2010-12-28

【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】(11)〜最終回〜

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今年ももう残り僅かとなりましたね。今日が仕事納めという方も多いのではないでしょうか。 と、同時に?当シリーズも最終回を迎えました。
  
米国はもはや破綻寸前、欧米もギリシャ危機の影を引きずったまま。世界は金貸しが支配する金融を中心とする架空経済から脱却できる可能性がなかなか見えてきません。
  
この世界が変わるには、もはや市場を牛耳る金貸しなど支配階級による共認支配から脱するしかありません。一方そんな中、人々の意識は大きく変わろうとしており、労働のあり方を問い直したり、貨幣経済に対する突破口を見出そうとしたり、まだまだ少数ながら、脱却の兆しも見え始めています。
  
最終回はシリーズ名である、「新しい認識だけが、現実を変えていく」と題してお送りします。
  
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るいネット:観念パラダイムの逆転7 新しい認識だけが、現実を変えてゆく より

原始人も現代人も、専ら現実に立脚すると同時に、ひたすら現実を対象化して生きてきた。つまり、潜在思念に導かれて現実を直視することによって、新たな可能性を探り当て、新たな意識(新たな状況認識に導かれた実現回路)を形成し続けてきた。
換言すれば、一個の生も、その塗り重ねたる歴史も、常に現実から出発して新しい認識を紡ぎ出し、それに応じて現実を変えてゆく(現実が変わってゆく)過程である。
現実を社会と言い換えても同じである。社会は人々の共認によって統合され、その意識=共認内容が変化してゆくことによって変わってゆく。現実が変わる=社会が変わるとは、ただそれだけの事である。
その共認内容は徐々にしか変わらず、例えそれが30年ほどの間に猛スピードで変わったとしても、その共認内容の変化に応じて一つずつ規範や制度が改革されてゆくことによってしか、社会は変えられない。

最近、労働者が自ら出資し、経営に参画するという試みが予想以上に拡がっているようです。まだ実現はしていませんが、具体的な法制度としての整備へ向けての働きかけも続けられています。
具体的には「労働者共同組合」というものが増えており、これまでの資本、経営、労働という3区分を一体化し、そこで働くものが経営もに担うという、考えてみればごく自然な経営形態の模索が始まっているのです。
  
その背景を以下ブログ:共同体類グループの挑戦から引用させて頂きます。

資本主義社会という体制下において、1970年まで一貫して市場拡大という外圧環境において、「資本集約力」と「企業統治(資本序列に基づく支配体制)」というシステムを備えた株式会社 という形態が最先端の可能性となり、現代においては主流となっています。
しかし、400年にわたって発展してきた株式会社 も、「1970年貧困消滅→私権圧力▼→私権収束▼(+序列原理▼)=豊かさ期待の消滅→企業の統合不全△」という流れの中で、売り上げ低下、企業不祥事、社員の活力低下など様々な問題が噴出してきています。
時代は、社会を取り巻く圧力が私権圧力から共認圧力へと転換し、それに伴い、人々の意識も最大の充足が私権獲得(の充足≒物的欠乏を満たすこと)から、共認充足(人と人との共感や課題共認での充足≒共認欠乏を満たすこと)へと変わりつつあります。
そして、そういった時代や人々の意識変化に企業が適応できなくなっているのです。

労働者共同組合設立への試み:参考『共に出資、働く主体 広がる労働者協同組合』
人々の意識の変化:参考■協同労働に熱い視線
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そこで、最も重要なのは、絶えず新しい認識を紡ぎ出し、人々の共認内容(意識)を変えてゆくことである(新しい認識さえ共認されてゆけば、それに応じて制度etcを変えてゆくのは簡単である)。
原始人がそうであったように、現代人のこれからの現実の生においても、新しい認識の創出とその共認形成が全てであり、そこでは抽象的な「社会変革」という意識は生じない。社会変革という言葉は、倒錯した現実否定の意識からのみ生じる。また、現実否定の意識に基づいているからこそ、「社会変革」という言葉それ自体が欺瞞観念となるのである。
何かを実現しようとすれば、思考の対象はとことん具象化されてゆく。実現思考で生きていた原始人の精霊はとことん具象的だし、自然科学もそうだし、実現論もそうである。(例えば、原始人には「自然」という概念は存在しない。)
それに対して、「自然」や「社会」は、問題を直ちに解決できない(むしろ、実現可能性がない)ので、問題世界を一括りにしただけの概念である。直ちに解決できないので、現実否定の倒錯思考という観念パラダイムに陥って終い、問題世界を一括りにしただけの「自然」「社会」「変革」etcの概念しか作れなかった訳だが、そうである以上、それらの言葉(自然、社会、変革etc)は単なるお題目にすぎない。
従って、「社会」や「変革」という言葉を使えば使うほど、現実否定の倒錯思考を正当化し、その観念パラダイムに陥ってゆくことになる。従って、この様な倒錯観念はできるだけ使わない方が良い。
例えば、「答え探し」「その為の場作り」etcもっと具体的に実現可能性を示す言葉を使う方が良い。

問題世界をひと括りにしただけの「社会」という」言葉では、何も変えられないのですね。
金額の多寡だけが評価される、一般貨幣に変わり、ここ数年、地域通貨という新たな貨幣に代わる取り組みが増えています。
例えば、アトム通貨
地域通貨とは?→こちら
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社会という枠組みから考えるのではなく、必要発から考える。この新しい認識を元に、地に足のついた共認充足をベースとした新たな取り組みが始まっています。
【シリーズ:新しい認識だけが、現実を変えていく】の過去投稿はコチラ↓↓
(1)〜必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!〜
(2)〜不全発の『変革の必要』から、実現発の『認識の必要』への大転換〜
(3)〜社会運動の総括1 現実否定の自己欺瞞〜
(4)〜社会運動の自己欺瞞〜
(5)〜現実捨象の倒錯観念から、観念捨象の現実直視へ〜
(6)〜現実否定の倒錯思考〜
(7)〜現実とは、人々の意識である〜
(8)〜実現基盤を摘出できない、現実否定の「構造認識」〜
(9)〜現実、その下部意識と上部意識〜
(10)〜残る観念は頭で塗り替えたら終い〜

List    投稿者 tamimaru | 2010-12-28 | Posted in 07.新・世界秩序とは?2 Comments » 

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コメント2件

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