世界秩序の作り役をアメリカから取り上げて、新たな秩序作りが動き出した。
イランに難癖を付けてイランとの核合意を勝手に離脱して、イランと喧嘩を始めたアメリカ。
欧州諸国が苦言を発するが、云う事を聞かない。
フランスはアメリカ抜きでイラン核合意を仕切り直そうと提案し、ロシアも「賛成」。
これまでのアメリカ主導の世界秩序が崩れ出し、アメリカ抜きで欧州はロシアとの連携を強め始めている。
これまでの世界は、
【西側】アメリカ+欧州+日本他の資本主義体制
Vs.
【東側】ソ連+中国+北朝鮮他の共産主義体制
という、二派の対立というグルーピングだったが、それが完全に崩れてきた。
今や、
【旧勢力】アメリカ一派
Vs.
【新勢力】ロシア+中国一派+欧州他
に収束し始めている。
現状、日本は明らかに没落しつつある【旧勢力】に所属している。
以下、EUとロシアが、新たにイラン核合意を結び直す事を合意の記事
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■ロシア大統領が、仏大統領の核合意関連の提案を支持
◆プーチン大統領とマクロン大統領
http://parstoday.com/ja/news/world-i55308より
ロシアのラブロフ外相が、「わが国のプーチン大統領は、核合意に関するフランスのマクロン大統領のイニシアチブを支持している」と語りました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、ラブロフ外相は28日水曜、インドのマントリ外相との会談後、「プーチン大統領は核合意復活というマクロン大統領のイニシアチブを支持する」と述べています。
また、「フランスでの最近のプーチン大統領とマクロン大統領の会談では、核合意の分野での行き詰まりの打開方法に関して協議がなされた」としました。
さらに、「核合意復活というマクロン大統領のイニシアチブが成功するのは、イラン自身をはじめとするすべての関係国がこれを受諾した時であり、ロシアはこれに関するプラスの結果に至るための用意がある」と語っています。
フランス・ビアリッツで最近開催されたG7先進7カ国サミットの中軸的な議題の1つは、核合意をはじめとするイラン関係の問題でした。
報道各社は、このサミットが開催されていた今月24日から26日までの期間中、「サミット開催国であるフランスが核合意維持に向けて残されている最後のチャンスを生かそうとしている」と報じました。
イランのザリーフ外相はこれに先立ち、マクロン大統領の会談で、「EUがアメリカとともに、あるいはアメリカ抜きで核合意内の責務履行を決定すれば、我々も核合意に定められた自らの責務の完全な実施に立ち戻ることが可能だ」と述べています。
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以上
by猪飼野
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