主義者に成り下がってる。
会社などでありそうな光景ですが、この状態は相手を否定し、不全を感じているという現実すら捨象していますね。だから、何も変わらないし変えられない。
現実否定・捨象していては、永遠に実現基盤を見出せず、現実を変えることは不可能なのです。
るいネット『観念パラダイムの逆転4 実現基盤を摘出できない、現実否定の「構造認識」』より引用

 既成観念批判の焦点は、現実(下部意識)を対象化していないという一点にある。
現実は、人々の本能機能・共認機能および観念機能によって形成されている。中でも、生存圧力(≒貧困の圧力)の強かった私権時代の現実は、その殆どが本能意識や共認意識(注:これらを下部意識と呼ぶことにする)によって形成されており、これら下部意識が現実の基底部を構成している。
にも拘らず、私権時代の思想(古代宗教と近代思想)は、その様な現実を否定or捨象してきた。それは、彼ら思想家たちの現実否定意識とそれを正当化した彼らの倒錯観念にとって、現実(その中でもとりわけ重要な基底部の下部意識)が都合の悪い否定or捨象すべきものだったからである。
 

古代宗教がもたらす幻想世界は、現実(下部意識)を捨象するための有効な観念装置でした。現在でも西洋では有効に?働いています。

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しかし、

これでは、現実を変革できる訳がない。そこで、さすがに現実を捨象した綺麗事の価値観念だけでは現実を変えることが出来ないと思い知った一派が、暗い悲惨な現実を対象化し始める(19C)
しかし、現実否定の正当化=倒錯思考というパラダイムの中で、どれだけ「現実」を対象化した所で、所詮は否定意識が対象化した偏った「現実」しか見ることができない(例えば、最基底にある性闘争→性的自我を全く対象化していないし、ましてや実現基盤など全く摘出できなかった)。従って、結局彼らも現実を変革することは出来なかった。
要するに、現実否定意識を正当化しようとする倒錯思考のパラダイムでは、決して現実(特に下部意識)を真っ当に対象化することが出来ず、従って現実を変革することはできない。これでは、社会を統合することなど出来る訳がない。

いうまでもなく、19Cの暗い悲惨な現実を対象化した一派というのは、マルクス、エンゲルスとそれに続く思想家たちをさしています。
彼らが越えられなかった壁が現実否定→倒錯思考のパラダイムなのです。

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「資本論」(カール・マルクス著)

るいネット「暗く悲惨な現実を対象化するだけでは変革できない」 から引用↓

マルクスは、労働者階級(プロレタリアート)が資本家階級(ブルジョアジー)から剰余価値を搾取され、支配されていると規定した。マルクスの唯物史観では、生産関係という下部構造によって社会構造が決まり、下部構造が変われば上部構造も変わると考えた。
しかし、何故生産力が発展していくのか(=市場拡大するのか)については明らかにされず、生産関係のさらに下部を成す性関係については「実現論」(実現史観)の登場を待たなければならなかった。
マルクス思想を理論的根拠とする共産革命は、中国・ソ連という共産主義国家を生み出すが、性的自我を最大限に利用し市場拡大に成功した西側資本主義国家に経済敗北し崩壊、または体制転換を余儀なくされた。
 

そして・・・
外圧状況と現実(意識)のズレをそのままに、現実否定→倒錯思考のパラダイムが私権時代を40年も生き永らえさせてきました。
下部意識を捨象せず対象化した認識によって、はじめて現実否定から脱却することができます。
新しい構造認識として提示されている「実現論」が、生命の起源から始まって、哺乳類、サル、人類にいたる進化史を紐解いているのも人類の下部意識の構造(本能、共認、観念の3層構造)を明らかにするためです。その進化の構造を解明することにより、私権時代の現実の深層構造や、現在という時代に潜む大きな可能性を発掘することを可能ならしめたのです。
もし70年代に「実現論」(のような構造認識)が登場していたら、もっと早く新しい社会に転換していたかもしれません。
次回は、現代の下部意識、上部意識をもっとリアルに捉えてみます。
m161
過去のシリーズ投稿はこちら m162

【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(1)〜必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(2)〜不全発の『変革の必要』から、実現発の『認識の必要』への大転換〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(3)〜社会運動の総括1 現実否定の自己欺瞞〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(4)〜社会運動の自己欺瞞〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(5)〜現実捨象の倒錯観念から、観念捨象の現実直視へ〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(6)〜現実否定の倒錯思考〜
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(7)〜現実とは、人々の意識である〜

List    投稿者 finalcut | 2010-12-08 | Posted in 07.新・世界秩序とは?2 Comments » 

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コメント2件

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