2017-05-03

憲法改正の議論は、歴史的合造認識から国家戦略に至る議論が必要。

石原慎太郎は、築地市場の移転問題で責任追及された時の対応を見て、もう年老いて判断力も低下したと思ったが、寄稿された文章は、世界観とその見解は括目すべき内容だった。

その内容は、、、、、。

◆敗戦国ドイツが民族を守るための降伏条件は

①憲法は自力で作る

②教育は自身が決める 

③軍隊は(少数でも)残す

であった。

つまり、白人が民族を支配・消滅させる手法が上記の3項目だと認識しているから、国家・民族を存続させるために上記の条件をつけた。

一方で、上記3項目の逆の白人支配の方針で米国により支配されてきたのが日本だ。

有色人種で白人と対等以上に戦い白人支配に目障りな日本を半永久的に封じる事を目的に、戦後の連合軍(≒アメリカ)は日本支配を企て、未だ日本は奴隷的な支配下にある。

 上記のような趣旨の寄稿だ。 マスコミは改憲を取り上げているが、実に薄っぺらな議論追求が多い。 国家・民族を守る為にも、その歴史的構造認識を明確にして、白人による金貸し支配にどう対抗するかの国家戦略を明確にする議論をしておく必要があると強く感じる。

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■「日本よ」 特別版 石原慎太郎寄稿  (2017年5月3日産経新聞より) 今ようやくその改正を問われている日本国憲法の生い立ちについて、大方の国民が忘れていると言うより迂闊に知らずにいる歴史的事実がある事を今こそ思い起こすべきと思われる。

それはともに共に同盟国として敗戦し連合国に降伏したドイツと日本の敗戦に際しての姿勢の決定的な違いについてだ。

未曽有の新兵器原発によって瞬時に二度も数十万人の市民を殺戮されて腰を抜かした日本が無条件降伏したのに比べて、ドイツは降伏に際してあくまでも三つの条件をつけ、それが受け入れられぬ限り徹底して戦うと主張した。

その三つの条件とは第一に、敗戦国の国家の基本法の憲法はあくまでドイツ人の手によってつくる。第二次世界戦後の子弟の教育はドイツ人自身が決める。第三はたとえ数は少なくとも国軍は残すというものだった。

この国民族の主体性を踏まえた主張は勝者の連合軍にも受け入れられ、ドイツは他国による完全支配を免れた。

それに比べて日本は他国による奴隷的な支配の甘受を許容する事に成った。その国家民族の没個性的な状況を象徴するのが現憲法に他ならない。

混迷し、暗黒だった中世が終わった後の世界は白人による有色人種への一方的な支配だったが、唯一の歴史的な入れ以外は日本と云う国家の存在だった。 白人による他地域への支配を象徴する強大な帝国海軍を保有した有色人種の国家は唯一日本であり、世界一巨大で強力な戦艦『大和』や『武蔵』を保有するに至った日本は白人支配に対する歴史的『NO』を示す目障りな存在だった。

アメリカによる戦後の日本支配はその復活を半永久的に封じる為のものに他ならなかった。それを象徴するものが彼等が即製し強引にあてがった現憲法に他ならない。

<以下略>

List    投稿者 dairinin | 2017-05-03 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments » 

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