2015-02-10

プーチンと金貸しとの戦い(4) 歴史的考察③ ロシア革命

<演説するレーニン>

<演説するレーニン>

ロシア革命とは何であったのか?いかにして米ソ冷戦構造がつくられたか?、金貸しの戦略の核心に迫ります。

引き続き、参考図書として、「世界を操る支配者の正体」(馬渕睦夫著、講談社)より、歴史の紹介部分を引用します。

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●国際金融勢力対ロシアの200年戦争

3. ロシア革命

○それはロシアのユダヤ人を開放するための革命だった
>ロシア革命はロシア皇帝の圧政に苦しむロシア人が蜂起して帝政を転覆した革命では決してありません。ロシアの少数民族ユダヤ人を解放するために、国外に逃亡していたユダヤ人がロンドン・シティやニューヨークのユダ系国際金融勢力の支援を受けて起こした革命であったのです。その意味で、ロシア革命ではなく「ユダヤ革命」と言うのが正しいのです。

>私たちが克服しなければならないのは、共産主義は労働者を解放する人道主義的思想であるという間違った思い込みです。東西冷戦時代に育った私たちの世代は、共産主義は歴史の必然であり、正義の思想であると左翼知識人などから洗脳されてきました。しかし、共産主義の真相は労働者の思想でもなく、歴史の必然でもなく、正義のイデオロギーでもありませんでした。共産主義とは、国の資源と物言わぬ大衆を効率よく搾取管理する一握りのエリート支配のための思想なのです。であるからこそ、共産主義国が少数のエリート支配による独裁政治になるのは必然でした。

1917年の11月革命によってウラジーミル・レーニン(1870年~1924年)たちのボルシェビキが権力を握りましたが、ロシア民衆の支持を得たわけでも、ましてや選挙で選ばれたわけでもありません。武力闘争によって権力を奪取したに過ぎないのです。
>レフ・トロッキー(1879年~1940年)はアメリカ在住のユダヤ人を引き連れアメリカ政府のパスポートによってロシアに入国し、革命に従事しました。トロッキーがまず行ったことは、ロシア人から金(ゴールド)を取り上げることでした。資本の私有を禁じる共産主義国家にあっては金の私有は禁止されるべきだというのが表向きの理由ですが、こうして国民やロマノフ王朝から取り上げた金銀財宝は、革命に資金援助をした国際金融資本家たちへの返済に使われたのです。
>金の収奪以外に彼らがどのような政策をとったかは火を見るより明らかです。ロシア人に対する復習でした。皇帝ニコライ二世(1868年~1918年)一家は惨殺されました。何百万というロシア人がロシア人であるという理由だけで反革命の烙印を押されて銃殺されていきました。

 

○ロシア革命とアメリカ中央銀行設立が同時期であった理由

<ウィルソン米国大統領>

<ウィルソン米国大統領>

>ユダヤ人が主導するロシア革命とアメリカ中央銀行の設立がほぼ同じ時期に起こったことに注目するべきでしょう。国際銀行家たちは、アメリカとロシアの支配権をここに手中にすることができたのです。

>ロシアの中央銀行はどうなったのでしょうか。ソ連邦政府は中央銀行を設立しました。アレクサンドル一世以来100年以上続いた国際銀行家への抵抗は、ここに終了することになったのです。もっとも共産主義体制下の中央銀行ですから、建前上民間の中央銀行ではありませんが、ロンドン・シティやニューヨークの金融資本家たちの代理人の政権ですから、事実上国際銀行家たちの中央銀行であったわけです。

 

○第二次世界大戦の戦後処理はロンドン・シティが決めた

<スターリン>

<スターリン>

<チャーチル>

<チャーチル>

>ヒットラーの敗北が濃くなっていた1944年10月に、モスクワにおいてスターリンとチャーチルが会談しました。主な議題はポーランドなど東欧諸国の戦後処理でした。この会談の席でチャーチルは「ロンドンの特定の人間の考えを示す紙切れ(各国の占領比率が書かれてある)」を示した。(中略)「ロンドンの特定の人間」とはロスチャイルド家のことだと思われます。つまり、第二次世界大戦の戦後処理の大枠は、国家の指導者ではなくロンドンの銀行家が決めていたのです。

 

○使い捨てられた「ソ連」
>第二次世界大戦後、アメリカは世界の富の半分を所有するほどの超大国に躍り出ました。アメリカ国家のこのような一人勝ちは、世界支配を意図する国際金融勢力にとって好ましいものではありませんでした。
国際金融勢力はソ連の脅威を利用してアメリカを牽制するとともに、朝鮮戦争やベトナム戦争などにアメリカを巻き込んでアメリカ国民の士気を低下させようと工作したのです。これが、東西冷戦の真相です。

>アメリカで新自由主義が台頭してくる時期と、ソ連崩壊が始まる時期とは一致しています。その意味は、アメリカ新自由主義政策が採用されてアメリカ製造業が海外立地で空洞化するとともに、彼ら金融資本家たちのアメリカ支配力が固まったのです。アメリカ経済の疲弊は貧困層を拡大し、アメリカは格差社会になっていきました。こうしてアメリカを動かす力をつけた国際金融勢力によって、もはやソ連の利用価値はなくなったのです。そう考えると、なぜソ連が崩壊し、そのあと急激な民営化が強行されたのかが理解できます。

ロシアを狙っているのはアメリカという国家ではありません。アメリカやイギリスに本拠を置く国際金融資本家たちなのです。彼らはロシアをグローバル経済組み込みたいのです。

<「世界を操る支配者の正体」元駐ウクライナ大使:馬渕睦夫著、講談社より引用>

 

ロシア革命からソ連崩壊まで一気に見てきましたが、金貸しは中央銀行支配を通じて、ロシア→ソ連とアメリカの両方の国家を支配し、双方を対立させることで金儲けをしてきました。(但し、ロシア革命を支援したのはロックフェラーであるという話もあり、金貸し内部のロスチャイルドVSロックフェラーの戦いはより詳細な分析が必要です。)

著者は、国際金融勢力が第二次世界大戦後のアメリカの一人勝ちを牽制するためにソ連を対抗させたと分析していますが、おそらく、これはロックフェラーに対抗するためのロスチャイルドの戦略だと思われます。米国経済の没落とともにアメリカ支配力が固まり、ソ連の利用価値がなくなったと分析されていますが、これはロスチャイルドvsロックフェラーとの戦いにおいて、ロスチャイルドに軍配が上がったと見る見方だと思われます。

現在、いったん使い捨てにしたロシアを再び支配するために、ロシアをグローバル経済に組み込もうと画策しているのもロックフェラーとの戦いに勝利したロスチャイルドと考えられます。

プーチンと金貸しとの戦いは、歴史的にロスチャイルドに支配されてきたロシアのプーチンの逆襲と再びロシアを支配下に置こうとするロスチャイルドとの戦いであると見ることができます。次回以降、そのような観点で分析を掘り下げて行きます。

List    投稿者 yukitake | 2015-02-10 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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