2015-05-20

ロックフェラーは何を考えているのか?

<ディビッド・ロックフェラー>

<ディビッド・ロックフェラー>

金貸しの思想がいかに狂っているか、引き続き「世界を操る支配者の正体」(馬渕睦夫著、講談社)より紹介します。著者は道徳と民族を破壊する4人の洗脳者を挙げていますが、その4人の親玉であるロックフェラーが何を考えているかを紹介します。

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●『ロックフェラー回顧録』より

>ディビッド・ロックフェラーは『ロックフェラー回顧録』(新潮社、楡井浩一訳、2007年)の中で、ロックフェラー家がアメリカの政治や経済の制度に大きすぎる影響を及ぼしたとして攻撃してきた人々に反論して、こう述べています。
「(ロックフェラー家の攻撃者の)なかには、わたしたちがアメリカの国益に反する秘密結社に属していると信じる者さえいる。そういう手合いの説明によると、一族とわたしは“国際主義者”であり、世界中の仲間たちとともに、より統合的でグローバルな政治経済構造を-言うなれば、ひとつの世界を-構築しようとたくらんでいるという。もし、それが罪であるならば、わたしは有罪であり、それを誇りに思う。
>堂々と世界政府樹立のために働いてきたと告白しているのです。世界政府をめざすことと国際主義は同義です。国際主義者とは世界政府を構築しようとしている人のことなのです。

 

●グローバリズムはアメリカ建国の精神を否定する

>国際主義がアメリカの主流になったという指摘には注意が必要です。国際主義は国家、国境を否定し、論理の必然として民族主義や愛国主義、伝統文化や習慣・慣行を否定するからです。
>国際主義はグローバリズムと言い換えられますから、グローバリズムは、ナショナリズムを否定するイデオロギーということになります。

>この国際主義をアメリカの対外戦略の視点で見ますと、もはやアメリカは国家としての覇権を求めていないということがきわめて重要です。
>ロックフェラーが主張していることは、アメリカ国家や国民の繁栄ではありません。そうではなく、彼らがめざしているのはグローバル市場の繁栄、つまり彼らの私益の最大化であるのです。
<「世界を操る支配者の正体」(馬渕睦夫著、講談社)より引用>

 

●金貸しの思想の核心

このような狂った思想を本にして堂々と主張するのは呆れるばかりですが、国家や国民の繁栄のことは何も考えておらず、もっぱら自らの私益の最大化しか考えていないという点が金貸しの思想の核心です。

陰謀論では、彼ら金貸しが世界政府の樹立を目論んでおり、世界の人々を支配しようとしているということが、まことしやかに語られますが、『ロックフェラー回顧録』を読むと、あながち空想論でもなく、彼らは真面目に考えていると思われます。単なる陰謀論で片付けて思考停止するのではなく、金貸しの戦略としてきちんと分析しておく必要のある問題です。

言うまでもなく、金貸しが世界政府の樹立を目論んでいるのは、世界の平和や世界の人々の繁栄を願ってのことではありません。世界政府を金で支配し、世界中から富を収奪して自らの私益を最大化させることしか眼中にはないと見るべきでしょう。

なぜ、金貸しがそこまでの金の亡者になってしまったのか?が追求ポイントですが、それを理解するためには、白人の自我の強さ、とりわけ近代思想に着目する必要があります。

白人は世界でも最も自我の強い民族ですが、その原因は、略奪闘争よって共同体が破壊されてきた歴史にあります。共同体が破壊され、誰も信用できなくなってしまった人間は、自分以外は全て敵であるという自我観念を強めて行きます。やがて、近代になり、白人社会は自我を原点とする近代思想を生み出して行きましたが、それも自己を正当化し、他者を否定するための狂った観念でしかありません。
実現論参照>

金貸しは、そのような白人社会の中でも、詭弁を弄して人を騙し、他人(王様・貴族)から富を掠め取ることで生き延び、他人を蹴落とす(さらには虐殺する)ことでのし上がってきたバリバリの自我・私権派です。その極めて強い自我と私権収束力で、近代においては資本力という制覇力を握りましたが、人類史的に見ると、共認原理(→共同体、民族性)を全面的に否定し、もっぱら力の原理に依拠して、人々を支配しようとする思想は全く狂った思想であると言わざるを得ません。

我々日本人は、世界でも共同体性を最も色濃く残している民族です。たかが、明治維新後に欧米から輸入されたにすぎない近代思想=金貸し思想で、日本古来の共同体的思想を見失ってはいけません。近代観念に代わる人類の本源に立脚した新たな観念の追求が必要です。

List    投稿者 yukitake | 2015-05-20 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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