2021-04-08

【金による新基軸通貨】アジアの金と欧米の密約の歴史(ベンジャミン・フルフォード氏)

金価格についての総合論(前編1)(吉田繁治氏)
金価格についての総合論(前編2)(吉田繁治氏)
吉田繁治氏は、経済学的な観点から、ドルが下がると金価格が上がる→長期的にはドルは下がり金価格が上昇すると述べている。
しかし、金価格を左右しているのは、莫大な金を所有している世界の王族たちと旧金貸し(奥の院)と新金貸し(ロスチャイルド)の思惑・駆け引きである。
今も、王族や旧・新金貸しの間で、駆け引き・交渉が続いているはずである。
市場論・国家論4.金貸しの誕生と十字軍の遠征
市場論・国家論5.金貸しから王侯・貴族=金主(奥の院)へ

ベンジャミン・フルフォード氏によれば、アジアの王族たちは欧米の金貸し(騎士団・ロスチャイルド・ロックフェラー)に金を貸し付けていたという。

国内外金融ウラ事情レポート(≪2012/07/16号 VOl.183≫)「今の世界情勢にまつわるアジアの金と欧米の密約の歴史」より転載します。

【アジアと欧米の隠された金融の歴史】
まず初めに、世界の中央銀行の中央銀行と言われているスイスのBIS(国際決済銀行)設立期にまつわる隠された歴史から簡単に説明していきたい。

1200年代、テンプル騎士団は 聖地防衛や巡礼者の保護を担う騎士修道会として王族や貴族階級、入会者などから多くの寄付を受け、その莫大な資産を運用して独自の金融システムを確立、巡礼者の預金証を作成したり各国の王様に戦争資金を貸出すなど、今でいう国際銀行の役割を果たしていた。
その資産を狙って弾圧に乗り出したフィリップ4世はテンプル騎士団から多くの資産を奪い、さらには彼らを異端審問にかけて拷問にかけたが、それでも彼らが持つ全ての資産を見つけることは出来なかった。

その後、彼らの資産の一部は密かに弾圧から逃れたテンプル騎士団のメンバーによってスイスへと運ばれた。スイスは山々に囲まれていて、軍隊が外から攻め込みにくい地理的条件が備わっていたからだ。スイスへと逃れたテンプル騎士団の騎士たちはこの地で薔薇十字団となり、それ以降は全ての戦に対して中立的な立場をとることを表明した。その時以来、スイスはその精神を貫き、豊富な資産をもとに各国間の対立構図に対してしがらみを持たない中立的な金融特区となっていった。

そして14世紀に入った頃、スイスの銀行団は国際銀行業務の順調な拡大と共にアジアの王族たちから金(ゴールド)を借りるようになっていく。アジア王族はスイスが各国に対して中立な立場を表明していることに信頼を寄せて金(ゴールド)の貸出しを認めたわけだが、そこにはアジアと西欧の間で行われてきた何千年にも渡る交易の歴史がさらなる背景として潜んでいた。

長い間、『アジアからは絹や焼き物、スパイスなどが欧米に渡り、輸出品があまり無い欧米からは代わりに金や銀、宝石などがアジアへと流れる』といった構図が生じていたため、欧米全体の金(ゴールド)の保有量には物理的に限界がみられ、逆にその当時のアジア王族たちが保有する金の量は膨大なものとなっていた。

それ程に途方もない富を手にしていたアジア王族たちは、その資産を使ってある長期計画の実現を目指していた。というのは、彼らはかねてから『各国の王様同士の対立を解消して世界に平和を築くためには 最終的に世界統一政府を樹立する必要がある』と考えていて、それを実現させるために 全ての王家の血を引く人間、つまりは 世界統一政府の資金源となる莫大な資産を管理する正統な後継者を誕生させようと構想を練っていた。

彼らの計画では、インドネシアのスカルノ大統領が血族会議の頭となって最終権限を保持し、国連のような各国の代表が集まる機関を一般人類の国会や議会として位置づけようと考えていた。つまりは、現在の日本やタイ、英国などのように、王様もしくは天皇が歴史や伝統、最終的な多くの権限を担いながら、日常の政(まつりごと)は国会に委ねる、といった構造を世界政府の基礎に考えていたのだという。

アジア王族たちは そうした独自の計画を進行させながらも、様々な思惑の中で彼らの膨大な資産の中からロックフェラーやロスチャイルドにも金(ゴール)を貸し出すようになる。ちなみに、アジア王族が彼らに貸した金(ゴールド)を元手にして米連銀は設立されている。例えば、ロックフェラー一世にその資金となる金(ゴールド)を提供したのはフィリピン王族とスペインの王族の流れを汲むモンカドという人物であり、ロスチャイルドに金(ゴールド)を貸したのは中国王族であった。

また1919年、第一次世界大戦において敗戦したドイツがベルサイユ条約により連合国側に金10万トンという巨額の賠償金支払いを命じられた際にも、ドイツはインドネシアなどのアジア王族から度々その支払いのための金(ゴールド)を借りていた。何より、欧米にはそれだけの量の金(ゴールド)が存在しなかったからだ。

BISは当初、そのベルサイユ条約に定められていたドイツの賠償金支払いの取り扱いを主な目的として 1930年に中立国であるスイスで設立されたわけだが、BIS設立の時期には 他にもアジアと欧米の間で 実に様々な国際条約が秘密裏に結ばれていた。
そうした状況に至ったのには、1929年10月24日にニューヨーク証券取引所で株価が大暴落したことにより発生した当時の世界恐慌が深く関係している。欧米諸国が その経済不況に対処するための金(ゴールド)をアジアから借りる(あわよくば盗む)必要に迫られたからだ。

例えば1934年、その恐慌の影響でアメリカが事実上の破綻を迎えた時、米連銀は経済再建のために中国を含む複数のアジア王族から大量の金(ゴールド)を借りている。そして、その時にアメリカがその担保としてアジア王族に差し出したものが、一般アメリカ市民の労働力だった。
以前(2012/6/11号 VOl.178)にも述べたように、1936年以降、この密約によりアメリカでは子供が産まれると同時に社会保障番号が発行されるようになり、それをもとに現在でもアメリカ人の一生分の労働力を担保として1人当たり30万ドルの債券が発行されている。これは、ロックフェラー一族とロスチャイルド一族、両家それぞれの人間から聞かされた話だ。

またその頃、ナチドイツもアジア王族から借りた金(ゴールド)を軍資金として第二次世界大戦に向けた武装化を始めていた。さらにナチドイツを支援した欧米の富豪たち、例えばブッシュやロックフェラー、モルガン財閥なども、基本的にはアジア王族に借りた金(ゴールド)を流用してナチスに資金を提供していた。

30年以降、ドイツの賠償金支払いについては勿論、そうしたロックフェラーやロスチャイルドなどを含む欧米とアジア王族とのやり取りも 全てBISの帳簿に記録されている。

List    投稿者 tasog | 2021-04-08 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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