2006-12-17

アメリカ産輸入牛肉再開のその後

今年の8月にアメリカ産牛肉の輸入が再開されたが、その後、4ヶ月間にどのような状況になっているかを調べてみました。次の表を見てもらいたい。
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4月から9月までの輸入量は、他の輸入国と比較すると、極めて少ない。国内の牛肉を扱う企業のアンケート結果を見ても
使う 1社 吉野家D&C
状況によっては使う 5社 安楽亭、焼肉屋さかい、日本ハム、丸大食品、フォーシーズ
使わない 7社 どん、ココスジャパン、ロイヤル、ゼンショー、ヒガ・インダストリーズ、日本マクドナルド、モスフードサービス
その他 8社 イオン、イトーヨーカ堂、レインズインターナショナル、すかいらーく、ジョナサン、伊藤ハム、オリジン東秀、プレナス(リンク
以上のように、アメリカ産の輸入牛肉を使う会社は、吉野家一社である。また、緊急調査・輸入牛肉卸売価格(速報)主要4品目の大手卸売業者の仲間相場(独立行政法人農畜産業振興機構調べ)によると11月〜12月までの牛肉の価格は、豪州産と比べても一割ほど高いという結果が出ており(リンク
アメリカ産の牛肉が日本国内では、全く人気が無いことが分かる。
一方、アメリカ産の牛肉の世界に対する総輸出量は、米国農務省(USDA)によると、2006年8月の牛肉輸出量は前年同月比の約2倍に当たる4万9千トンとなった。これは、米国産牛肉の主要仕向け先で、輸入解禁が進んでいるためとされている。2006年2月にはメキシコが30カ月齢以下の牛由来の骨付き牛肉を、7月には日本が20カ月齢以下の牛由来の牛肉を、9月には韓国が30カ月齢以下の牛由来の骨なし牛肉を、今月にはコロンビアおよびペルーがそれぞれ牛肉の輸入再開を決定したためであり、
米国農務省海外農業局(USDA/FAS)によると、2006年の輸出量は主要仕向け先の輸入解禁に伴い、前年比67%増の52万3千トン、2007年は同30%増の68万トンに増加することが予測されている。
しかし、世界全体に占める米国の輸出シェアを見ると、2002年には全体の約5分の1を占めていたのに対し、2007年はその半分の9%にとどまると見込まれている。これは、2006年の世界の牛肉消費量は前年比1.5%増の5,151万トンとやや増加するとされており、中でも消費量第2位の中国と第4位のアルゼンチンの伸び率が、それぞれ同5.5%増、同6.6%増となったことが全体量に寄与すると見込まれているためで、徐々にではあるが、全世界におけるアメリカ産牛肉の輸出量は増加傾向にある。
日本への輸出再開が始まるのとは逆行して、アメリカでは逆に8月後半からBSE検査が縮小され始めた。また、感染の拡大を防止するための個体識別等の追跡調査体制もいまだ整備されていない。さらに、今後は、生後20ケ月以下というわが国の輸入条件が、国際的な常識とはかけ離れているとして、20ケ月以上の牛についても輸入を認めるよう働きかけが始まっている。
全世界的な輸入量の増加既成事実を突きつけて、アメリカが、更に日本へ圧力をかけてくることは、明らかになってきており、ここにもアメリカの覇権戦略が垣間見える。(BYシロハナミズキ)

List    投稿者 orisay | 2006-12-17 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨4 Comments » 

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コメント4件

 コスモス | 2007.01.06 23:48

明けましておめでとうございます!
日経がいくら『家計資産2000兆円』と言ったって、な〜んも実感ありません。
こんなごまかし報道にはもう辟易。(こりゃ、もう、国民の総意じゃないすかネ?)

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